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Windows Vista時代のメモリ選び【前編】

Windows Vistaに合わせてメモリ増設!とその前に「PC2-5300、DDR2-667」といった、文字の羅列の意味を解読できますか? メモリに関する数字の意味について理解しましょう。

土屋 徳子

執筆者:土屋 徳子

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Vistaに合わせてメモリ増設!その前に?

Windows Vistaが、パソコン雑誌などで度々紹介されていますが、そこで目にするのは、「メモリは増設した方が良い」という記事です。

Windows Vistaは、WindowsXPに比べ、OSの基本的なしくみを3Dとしていることから、CPUやグラフィックボードなどの速さが要求され、さらに多くのメモリが要求されます。WindowsXPでしたら、1GBほどのメモリでも、オフィス関連ソフトでしたら十分、2GBも搭載していればグラフィック関連ソフトも軽く扱えました。

ところが、Windows Vistaの場合、1GBのメモリでは、OSをなんとか動かしていると言うレベルにすぎません。オフィス関連ソフトでさえ、操作に「遅さ」を感じてしまいますし、グラフィックソフトを起動させようものなら、2GBのメモリでも、もの足りません。

Windows Vistaに合わせ、新しいパソコンを購入できれば問題ないのですが、そう易々と新しいパソコンを購入できるわけではありません。そうなると残る選択肢としては、今のパソコンを強化する、という方法となります。

パソコンの中は、車のボンネットの中のように、「開けてはいけないもの」「滅多に開けないもの」と感じている方も多いと思います。
しかしながら、メーカー製のパソコンも、自作のパソコンも、基本的なしくみは同じですから、その気になれば、(サポート外ながら)メモリやハードディスク、DVDドライブ、そしてCPUまで変更・強化することができるものなのです。

中でもメモリの増設に関しては、比較的簡単なので、チャレンジし易いものですが、ここで問題になるのが、次のような文字の羅列ではないでしょうか。

  • DDR (ディーディーアール)
  • DDR2 (ディーディーアールツー)
  • PC3200 (ピーシースリー3200)
  • PC2-4200 (ピーシーツー3200)
  • PC2-5300 (ピーシーツー5300)
  • DDR333
  • DDR400
  • DDR2-533
  • ECC (イーシーシー)
  • FB-DIMM (エフビー ディム)
  • SDRAM (エスドラム)

これらはすべて、メモリに関する規格です。
「PC2-4200 DDR2-533で1GBのSDRAM」などと書かれている場合もありますが、こう意味不明な数字や文字列が並びますと、どれがどれだかわからなくなってしまいまうものですよね。

そこで今回は、Windows Vista時代のメモリ選びについて理解していきましょう。次のページへ>>

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