昨年の家計を見直してみる
コロナ禍で暮らしが大きく変化した2020年は、今までとは違うお金の流れになっている人がほとんどだと思います。具体的に支出が減ったモノとしては、外食費、美容費、レジャー費、交際費、教育関連費など、人によっては残業代や給料そのものが減ってしまったケースもあります。反対に支出が増えたモノとしては、衛生費、食費、水道光熱費、教材費などがあるのではないでしょうか?
先が見えない不安から、多くの家庭で支出を抑えるように動いていたと思います。これらの収支データをコロナ禍だけのものとして終わらせるのは、もったいないことです。非常事態での生活記録を、今後のやりくりに活用してみてはいかがでしょうか?
このデータをベースにして予算を組み、浮いたお金を貯金していけば、自然とお金は貯まっていきますよ。
差額の半分は貯金に回す
コロナ禍の家計がベースであれば、今までの生活費の支出との差が生まれているハズです。この差額の全額は無理だとしても、少なくても5割程度、できれば8割程度は、貯金に回すことをおすすめします。また、家計を見直すことで、気づいたこともあるかと思います。これからは、衛生費を日常的に予算として組むことが大切になります。2020年の初めの頃に比べて、マスク代は劇的に安くなってきていますが、どこで購入するとよりお得なのかなど、調べておくとよいですね。
収入源を確保する
収入が減ってしまった場合は、どのように考えていけばよいのでしょうか。現在、勤務先があり、ただ残業代が減っている、今だけ給料をセーブしている場合は、コロナ禍の状況が改善すると共に、収入も元に戻る可能性があります。一方、仕事がなくなってしまった、収入の回復が見込まれない場合は、働く先を見つけることが先決です。「仕事がない」という話を耳にすることが多いのですが、都市部では働き手が不足していて困っている業種もいくつかあります。
具体的には運送関係、コンビニエンスストア、デリバリースタッフなどです。年齢によってはキツイ仕事かもしれませんが、自分がしたい仕事=求人があるわけではありません。「大切なのは、今の状況を改善させること」と考えて、仕事を探してみてはいかがでしょうか。
ピンチはチャンス! 貯金を習慣化する
「こんなときに貯金なんてムリ……」と思うかもしれませんね。ただ、このような状況だからこそ、貯められない体質から脱出できるチャンスでもあるのです。コロナ禍仕様の家計を経験しているからこそ、例年とは違う目線で予算の組み直しができます。貯金はお金に余裕があるからするのではなく、習慣として行うことです。周囲の状況に振り回されることなくぜひ、自分の習慣の一つとして、貯金を取り入れてみてください。
【関連記事をチェック!】