資産運用

iDeCo、NISA、つみたてNISA、どれを選べばいい?

前回はNISA制度についてお伝えしましたが、「iDeCo(イデコ)、NISA(ニーサ)、つみたてNISAがあるのはわかったけれど、結局どれを選べばいいの?」と迷っている方も多いようです。そこで投資のきほんシリーズ第7回は、ご自身の目的に合った運用方法の選び方についてお伝えします。

久富 有里加

執筆者:久富 有里加

資産運用ガイド

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前回はNISA制度についてお伝えしましたが、「iDeCo(イデコ)、NISA(ニーサ)、つみたてNISAがあるのはわかったけれど、結局どれを選べばいいの?」と迷っている方も多いようです。そこで今回は、ご自身の目的に合った運用方法の選び方についてお伝えします。

【動画はこちら!】

 

節税しながら老後に備えたい場合は「iDeCo」

年齢が20歳から60歳の方で、何か仕事をしていて収入があり(所得税を納めている)、とにかく老後が心配で定年後に向けてお金を貯めたいという場合は、iDeCoがおすすめです。

iDeCoは、老後の資産形成のためにつくられた私的年金制度であり、原則途中でお金を引き出すことができません。そう聞くとデメリットのように感じるかもしれませんが、着実に老後のお金を貯めることができます。

また、iDeCoだけにしかない「所得控除」というメリットもあります。これについてはiDeCoの動画で詳しく解説しているので、チェックしてみてください。
 

積極的に投資で資産を増やしたい場合は「NISA」

「株式投資に興味がある」「いろいろな金融商品に投資してみたい」といった場合は、NISAがおすすめです。NISAは株式や投資信託、国内、海外REIT(不動産投資信託)など、つみたてNISAより幅広い商品に投資することができ、運用で出た利益は非課税になります。

運用できる期間は5年(最大10年)とつみたてNISAの20年よりも短いですが、年間120万円まで非課税枠で投資ができます。また、一括購入や積立式に購入するなど、投資方法を自分で決めることができるのもNISAならではです。
 

少しずつ長期的に資産を増やしたい場合は「つみたてNISA」

「将来のために、長期的に少しずつ資産形成していきたい」「これまで投資したことがないけれど、やってみたい」といった方には、「つみたてNISA」がおすすめです。

NISA同様、運用で出た利益は非課税になります。選べる投資商品はNISAに比べると限られますが、金融庁の厳しい基準をクリアした商品のみがラインナップされているため、投資初心者でも安心して商品を選ぶことができます。

また、年間の投資上限額は40万円ですが、運用できる期間が20年あります。投資方法は一定額を自動的に積立てていく方法のみになるため、一度決めてしまえばあとは考えなくても、コツコツと積立投資ができます。中長期にわたり積立分散投資をすることで、比較的リスクを抑えた運用ができるのもつみたてNISAのメリットです。

いかがでしたでしょうか。まずは、iDeCoやNISAを始める目的を考えてみてください。そうすれば、自分にとってのベストな制度を選択することができると思います。次回はいよいよ実践編!つみたてNISAの始め方を具体的にお伝えします。お楽しみに。

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