離婚

福原愛さん、結婚指輪を“外して”のデートは夫への決別の表れか?

卓球女子元日本代表の福原愛さん(32歳)の不倫疑惑報道。報道どおりだとすると、モラハラ夫や手のかかる子どものいない故郷の日本で束の間、ひとりの女性として羽を伸ばしてホッとひと息つきたかったのでしょうか?

岡野 あつこ

執筆者:岡野 あつこ

離婚ガイド

「泣き虫愛ちゃん」の不倫疑惑の衝撃

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卓球女子元日本代表の福原愛さん(32歳)の不倫疑惑報道が注目を集めています。報道によると、福原さんはメジャーリーガーの大谷翔平選手にも似た背の高い男性と2日連続で横浜デートを楽しみ、同じホテルや彼女の自宅に宿泊したとのこと。本人は同じ部屋に宿泊したことを否定しているものの、不倫関係を疑われても仕方がない展開になってしまっています。

実際、結婚当初は「仲良し夫婦」であることがたびたび話題になり、SNSでの夫婦円満アピールも盛んでした。ところが、最近はそんな話題もめっきり減って、SNSでアップされることも少なくなっていたのも事実。日本のトーク番組では、福原さんがこれからは日本に拠点を移して活動していこうと思っていることや、夫の江宏傑さんとは週末婚の状態であることなども語っていました。また別の報道では、夫によるモラハラが夫婦関係を悪化させる原因になっていた、ともありました。

報道どおりだとすると、福原さんは、モラハラ夫や手のかかる子どものいない故郷の日本で、束の間、ひとりの女性として羽を伸ばしてホッとひと息つきたかった、ということになるのでしょうか。

 

“お疲れ妻”は「今は恋愛よりもひとりになりたい」と思うもの

一般的な夫婦問題の場合でいえば、夫がモラハラで責め苦を負っていたとしても、そのせいだけで妻がいきなり新しい恋に突っ走るケースはまず珍しいといっていいでしょう。なぜなら、夫の言動に弱り切っている“モラハラまっただなかの妻”は、「疲れたからひとりになりたい……」と思うことはあっても、「よし、ほかの人と楽しい恋愛をはじめよう!」と思うエネルギーは残されていないからです。

「モラハラ夫」が原因で妻が不倫に走る場合、その多くは、長年の夫からの仕打ちによって、まず妻が疲れ果て、その後しばらくして妻を支えてくれる男性が現れ、さらにいろいろな葛藤がお互いにあった末にようやく次の恋愛に向き合えるようになる……というパターンであり、時間の経過がともなうものなのです。

今回の福原さんの不倫疑惑報道も、もしもモラハラ夫が原因であれば、そのモラハラは相当前から続いていたと考えられますが、二人の幼い子どもがいて、二人とも子どもを可愛がっていることからも「長年の夫のモラハラに耐え兼ねて」とは想像しにくいでしょう。

 

結婚指輪にこめられた既婚女性の覚悟

ただ、夫に対していろいろと福原さんの不満が募っていることと、不倫疑惑報道の相手に対して恋愛感情があることは読み取れます。その理由は「結婚指輪」にあると思っています。

不倫疑惑報道があった福原さんは結婚指輪をしていません。既婚女性にとって、「結婚指輪を外す」ということにはなかなか大きな意味があるもの。私がこれまでカウンセリングをしてきた多くの女性たちの場合もそうでしたが、結婚指輪を外すことには「妻であることを辞めます」という覚悟があります。そのことが離婚に直結するとは限りませんが、少なくても結婚指輪を外している時間は妻ではなく、ひとりの女性として生きている時間であることの証であることはたしかでしょう。そのくらい、既婚女性が結婚指輪を外す時には気持ちが変わるものなのです。

とはいえ、現実には可愛い二人の子どもがいて、今回の報道の後で「(福原さんへの愛情は)出会った最初の日から変わっていません」という声明を発表した夫とは、そう簡単に離婚するわけにはいかないのではないでしょうか。であれば、「離婚もしない。不倫もしない」という前提で、別居婚という選択をするのもアリだと思います。

たとえ不倫疑惑騒動が持ち上がっても、大事なのは「その後、どう生きていくか」です。今回の不倫疑惑騒動を成長の糧として乗り越えて、妻として母として、そして経験豊かな大人の女性として、自分らしい幸せの形を見つけて、私たちに見せていってほしいと思います。
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