2021年のテーマカラーは、希望に満ちた「ゼロホワイト」
2021年の色は「はじまりの色、希望のホワイト」(出典:JAFCA)
「一般社団法人 日本流行色協会(JAFCA)」が毎年発表している、1年を象徴するカラー。単に流行する色という意味ではなく、ムードを象徴するさまざまなキーワードを包含した「テーマカラー」と言えるものです。
2021年に選ばれたのは「ゼロホワイト Zero White」。理由として、JAFCAは次のように述べています。
白は清潔感のある色。ウイルスから身を守る対策を続けていくように、私たちを律してくれると同時に、爽やかな風のように心の中にあるイライラやモヤモヤを洗い流してくれます。白は、白紙に戻すなど「はじまり」を示す言葉によく使われます。希望を胸に、ゼロから考えるという意味を込めて、「Zero Whiteゼロホワイト」と名付けました。
ファッションに白を取り入れて、希望の光が差し込んでくるようなイメージを思い描くと、ポジティブな運気を引き寄せることができるでしょう。今回は、ホワイトのアイテムを使ったコーディネートをご紹介します。
1.ブラウンコートのインナーをホワイトに
今季は、ブラウン系の色を重ねた「スタバ配色」がトレンドに。この時期は、ブラウンよりもホワイトの分量を多くすると、季節感にマッチした装いになります。
画像左は、ケーブルニットとデニムをホワイトで揃えて、ブラウンのチェスターコートを羽織ったコーディネート。バッグ、マフラー、シューズなどもブラウン系をチョイス。
統一感のある色使いですが、コートのチェック柄、ニットのケーブル柄を取り入れることで、洗練された雰囲気になっています。
画像右はニットとサテンスカートをホワイトで揃えて、ブラウンのノーカラーコートを羽織ったコーディネート。
ニットもスカートもコートも無地なので、パイソン柄のバッグがアクセントになっています。
2.カジュアルジャケットでホワイトをまとう
画像左はホワイトのオーバーサイズシャツとキルティングジャケットに、ブラックスキニーを合わせたモノトーンコーデ。ショルダーバッグとロングブーツもブラックで揃えて、カジュアルでスタイリッシュな印象を引き寄せています。
薄手のジャケットは、ホワイトカラーを選ぶと、春先まで長く愛用できるでしょう。
画像右はイエローのワイドパンツとクルーネックのプルオーバーをセットアップ風に着こなし、ボンバージャケットを羽織ったコーディネート。
ヒップが隠れる丈感なので、パンツでもスカートでもバランスが取りやすいでしょう。
3.ニットとパンツの休日スタイルはホワイトを差し色に
画像左はブラウンのニットとオレンジ色のコーデュロイのイージーパンツのラフな休日スタイル。
インナーの長袖Tシャツを、ニットの襟、袖、裾から出して、全体のバランスを整えています。ウエストよりも下の位置にホワイトが見えるので、重心が下がり、リラックス感のある着こなしに。白の効果で、くつろいだ雰囲気の中にも清潔感が感じられます。
画像右はくすみグリーンのトップスとベージュのプリーツパンツの春らしい彩りのコーディネート。まろやかなホワイトが差し色になっています。
ホワイトを取り入れることで、すっきりと軽快な印象が生まれるだけでなく、気持ちが明るく清らかに。着こなしに迷ったときは、ぜひ、ホワイトを取り入れてみてくださいね。
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