31歳からの恋愛相談室:今回の回答者は小田桐あさぎさん
「31歳からの恋愛相談室」今回の回答者は、小田桐あさぎさんです
■小田桐あさぎさんプロフィール
今回の回答者:小田桐あさぎさん
1983年生まれ。2012年に出会って2週間の男性と結婚。第一子の妊娠中に「母、妻、社会人、女性、自分。すべてを自分らしく両立したい」という思いからブログを開設。独自の恋愛・家庭・仕事論が好評を博し、月間30万PVの人気ブログへ。誰もが持つ自分だけの魅力を活かして人生を謳歌する方法を発信中。著書に『嫌なこと全部やめたらすごかった』『「私、ちゃんとしなきゃ」から卒業する本』がある。
Twitter:@asagiod
Blog:https://ameblo.jp/asagiblog/
お悩み:婚活中、付き合いたいと思えるような人にまったく出会えません
お悩み:婚活中、付き合いたいと思えるような人にまったく出会えません
婚活を始めて2年、頑張って行動してきたほうだと思います。婚活パーティーに行ったり、友達に紹介を頼んだり、マッチングアプリを試したり……。月に4、5日は婚活に費やしてきました。
それでも今、まったく結婚できる気がしません。いいなと思える人に、ぜんぜん出会えないからです。最近は本当に疲れてきてしまって、夜、布団の中でわんわん泣いたりしてしまいます。
別に、相手に求める条件が高すぎるということはないと思います。私の希望は「年収500万円以上、子供と犬が好き、優しい」くらいです。できれば細身な人がいいというのはありますが……。
本当にごくたまに、いいなと思えることもあります。でも、はなから相手にされなかったり、何回かデートしたら「違うな」と感じたり、そんなことばかりです。
この2年間で、1人だけ付き合った人もいましたが、付き合って2カ月で「忙しすぎて余裕がない」と言われ、連絡が返ってこなくなり、自然消滅のような形で別れました。今思えば、ヤリモクだったのかなと思います。
このまま婚活に苦しみながら年をとって、結婚も出産もできず、孤独に生きていかなければならないのかと思うと、本当に不安で悲しいです。助けてください。
アドバイス1:まずは自分1人で楽しむ人生計画を立ててみる
アドバイス1:まずは自分1人で楽しむ人生計画を立ててみる
初デートの後は、ほぼ全員から、既読スルーされる始末。唯一連絡が来る「さすがにお前はナシだろう……」っていう相手にまで、デートを音信不通でドタキャンされた上、1カ月後に何事もなかったかのように「お元気ですか!飲みに行きませんか!」というコピペメールが来たときに、「あ、私ってもう一生結婚できないんだ。気づかないうちに、私の賞味期限ってもう終わってたんだな……」と思いました。
その後、私がどうしたのか?というと、自分は一生独身だという覚悟を決めたのです。
どうせ結婚できないなら、これからは1人で人生を楽しむしかない!という考えに至り、自分の好きに生きるように。
仕事をしまくったり、ホステスの副業をしたり、ネトゲにハマったり、毎日飲んだくれたり……。結婚が遠のく!と思って自分にかけていた制限をすべて取り払って、毎日楽しく過ごすようになったんです。
そうしたらその生活が楽しすぎて(笑)、逆に「自分のこの楽しい人生を邪魔しない、120%理想の男性が現れたときだけ結婚するけど、現れないならこのまま私1人で楽しく生きていきまーす」って思うようになったんです。
そして不思議なことに、こういう生き方をするようになったら急にモテるようにもなり、何人かに同時に結婚を前提に交際を申し込まれているような状態にまでなりました。
でもその頃には120%理想の男性じゃないと結婚しないと決めていたので、のらりくらりとかわしていました。
アドバイス2:自分の理想がもっと高いことを自覚すべき
この状態になる前の私は、結婚相手は普通の人だったら誰でもいいのに、って思ってたんです(笑)。普通の外見で、普通に優しくて、普通に働いていたらそれでいいのに、と。なのにまったくピンと来る人に巡り合えず、「どうしてこんなに基準が低いのに、いいと思う人がいないんだろう」って悩んでいました。
でも120%理想の男性としか結婚しないと決めた後に、友人から「理想の男性リストを書いたらすべて当てはまる男性が現れて、出会って3カ月で結婚した」という話を聞き、私も書いてみることにしたんですね。
そしたら、私の理想の男性リストで、まず1行目に書いたのが「イケメン」で。私ってイケメンが好きなんだ!普通の外見ならそれでいい、なんて嘘じゃん!って初めて気づきました(笑)。
そして外見について書き始めたらもう、出るわでるわ。
- 目が二重
- 鼻筋が通っている
- 色が白い
- 細身
こんな具合に、外見、内面、価値観、相手の仕事や生活スタイルなどについて、自分の理想をどんどん書き出していきました。毎日リストを持ち歩き、2週間くらいかけて、これ以上は出ない!ってくらいにまで書き出していきました。
その結果、理想の男性リストは80項目に!
リストができた瞬間、今まで感じたことのないくらいの達成感を感じたのも束の間、「こんな人、この世にいるわけない。やっぱり私、一生結婚できない」
と泣き崩れましたが……。
だけど私は結果的にそのリストを作ってから3カ月で理想100%の男性と出会って、その後2週間で結婚も決めることになりました。
今は結婚9年目で、4年前からは2人とも在宅勤務になり毎日24時間ほぼ一緒にいるのですが、喧嘩もせず超ラブラブなままです(笑)。
さらさんは、男性の条件は「年収500万円以上、子供と犬が好き、優しい」くらいって書かれていますが、もしも本当にこの条件だけだったら、マッチングアプリ上でざっと検索しただけでも、おそらくウン万人が該当するんですよ。
なのに実際には、「ごくたまにしかいいなと思える人がいない」ということは、過去の私のように、そもそも理想の条件として挙げている項目が間違っているんじゃないか?と思うのです。
私の場合も、理想の男性リストを書いてみたら、当時デートしていた相手に対して「この人だ!」って思えなかった理由がわかりました。
「結婚相手としては悪くない」人だと思っていたのですが、私の理想の男性リストとは何一つ被ってなかったんです。
リストを作る以前の私は、「一般的な理想」を「自分の理想」と混同しちゃってたんですね。
たとえば、婚活していた頃の私は、学歴を結構気にしていました。MARCH卒と早慶卒だったら、やっぱり早慶卒かな?とか思ってたんです、自分は高卒なのに(笑)。
だけど理想のリストに書いた学歴は、まさかの「高卒以上」。自分自身の頭で考えられる、頭の良い人が良い。って気持ちはあったんですけど。それって学歴は関係ないよねっていうのが私の本心だと、初めて気がついたんです。
アドバイス3:理想の男性リストを書き出すと、悩みが消える
アドバイス3:理想の男性リストを書き出すと、悩みが消える
書いてみることで、自分の価値観が明確になります。そして自分の価値観の外にある、なんとなく世間体的にこっちのほうがいいかな?ってものも捨てられるのです。
理想のリストは、とにかくわがままに、本音で120%の相手を書くことが大事です。
そして、自分の理想が「年収500万円以上、子供と犬が好き、優しい」くらいではなく、もっと爆高であることを自覚しましょう。
ご相談文で「ごくたまに、いいなと思えることもあります。でも、はなから相手にされなかった」と書かれていますが、ということは、相手の中身をまったく知らないうちに、外から見える範囲だけで人に惹かれていることもあるっていうことなのです。
だからひょっとしたら「イケメン好き」なのでは? もしくは本当は「年収500万じゃ不満」なんじゃない?と考えてみましょう。
120%の男性リストを書き終えたら、私のように最初は「こんな人いるわけない!」と落ち込むかもしれませんが、大丈夫。人は自分がイメージできる範囲の夢しか見ることができないので、自分がイメージできる範囲の相手であれば、必ず現れます。
もし興味があれば、私の著書『嫌なこと全部やめたらすごかった』の巻末に、当時の私が書いた「理想の男性リスト」が掲載してありますので、ぜひ参考にしてみてください。
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