喪服の際のヘアスタイルや髪形のマナー
突然のお葬式。喪服は誰でも準備できますが、それに合わせるヘアスタイルに悩んだことはありませんか? 今回は、喪服の際のヘアスタイル・髪型のマナーと、髪をまとめるお助けアイテムとしてイチオシのヘアアクセサリーを紹介します。
ロングヘア・セミロングならひとつ結びに
ショートヘアは問題ありませんが、ある程度のロング~セミロングの長さであれば、お焼香やお辞儀のときに邪魔にならないよう、すっきりとひとつにまとめます。髪を束ねる位置は、耳より下の低い位置でひとつに結ぶと落ち着いた感じになりますよ。その際、ネット付きのバレッタや、布地付きのバナナクリップを使えば、清潔感が出て見た目も好印象に映ります。
ひとつに束ねづらいボブヘアは、ヘアピンやカチューシャでサイドの髪をとめる
結婚式の場合は顔の周囲をすっきり見せるために、はち上の髪をねじったハーフアップスタイルにしますが、お葬式のマナーとしては避けたいところ。なぜなら、髪をねじったり毛先を巻いたりすると、意外と派手なアレンジになってしまうからです。髪をひとつに束ねづらいボブなどの中途半端な長さの場合は、ヘアピンを使って髪の両サイドをしっかりとめるのがベスト。ヘアピンがない場合は、髪を耳にかけたり、細めのカチューシャだけでも見た目がすっきりします。
目立つカラーリングはどうする?
最近はほとんどの人が髪の毛をカラーリングしています。もはや茶髪はめずらしくありませんよね。ですが、あまりにも明るすぎる、また金髪に近い色だと葬儀の場では目立ってしまいます。特に故人の身内に近い人、ごく親しい人であれば、参列するときだけスプレーで落ち着いた色におさえるといいでしょう。喪服に合うイチオシのヘアアクセサリーは「マットな黒」
葬式当日の髪形は、肩より長い髪を下ろしたままにするとだらしなく見えるので、黒いゴムやピンなどを使ってシンプルかつ清楚にまとめましょう。ヘアアクセサリーを使用する場合、マットな質感で、光沢を抑えたブラックを選んで。光物を使うのはNGです。覚えておいてくださいね。
それを守れば、使用可能なアイテムの種類は以外にも豊富。ボブ~セミロングならバレッタや細カチューシャが活用しやすく、クラシカルな雰囲気のネット付きのバレッタやクリップもロングヘアをまとめやすくて重宝します。
お葬式に出席する際の髪形に迷ったら使っていただきたい、喪服に似合うヘアアクセサリーをご紹介します。
◆神戸ヴァンテーヌ「リボンバレッタ S」
グログラン生地のシンプルなリボンバレッタ。お葬式の場にはもちろん、デイリー用としても重宝します。DATA
神戸ヴァンテーヌ┃リボンバレッタ S
カラー:ブラック、グレー、グレージュ、ネイビー、ベージュ
サイズ:本体…幅約8.5cm×縦2.7cm×約2.7cm、クリップ部分…長さ約5.0×幅約0.8cm
◆神戸ヴァンテーヌ「サイドリボン 細カチューシャ」
カチューシャタイプが好きな人にはこちらがおすすめ。さりげなくサイドに施されたリボンデザインは、大人女性でも使いやすいスタイリッシュな雰囲気を醸し出しています。細身なシルエットのため、ヘアアレンジの邪魔をしません。DATA
神戸ヴァンテーヌ┃サイドリボン 細カチューシャ
カラー:ブラック、グレー
材質:ポリエステル
◆JewelVOX「BIGフリル風グログラン バナナクリップ」
さっとまとめるのに最適なバナナクリップ。サイズは小さめですが、しっかりしたドレープは動きがあり、女子感満載のふんわりとした印象に仕上がります。DATA
JewelVOX┃BIGフリル風グログラン バナナクリップ
カラー:ブラック、グレー、ピンク、ベージュ、アイボリー、カーキ、ネイビー、ライトブラウン、ワイン
サイズ:約14.0cm×9.5cm
◆MONOIR「ヘアアクセサリー HT140702」
髪の毛をまとめやすいネット付きのバレッタ。少し大きめのお花モチーフが付いていますが、ブラックなので派手に見えないのが高ポイントです。シンプルかつおしゃれなヘアアクセサリーを探している人におすすめ。DATA
MONOIR┃ヘアアクセサリー HT140702
カラー:ブラック
◆Berrylily「ネット付きバレッタ」
きちんと感をアップさせたいときにぴったりなネット付きバレッタ。後ろでひとつに束ねた髪をきれいに収めることができます。使う人や年齢を選ばないシンプルなデザインがポイントです。DATA
Berrylily┃ネット付きバレッタ
カラー:ブラック
一見難しく思える喪服時のヘアスタイルやヘアアクセサリーのマナーですが、一度覚えてしまえばいざというときにも安心です。シンプルなアクセサリーはデイリー用にも使えるので、ひとつ持っておくといいでしょう。ヘアアクセサリー選びの参考にしてくださいね。