写真の片づけ方がわからない、というお悩み

写真の片づけ

写真の片づけってどうやってやるの?

片づけの困りごとで「思い出の写真をどう片づければよいですか?」という相談を受けることがあります。私は年間100回ほどお客様のおうちに伺って片づけサポートをしているのですが、写真の片づけはとにかく時間がかかります。

写真1枚1枚の要否は私たちプロでは判断できないため、ぜひご家族みんなで精査してもらいたいもの。家族の昔の写真が出てきたりするので面白いはず! 長期休みなど家族みんなが集まるタイミングに、楽しみながら片づけを進めてもらいたいですね。

今回は、「楽しく思い出写真を片づける」をテーマに、写真をスムーズに片づける方法をご紹介します。
 

1. 紙の写真の整理の仕方

写真の片づけ

台紙からはがれにくい写真は無理に取らない

まず、最初に取り組むのが「紙の写真の整理」です。紙の写真は「家族それぞれが自分のベストアルバムを1冊作る」をゴールに設定しましょう。実家を出るタイミングで作るのがオススメですが、すでに出ている方は帰省タイミングで行うのもよいですね。

家の中にあるすべての写真を集めて、

●人(お父さん、お母さん、長男など人別に)・ペット
●風景
●イベント
●その他 (家、車、収納、書籍など)

と分けるところからスタートです。

例えば、長男(人)の入学式(イベント)写真であれば、主役が明確なので「人(長男)」というジャンルに入れます。家族旅行のように主役が何人もいる場合は「イベント」というジャンルに分けるとよいですね。「その他」には、家や車、書籍など、どこにも属さない写真を割り当てます。

この作業は家族の誰でもできますし、おもしろ写真が登場したりして盛り上がること間違いなし。家族がそろった夕食後などにみんなで手分けして行うとよいですね。

次に、1人に1冊ずつアルバムを渡し、その枚数に収まるように「自分の人生のベストアルバム」を1冊作ってもらいます。どの写真を選ぶかは各自にお任せです。ジャンル別に分けたことで、写真を選びやすくなっていると思います。学生時代の旅行写真ばかりが多い人、毎年5枚と決めて選ぶ人など個性が出ます。完成したアルバムを見せ合うと楽しいですね。

「紙の写真で残しておきたいものが大量にある場合はどうすれば?」というご質問もよく受けますが、ぜひ写真1枚1枚と向き合ってみてください。1枚あたりの要否を考える時間が10秒かかると仮定した場合、1000枚精査するのに約2時間45分かかる計算です。そうやって時間をかけてしっかりと向き合い始めると、「残したい!」と思う写真が実はそこまで多くなかった、アルバム1冊分に収まった、という感想をいただくことが多いですよ。
写真の片づけ

アルバムのオススメは無印良品の「ポリプロピレン高透明フィルムアルバム・3段・3冊 L判132枚用 ポケット付き(税込み1190円)」

紙の写真を整理するときに「古いアルバムの台紙から写真を剥がすのが大変」というご相談を受けることも。そういう写真は無理に台紙から剥がさず、アルバムの1ページ全体をスマホで撮影して、紙の写真は基本すべて処分します。その後は後述の「デジタル写真」として扱い、整理します。

次に、「紙の写真の処分方法」についてです。経験上、4人家族分の紙の写真アルバムを片づけた場合、約800~1000枚の写真を処分されることが多いです。処分する際、確実なのは1枚ずつシュレッダーにかける方法ですが、非常に時間がかかります。

そのまま捨てようにも、ほぼすべての自治体で写真は「可燃ごみ」なので、半透明のごみ袋に入れると外から写真が見えてしまうし、たとえ紙袋にくるんでからごみ袋に入れて捨てたとしても、プライベートなものをごみ収集所に置いておくことに不安を覚える方もいらっしゃると思います。そういう場合は、収集のタイミングを見計らって、収集作業の方に直接手渡すという方法もいいですね。

それでも心配な方は、お住まいの地域のごみ処理場に自分で持ち込む、という方法もアリかと思います(ごみ処理についてはお住まいの地域の分別ルールに従ってください)。私は、問い合わせをした上で、地域のごみ処理場に自家用車で持ち込み、焼却前のごみ置き場に入るところまでを見届けました。
 

2. デジタル写真の整理の仕方 

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膨大な量になってしまうデジタル写真の画像データ

続いて「デジタル写真の整理」です。デジタル写真はたくさん撮影しても、いわゆる「モノ」としては増えないので、気づくと膨大な量になっているのが難点。

我が家は、基本的に年に1回、外付けHDDに写真をまとめて保存しています。HDDの中は「人」ごとにフォルダ分けしておき、いつか子どもが自立して家を出るときがきたら、各自のデータをサッと渡したいと考えています。

直近1年間の写真はPCのデスクトップとスマホに同期保存しておき、いつでも見返すことができるようにしています。いつでも見返せる状況だからこそ、毎晩寝る前に布団の中で絵本の読み聞かせ代わりに、みんなで写真を見て楽しむこともあります。

その際に、同じようなアングルからの写真、ピンぼけの写真などは削除するように心がけています。そのひと手間がHDDに残す写真を厳選することにもつながるので、意識して行っています。

またPC(Windows)で写真を精査するときに、私が使用しているのが「簡単デジカメ写真整理」というフリーソフトです。
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写真が時系列に並び、フォルダの中の写真がサムネイル表示でわかりやすい

●デジカメやスマホで撮影した写真を時系列で並べてくれる
●取り込んだデータを日づけごとに一覧表示できる
●コピーなどをして同じ写真(ファイル)が複数存在した場合は、1枚だけに自動的にまとめて整理される

など、膨大な画像データを見やすくしてくれる機能があってとても便利です。ほかにもたくさん写真整理ソフトやアプリがあると思うので、ぜひいろいろ試してみてください。
 

3. 思い出深いものはフォトブックに残す

デジタル写真を厳選していると、「あの家族旅行だけは思い出深くて写真を厳選するのが難しい」「新婚旅行の写真はどれも大切で……」というお声を耳にすることがあります。

そこで、思い出深い時期やイベントのものはフォトブックを作成してみてはいかがでしょうか。
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3人の子どもたちそれぞれの1年間をフォトブックに。

例えば、子どもが生まれて最初の1年は写真の枚数がとても多く、少し月齢がアップしただけでも表情やできることが大きく違うため、どの時期も思い出深く、選ぶのは難しいですよね。我が家の場合は3人の子どもたちの最初の1年間だけはフォトブックを作成しました。

上の2人はPhotobackというオンラインサイト、3人目はコストコのフォトセンターで作成しました(コストコフォトセンターは2021年3月14日でサービス終了)。私たち夫婦用、それぞれの実家用、子どもが成人したときに持たせる用の合計4冊ずつ作成しています。
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フォトブックはいつでも手が届く場所に置くことで「よく見返す」ようになる

作ったフォトブックはリビングのソファ横にあるカゴの中に置いてあり、ふと時間が空いた時にパラパラと見返すのがクセになっています。

今回は思い出の写真の片づけ方についてお伝えしました。参考になりましたら幸いです。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。