医療保険の付帯サービスをもっと活用してみよう
新型コロナウイルスの流行により、自分や家族の健康状態について気になることもあるかと思います。少し前の調査になってしまいますが厚生労働省は2014年8月に、「健康意識に関する調査」を実施したところ、回答者の61.1%が健康についての不安があると回答しました。日常生活において健康状態に異変が生じてしまうと、医療機関に受診した方がいいのか?自分で処置できる方法はないのか?と誰もが不安にかられることでしょう。
その手助けになるのが、今あなたが加入している医療保険です。多くの保険会社は、保険の付帯サービスとして契約者を対象に電話で「無料健康相談サービス」を提供しています。経験豊富な看護師などの医療従事者からのアドバイスを受けることができるサービスです。
早期に的確なアドバイスを受けることができれば重症化を防ぐ対策につながります。こんなことを聞いていいのかと躊躇することはありません。具体的には、「子どもが急に発熱したので対処方法について教えて欲しい」「突然ケガしてしまった場合の応急処置を知りたい」「高齢な両親の介護に疲れてしまった」などです。看護師の他、医師や栄養士、助産師等々のアドバイスを受けることができるケースもあります。
健康、育児、法律相談などの専用フリーダイヤルを付帯サービスで提供している会社も
また、介護、育児、メンタルヘルスについてや、法律相談・ハラスメント相談などを専用フリーダイヤルで提供している保険会社もありますので自分の加入している保険の付帯サービスを調べてみましょう。
便利なセカンドオピニオンサービス、検診やグルメ・レジャーなどのサービスも
また、ぜひ利用したいサービスとして、「セカンドオピニオンサービス」があります。これは診察を受けている医師から「がんの全摘手術を受けなければならない」と診断されたときに、その診断が正しいのか?他の処置方法はないのか等の不安や疑問について、専門医や他の医師の診断を受けることができるサービスです。各専門分野を代表する医大の教授や名誉教授クラスが対応してくれる保険会社もあり、その結果、今の治療方法より良い治療方法があると診断された場合には、その専門医もしくは別の優秀な専門医から治療を受けることもできるというサービスもあります。これらの身体の不具合に関するサービス以外にも、健康維持のための人間ドック・がんPET検診優待サービス、グルメ・レジャー情報・マナー・冠婚葬祭などにかかわる、お役立ち情報の提供もあります。
ますます健康に対する意識が高まる中、加入している医療保険に付帯されている無料サービスを活用して、毎日の生活を笑顔で過ごしていきましょう。
監修・文/深川弘恵(ファイナンシャルプランナー)
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