電気・ガス・水道代の平均額はいくら?

昨年から続くコロナの影響で自宅で過ごす時間が増え、電気代や水道代が気になる方も多いのではないでしょうか。

そこで電気代とガス代、そして上下水道代(まとめて水道光熱費)の支出の平均額はどれくらいなのか、月別、世帯人数別、地域別に分けて比較してみます。水道光熱費を様々な角度から見ることで、節約を効果的に行うヒントにしてください。
 

水道光熱費の平均

まずは、 2人以上の勤労世帯※の平均水道光熱費を見てみましょう。
※勤労世帯……世帯主が働いている世帯 
水道光熱費の平均はいくら?

水道光熱費の平均はいくら?(出典:総務省統計局「家計調査(2020年)」)

光熱・水道が水道光熱費のことです。平均の水道光熱費は21,696円です。内訳は、電気代が1/2、ガス・その他光熱が1/4、水道代が1/4となっています。他の光熱とは、主に灯油代です。可処分所得(手取収入)に対する水道光熱費の割合は4.4%、消費支出に対する割合は、7.1%でした

 

水道光熱費が最も高い季節は冬

次に、月別の水道光熱費の変化を比べてみます。
水道光熱費の平均はいくら?

月別の水道光熱費を比較(出典:総務省統計局「家計調査(2020年)」を基に作成)


電気代は、1~2月に大きな山が、8~9月に小さな山ができています。南国育ちの著者は、夏の電気代が高いという印象があるのですが、冬の電気代ほどではないことがわかります。ガス代や他の光熱費も冬の支出が多くなっています。上下水道代は1年を通じて安定しています。

2020年の水道光熱費は、コロナの影響が出ているのではないかと思いましたが、2019年と比較するとわずか0.5%の増加でした。コロナの影響が出始めた3月以降の月別に見ても、対前年で増えているのは5月と11月だけという結果でした。

平均気温も調べてみたのですが、2020年が冷夏や暖冬だったわけでもないようです。
 
月別の水道光熱費と気温を比較(出典:総務省統計局「家計調査(2020年)」、気温:気象庁ホームページ「東京都の月平均気温」)

月別の水道光熱費と気温(出典・上:総務省統計局「家計調査(2020年)」‥水道光熱費)
(出典・下:気象庁ホームページ(東京の月平均気温))‥気温)
 

 

世帯人数別の水道光熱費の平均を比較

次に、世帯の人数別に1カ月あたりの水道光熱費を比べてみます。
 
水道光熱費の平均はいくら?

世帯人数別の水道光熱費を比較(出典:総務省統計局「家計調査(2020年)」を基に作成)


世帯の人数が増えるごとに、月の水道光熱費は多くなります(上表)が、1人当たりの水道光熱費は減っていきます(下表)。
 
水道光熱費の平均はいくら?

世帯人数別の1人当たり水道光熱費を比較(出典:総務省統計局「家計調査(2020年)」)
 

 

寒い地域は暖房代が高い

月別の水道光熱費同様、暑さ・寒さ・湿度の異なる地方によっても水道光熱費の差があるはずです。
地方別の水道光熱費を比較(出典:総務省統計局「家計調査(2020年)」)

地方別の水道光熱費を比較(出典:総務省統計局「家計調査(2020年)」)


最多の北海道と最少の沖縄では、8,000円以上の開きがあります。年間にすると約10万円です。

冬の水道光熱費が高いことは、月別比較で見ていただいたとおりですが、地方別では寒さが厳しい地方の水道光熱費が高くなっていることがわかります(「他の光熱」のほとんどは灯油代です)。
 

年収別の水道光熱費

年収と水道光熱費の関係も見てみましょう。
 
水道光熱費の平均はいくら?

世帯収入(可処分所得)別の水道光熱費を比較(出典:総務省統計局「家計調査(2020年)」)


収入が上がるとともに、電気代は増えています。電気代以外の光熱費は、年収の上昇とともにわずかに増加していますが、電気代ほどの変化はありません。

次のグラフは、可処分所得に対する水道光熱費の割合を示しています。
 
可処分所得に対する水道光熱費割合(年収別)

可処分所得に対する水道光熱費割合(年収別)


収入が上がるにつれ、水道光熱費の支出額は増えていましたが、収入に対する割合は小さくなっていくことがわかります。
 

水道光熱費の節約(見直し)の手順

水道光熱費は、季節、世帯の人数、収入、住む場所によって大きな違いがあることがわかりました。節約を行う場合、家庭の状況に応じた節約の優先順位付けをしていくのがよいと思います。参考として電気代を例に、水道光熱費の優先順位付けと見直しを行う手順を紹介します。

水道光熱費の見直し手順 

(1)月・季節ごとの消費電力をチェック。

(2)使い方に問題がないか・無駄がないかを見直す。
  • 家電ごとの消費電力をカタログ・インターネットで確認
  • だいたいの使用時間で電気代を計算
  • 時間帯ごとに使う電気量を確認
  • 消費量(電気代)の高い順に見ていく
(3)節約する。
  • 使い方を改める(ルールを決める)
  • プランや電力会社の変更
  • 家電の買い替えを検討
過剰な節約によって、生活や仕事の効率が落ちたり、家族の関係が悪くなったり、健康を損ねたりしては、元も子もありません。節約は、明らかな無駄だけに狙いを絞って行いましょう。


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