「Google SketchUp (グーグル スケッチアップ)」は、マウスのドラッグで直感的にモデリングができる無料の3Dソフトです。
今や世界中で利用されている有名な地球儀ソフト「Google Earth(グーグル アース)」や画像整理活用ソフト「Picasa(ピカサ)」に引き続き、米国Googleから素晴らしい無料ソフトが発表されました。
今年の3月、GoogleはLast Software社を買収したのですが、そのLast Software社の製品「SketchUp」が、「Google
SketchUp」として発表されたのです。
フリーとはいえ、驚くほどの機能と可能性を持っているこの「Google SketchUp」とはいったいどんなソフトなのかについて、簡単にご紹介していきます。
直感的にモデリングができるかんたん3D、しかも無料! |
- 「Google SketchUp」は2006年5月2現在、Windows XP版の英語ベータ版が公開されています。
無料3DソフトGoogle SketchUpとは?
もくじ
- 描いて起こして立体に!直感的にモデリング
- イラストも描けます
- Google Earthに家を建てる!
- 無料英語版ベータ版が公開中
描いて起こして立体に! 直感的にモデリング
「SketchUp」の名の通り、描いて起こして立体を作るというのが基本ですので、とにかく、驚くほど簡単に3D画像ができてしまいます。
初期設定の画面では、ツールバーに基本的なツールが並んでいるだけで、いわゆるサブウィンドウが表示されていません。でもこれだけでも十分立体を作って楽しめます。
「Google SketchUp」では、曲面は描けますが、球体などは描けません。角柱、円柱形などを組み合わせていくだけです。それゆえにパソコン操作も比較的軽く、快適ですから、どんどん夢中になって作成することができます。
特に建物などは、簡単に組み立てられます。
長方形を描いてそのまま持ち上げて立体に。三角屋根を作りテクスチャで塗りつぶして、窓、入り口など作っていく |
より本格的な立体に仕上げるには、Windowメニューから各種サブウィンドウやパネルを開き、細かい調整ができます。モデリングしやすいように表示を切り替えたり、輪郭線を目立たなくしたり、表示を消すこともできます。
また、時間によって影の方向や長さなどを調整したり、パースにあわせてオブジェクトが自動的に吸着するので、とにかく素早くきれいな立体を組み立てていくことができます。
季節、時間によってできる影の向きや光の強さをさらに調整できる |
次のページでは、家の他にも立体キャラクターやオブジェクトを描いたり、地球儀に家を建てるなどの活用法を紹介します。次のページへ>>