柔らかく、安く、献立もさまざま! 日本の食卓で活躍する豚肉

豚肉の栄養素は

豚肉の栄養素は? ビタミンB1が豊富で、高エネルギーなのに、お財布にもやさしい食材です

豚肉はさまざまな献立に使え、日本人になじみ深い食品のひとつですが、牛肉や鶏肉に比べてビタミンB1が豊富に含まれていることでも知られています。牛肉に近い、柔らかな食感なのに、安価で手に入りやすいことから、日常的に食卓にのぼる機会も多いのではないでしょうか。身近な食品なのに意外と知らない豚肉の栄養素と魅力について見てみましょう。
 

豚肉の栄養・効能・カロリー……高エネルギーでビタミンB1も豊富

豚肉の栄養素は『日本食品成分表』で部位別に詳しくまとめられています。
日本食品成分表 2020年版(8訂)から豚肉のカロリー・栄養素

豚肉のカロリー・栄養素(『日本食品成分表』2020年版(8訂)から引用)

一例として「かた」の栄養素を見ると、脂身付き=201kcal、赤身=114kcal、脂身=663kcal(すべて100gあたり)と、脂身のエネルギーがかなり高いことが分かります。「脂身付き」と「皮下脂肪なし」を比べると、脂肪量は当然違いますが、それ以外の栄養素には大きな差はありません。その他の部位も同じような傾向です。

なお、「皮下脂肪なし」というのは、分厚く白い皮下脂肪の部分を取り除いたもので、肉の隙間に入っている脂肪は含まれています。赤身だけの場合は「赤肉」と記されます。

また、他の肉類と比較しても、ビタミンB1を多く含んでいます。米(糖質)をエネルギーに変換するためには、ビタミンB1が必須なので、米を主食とする日本人にはありがたい肉とも言えそうです。
 

豚肉の疲労回復効果・ダイエット効果は?

豚肉にはビタミンB1が豊富に含まれているので、糖質をエネルギーに変換しやすくする働きがあります。ビタミンB1の効果を考えれば、疲労回復効果は期待できるでしょう。

ただ減量を目的としたいわゆるダイエット効果としては、ビタミンB1単独にどこまで効果があるか、心もとない感じです。脂身の多い部分はもちろんカロリーが高いので、食べ過ぎはもちろんダイエットには逆効果。美容効果という意味では、ビタミンB群が協同で効果を発揮します。
 

豚肉の食べ過ぎによるデメリット・注意点……脂肪が多く高カロリー

豚肉にはヒレやももなどの赤身の多い部位もありますが、豚肉の魅力はやはり「背脂」の美味しさでしょう。先述しましたが、ビタミンB1が多いから大丈夫と過信して脂身の多い部位ばかりを食べてしまうと、ビタミンB1の恩恵を受ける前に、メタボまっしぐらということになりかねません。

逆に考えると、脂肪が多い部位は、脂肪を上手に閉じ込めて料理すると柔らかくなりますし、エネルギーも上がります。低エネルギーで困っている高齢者で「肉は好きだから、食べる」という方がいらっしゃれば、このデメリットも利用価値が高いメリットに変わります。

ビタミンB1の過剰摂取を心配される方もいるかもしれませんが、ビタミンB1は水溶性ビタミンで不要な分は排出されます。豚肉も含め、食品からであれば心配なく、「摂りすぎている」くらいでもちょうどいいかもしれません。
 

さまざまな調理法で楽しみたい豚肉の栄養素

他の肉類と比べてもビタミンB1を豊富に含む豚肉。極端な食べ過ぎはどんな食材でもよくありませんが、安価でお財布にも優しく、他のさまざまな食材とも組み合わせやすいので、手軽に買えるので、さまざまな調理法で美味しく楽しんでください。
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