リストラ、早期退職勧奨の対象になりやすい就職氷河期世代

1990年代から2000年代にかけて学校を卒業し、厳しい就職活動を経験した、いわゆる就職氷河期世代にとって、お金を稼ぐために、どのように考え、どのように行動すべきなのかということは、老後に備えることはもちろんのこと、目の前の「今」を生き抜くためにも重要であることはいうまでもありません。

ただでさえ、リストラ、早期退職勧奨の対象になりやすい就職氷河期世代は、他の世代以上に、コロナ禍の現在の状況をサバイバルしていかなければならない事態に陥っています。

そこで、(1)収入源を複数にする(2)自力で突破口を開く(3)就職氷河期世代​​​​​​​「応援キャンペーン」を活用するという3つの観点から、実際のサバイバル方法を探っていこうと思います。
 

収入源を複数にする

安定した仕事に就きにくいなどの課題を抱えているのであれば、リスクを分散する意味でも、Wワークなどで、収入源を複数化しておくことが、重要となります。

既に、コロナ禍のデリバリー需要を受けて、各種「配達員」を経験している方も、多いのかもしれません。また、これまでの社会経験や仕事に対するやりがいなども加味しながら、たとえば、土木業や建設業などの人材不足の業界、高年齢かつ未経験者であっても採用が見込まれる業界に絞って、チャレンジしてみるのも、選択肢の一つとなります。
 

自力で突破口を開く

次に、社会に頼らず、自力で現状を打開するという観点から、I起業、II資格取得、III資産運用などの対策が考えられます。もっとも、起業については、他人に雇われること以上に、厳しいイバラの道が待ち受けているかもしれないことを覚悟しなければなりません。

また、資格取得についても、怏々としてあるのですが、お金を稼ぐことに直結しない資格へのチャレンジでは、「お勉強」することによる「現実逃避状態」にハマることに、注意しなければなりません。

さらに、資産運用においても、運用手法以前の問題として、運用する資金を確保できるのかが、現実的な問題となるのかもしれません。
 

就職氷河期世代「応援キャンペーン」を活用する

自力で突破口を開くということとは逆に、社会に頼るという選択肢もあります。それが、就職氷河期世代「応援キャンペーン」ならぬ、厚生労働省が推進する「就職氷河期世代活躍支援プラン」です。

この制度は、国、地方自治体をはじめ官民のサポートを受けることで、安定した仕事に就きにくかったなどの就職氷河期世代特有の課題を解決するものです。

これに対しては、インターネット上でも「20年、30年前に救ってほしかった」「今さら、遅すぎる」「今後、働けても10年程度なので、就労支援ではなく、救済金がほしい」などの否定的な意見が目立ちます。

同じ就職氷河期世代として、理解できる部分もありますが、肯定的に捉え、「応援キャンペーン」に乗っかってみても悪くないのではとも思います。これまでは、時代の流れによって、様々な「機会」に恵まれなかったがために、安定した仕事に就きたいなどの希望が叶えられなかったのだとすれば、今回のチャンスを最大限、活用してみてはいかがでしょうか。

「人生100年時代」、これからでも、まだ、まだ、スタートするのに遅すぎることはありません。
 
●参照
就職氷河期世代活躍支援プラン(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/shushoku_hyogaki_shien/
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。