「子どもは親の鏡」という言葉があります。家庭において、子どもは親の姿を見ながら成長するため、子どもの姿は親の影響が多大だというものです。知らず知らずに親が子どもに与えてしまう悪習慣についてまとめました。
 

親の悪習慣1:悪口、文句を言う

親の悪習慣

親の悪口や文句は子どもに影響がある

私は長く(22年間)小学校の教員をしていました。小学校のクラスでは、担任の口癖などを子ども達が知らず知らずのうちに真似しているということがよくあります。学級担任と一緒にいる時間が長いため、子どもに影響を与えているということでしょう。当然ですがそれと同じことが、親子の関係でもあります。

子どもへの親の影響は、良い形であればいくらあっても良いのですが、悪い面に関してはできるだけ少ない方が良いです。特に「口癖」のようなものは、その人の考え方に与える影響がとても大きいです。何かトラブルがあった時にすぐ「あいつが悪い、悪いのは自分じゃない」「○○がちゃんとやってくれないから」などの言葉が出てくる人がいます。言葉によりそういった考えは強化されていきます。一方、何かトラブルがあった時「まあいいや、次のチャンスに頑張ろう」「今回の失敗を生かして、これから頑張ろう」と口に出せる人は、そのように考えることができる人です。

「悪口」「文句」のようなものは、自分の成長を止めてしまうものでもあり、学習面をはじめ生活全般に影響を及ぼします。子どもは大人以上に早いペースで成長をしていくため、そういった差は大きなものへとなっていきます。
 

親の悪習慣2:ずるをする、嘘をつく

「ずるをしない」「嘘をつかない」と口で言うことは簡単です。それを親が実際に実行できるかが大事になります。口では「ずるをしない」「嘘をつかない」と言っていても、実際にしているようでは、子どもはそれを真似するようになってしまいます。

日常生活では、お金を騙し取るというような深刻なずるや嘘(犯罪)は、当然それほど頻繁には起こりません。ただ、自分の保身のためなどにより、ちょっとしたずるをしてしまいそうな場面はたくさんあります。

例えば、親が子どもに「信号は守るように」と日頃から言っているのに、何かの場面で急いでおり赤信号を無視して渡ってしまったというケースです。子どもは口には出さないかも知れませんが、「言っていることとやっていることが違うなあ」「ずるいなあ」「注意されても聞きたくないなあ」など、様々なことを考えていると思われます。

子どもは大人の行動をよく見ているため、こういったことがきっかけで人に対する不信が始まってしまいかねません。子どもの年齢が小さいからといって、ごまかすようなことは避けた方が良いでしょう。
 

親の悪習慣3:生活全般がルーズ

親の悪習慣

親のルーズな生活習慣も子どもに影響がある

人が暮らす中では、全てのことをきちんとできない場合は多くあります。ただ、あまりに生活全般がルーズなことは良いことではありません。例えば、親が日頃からよく「時間を守らない」場合、子どもも時間を守ることの大切さをなかなか実感できなくなってしまいます。

時間が守れない子どもは、学校で教師に叱られてしまう機会などが増えてきます。相手から信頼されないですし、叱られる回数が増えてしまうと自己肯定感の低下にもつながります。

似たものに「約束を守る」ということがあります。借りたものをきちんと返すなどがそれに当たります。約束を守ることに対してルーズになると、様々なトラブルにつながります。

例えば、友人間などのお金の貸し借りです。貸した方は忘れませんが、借りた方は忘れてしまうことがあります。約束を守ることにルーズな人は尚更です。お金の貸し借りのトラブルは人間関係を壊してしまいます。

親があまりにルーズな生活をしていると、それが子どもにも影響を与えます。反面教師的に良い影響を与えることも稀にあるのですが、多くの場合は良くない影響を与えてしまいます。あまりに几帳面過ぎることは良いことではありませんが、物事をある程度、きちんと取り組み、仕上げることができる能力は、社会生活を送る際や大人になって仕事に就く際にも重要なことでしょう。

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※乳幼児の発育には個人差があります。記事内容は全ての乳幼児への有効性を保証するものではありません。気になる徴候が見られる場合は、自己判断せず、必ず医療機関に相談してください。