Vistaに合わせてメモリ増設!その前に?
Windows Vistaが、パソコン雑誌などで度々紹介されていますが、そこで目にするのは、「メモリは増設した方が良い」という記事です。
Windows Vistaは、WindowsXPに比べ、OSの基本的なしくみを3Dとしていることから、CPUやグラフィックボードなどの速さが要求され、さらに多くのメモリが要求されます。WindowsXPでしたら、1GBほどのメモリでも、オフィス関連ソフトでしたら十分、2GBも搭載していればグラフィック関連ソフトも軽く扱えました。
ところが、Windows Vistaの場合、1GBのメモリでは、OSをなんとか動かしていると言うレベルにすぎません。オフィス関連ソフトでさえ、操作に「遅さ」を感じてしまいますし、グラフィックソフトを起動させようものなら、2GBのメモリでも、もの足りません。
Windows Vistaに合わせ、新しいパソコンを購入できれば問題ないのですが、そう易々と新しいパソコンを購入できるわけではありません。そうなると残る選択肢としては、今のパソコンを強化する、という方法となります。
パソコンの中は、車のボンネットの中のように、「開けてはいけないもの」「滅多に開けないもの」と感じている方も多いと思います。
しかしながら、メーカー製のパソコンも、自作のパソコンも、基本的なしくみは同じですから、その気になれば、(サポート外ながら)メモリやハードディスク、DVDドライブ、そしてCPUまで変更・強化することができるものなのです。
中でもメモリの増設に関しては、比較的簡単なので、チャレンジし易いものですが、ここで問題になるのが、次のような文字の羅列ではないでしょうか。
- DDR (ディーディーアール)
- DDR2 (ディーディーアールツー)
- PC3200 (ピーシースリー3200)
- PC2-4200 (ピーシーツー3200)
- PC2-5300 (ピーシーツー5300)
- DDR333
- DDR400
- DDR2-533
- ECC (イーシーシー)
- FB-DIMM (エフビー ディム)
- SDRAM (エスドラム)
これらはすべて、メモリに関する規格です。
「PC2-4200 DDR2-533で1GBのSDRAM」などと書かれている場合もありますが、こう意味不明な数字や文字列が並びますと、どれがどれだかわからなくなってしまいまうものですよね。
そこで今回は、Windows Vista時代のメモリ選びについて理解していきましょう。次のページへ>>