ポイント・マイル

共通ポイントなら誰でもポイ活でおトク生活ができる!

“おまけ”的なイメージがあったポイントですが、いまや上手に貯めれば家計の節約にもつながる現金同様の存在となっています。そこでポイ活の基本と、貯めやすく使いやすい4大共通ポイントについてご紹介します。

鈴木 弥生

執筆者:鈴木 弥生

預金・貯金ガイド

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ポイ活とは?

メディアでも取り上げられることが多くなり、実践している人が増えている「ポイ活(=ポイント活動)」。ポイントとひと言でいっても「共通ポイント」「クレジットカードのポイント」「マイル」「ポイントサイトのポイント」「ハウスポイント(特定のブランドや店舗のみのポイント)」など、さまざまなものがあります。『ポイ活って何?』という人でも、こう聞けばどれかは集めているのではないでしょうか。
 
ポイントを発行する企業によって還元率は異なりますが、1ポイント1円で現金代わりに利用できる、一定のポイントを貯めると商品との交換や割引が受けられるなど、貯めることによってメリットが受けられるポイ活。しかし利用できるのは500ポイントから、有効期限は発行から2年といった利用条件が設定されているものもあり、せっかく貯めてもメリットを感じられず、ポイ活に積極的になれない人もいるようです。そんな人におすすめなのが、共通ポイントを貯めるポイ活です。
 

4大共通ポイントとは?

共通ポイントとは、複数の異なる企業の店舗やサービス、ECサイトなどを利用することで貯まるポイント。貯めたポイントは提携している店舗で現金同様に使ったり、クレジットカードや電子マネーなどを利用して使うことができます。該当するポイントはいくつかありますが、日本全国どこでも利用しやすいのが下図にある「Tポイント」「dポイント」「Pontaポイント」「楽天ポイント」の4大ポイントです。
 
「Tポイント」「dポイント」「Pontaポイント」「楽天ポイント」の4大ポイント

「Tポイント」「dポイント」「Pontaポイント」「楽天ポイント」の4大ポイント



 
提携する店舗で買い物をするときにポイントカードを提示すればポイントが貯まる、というのがポイントの基本です。しかし上図を見ると分かる通り、それぞれのポイントごとに提携するキャッシュカードや電子マネー、ECサイトなどがあります。それらを掛け合わせて使うとさらにお得にポイントが貯まるため、ポイントが貯まるサービスと多く連携している共通ポイントは貯めやすく使いやすいのです。
 
 

ポイントを使いこなすコツ5つの鉄則!

1. 自分にとって貯めやすいポイントを見極める

できるだけ多くのポイントを貯めるには、自分にとって貯めやすいポイントはどれなのかを見極めることが重要。日常的に使うコンビニやカフェ、ドラッグストアで貯まるポイントも有力な候補ですが、まず優先的に検討したいのは利用している携帯会社と提携しているポイント。上図を見ると分かる通り4大ポイントはいずれも携帯会社と提携していて、連携するクレジットカードで携帯電話料金を支払うことでポイントが貯まるなど、いろいろなメリットがあります。
 
2. ポイントが貯まる仕組みを理解する

グループのサービスや毎月の利用金額などに応じて、ポイントの還元率をアップする仕組みもあります。たとえば、楽天ポイントの「楽天SPU(スーパーポイントアッププログラム)」は、楽天市場での買い物の支払いに楽天カードを使ったり、楽天モバイル、楽天ひかりのサービスを契約するなど楽天グループの所定のサービスを利用するとポイント還元率が最大16倍。dポイントは、d払い、またはiD(dカード)での買い物は、エントリーをすると利用状況に応じて還元率が最大+7%になる「スーパー還元プログラム」(要エントリー、上限は1万5000円/月)というサービスがあります。こういった有利に貯められるサービスをしっかりチェックし、可能な範囲で還元率をアップする、必要なものにはエントリーをするとさらに貯まりやすくなります。
 
3. キャンペーンや貯まるサービスをしっかりチェック

決まった日にちや曜日は、還元率がアップするイベントを行っているポイントもあります。同じ商品を購入してもポイント付与率が増えるのですから、見逃す手はありません。たとえば、dポイントは金・土曜日に対象サイトでd払いを使って買い物をするとポイント付与率が+2~5%(エントリーやポイント付与上限など条件あり)。楽天ポイントは5と0がつく日に買い物をすると+2%(要エントリー)です。ほかにも期間限定で、お得にポイントが貯まるキャンペーンがいろいろ行われています。

また、Pontaポイントは飲食店予約サイト「ホットペッパーグルメ」でネット予約すると利用金額にかかわらず予約人数1人につき50ポイント、Tポイントはモニターとして参加するとポイントがもらえるといったサービスなども行っています。
 
4. 電子マネーやスマホ決済でもポイントを貯める

4大共通ポイントを貯めやすい理由のひとつが、さまざまな決済システムと連携していること。たとえば、セブン-イレブンは4大ポイントのいずれもポイント提携店ではありません。しかし、d払い、iD、auPAY、楽天ペイ、楽天Edyは使うことができますから決済でポイントを貯めることができます。ポイントはキャッシュレス決済との親和性が高いので、決済方法も含めて貯まる仕組みを理解するとおトク度が高まります。
 
5. 貯めたポイントはきっちり管理する
できるだけおトクに貯めることを目指すのがポイ活ですが、しっかり使うことも忘れてはいけません。というのはキャンペーンなどの付与率アップで貯めたポイントは、期間限定ポイントの場合が多いから。せっかく貯めたポイントを失効させてしまうことがないよう、定期的なチェックが欠かせません。ポイント各社ではポイント状況を管理できるアプリをリリースしていますから、これを利用すると便利です。
 
いろいろ聞いてしまうと、逆に面倒だと感じるかもしれません。まずはやってみて、少しずつ上手に貯めるワザを身に付けていこう!くらいの軽い気持ちで始めてみるのがおススメ。

筆者も以前は何も考えずにポイントを貯めていましたが、取材した多くの達人たちの「少し貯め方を意識するだけで、貯まるポイントはすぐに倍になりますよ!」という言葉に励まされて、買い物をするタイミングやキャッシュレス決済を多用したらビックリするほど貯まるようになりました。ポイ活は手軽でおトク! ぜひ始めてみませんか。

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