美肌に見せるためには、肌悩みにマッチする「最強のコンシーラー」を、悩み別に取り揃えて使い分けるのがおすすめです。
では「最強のコンシーラー」とはどのようなものなのか? その絶対条件は、「使っているのを周囲に気づかれないほど自然な仕上がりになること」。それでいて、隠したい肌悩みをしっかりカバーできる実力を兼ね備えている必要があります。
今回は、現在43歳の美容ライターが厳選した、最強コンシーラーを肌悩み別に紹介します。
目の下のクマ
「20代から共存してきた」と諦めている人さえ多い肌悩みのひとつ「目の下のクマ」。放置すると疲れた印象に見え、年齢プラス5歳は老けて見えることも。そんなクマをカバーしようとベージュのコンシーラーを使ったみたところ、グレーになって余計に悪目立ちした……という経験がある人も多いのではないでしょうか。頑固なクマにはベージュではなく、オレンジのコンシーラーを使うのがおすすめです。オレンジでクマに血色感を与えることで、ナチュラルにカモフラージュできるんです。
私自身、もう6年くらいずっと使い続けているのは、ケサランパサランの「アンダーアイブライトナー」というクマ専用のコンシーラー。リニューアル前の商品を含めると、4度もリピートしているほど絶大な信頼を寄せている商品です。
血色感を与えるオレンジのほか、光を集めて明るさを出すイエローも含まれているので、くすみのない明るい目元に仕上げることができます。また、長時間使用してもヨレることもくすむことも乾燥することもないところが優秀です。
【おすすめの使い方】
1.適量付属のチップにオレンジのコンシーラーを取り、化粧下地を塗った後のクマに塗る。
2.1の状態から指の腹もしくはスポンジで軽く叩き込むようになじませる。
3.ファンデを塗る。
4.イエローのコンシーラーをオレンジと同じ要領でクマに重ねる。
5.フェイスパウダーを重ねる。
DATA
ケサランパサラン┃アンダーアイブライトナー
原材料・成分:トウキエキス、シャクヤクエキス、ローズマリーエキス、ユウガオ果実エキス、トウニンエキス、アロエエキス
シミやほくろ、傷跡
シミやほくろ、傷跡は最もカバーしにくい肌悩み。資生堂の「スポッツカバーファウンデイション」なら、その高いカバー力で諦めていた肌悩みも難なくカモフラージュできます。「全体用」(全4色)と「部分用」(全2色)の2種類展開のうち、濃いシミやほくろ、傷跡をカバーするのに適しているのは「部分用」。ちなみに、全体用は薄いシミのカバーに適しています。
濃いシミやほくろ、傷跡をカバーするには、自分の肌色よりも少し落ち着いたトーンのコンシーラーを使う方が自然にカバーできます。普段標準色より2段階明るいファンデを使用している私は、「H100 ベースカラー部分用」を使用。ほくろまでカモフラージュすることができるので、頼もしい限りです。
【自然に仕上げるためのコツ】
こちらの部分用は、クリーム状で狙った部分に密着してしっかりカバーすることができます。ただし、カバー力が高いだけに境目をうまくぼかすことが自然に仕上げるコツ。指や綿棒でも塗ることができますが、より自然な仕上がりと高いカバー力を求めるなら、コンシーラー専用ブラシか紅筆など小さくコシのあるブラシを使うのがおすすめです。
DATA
資生堂┃スポッツカバーファウンデイション
カラー:H100、H101、S100、S101、S102、S300
内容量:20g
ほうれい線
ほうれい線をカバーするには、影に明るさを与えることが重要です。とはいえ、肌色よりかなり明るい色のコンシーラーをほうれい線部分に塗ると、かえって悪目立ちしてしまうことになりかねません。ポイントは、さりげないツヤと明るさを与えられ、なおかつ、動きの出る部分なのでストレッチ力のあるコンシーラーを選ぶこと。ほうれい線カバーに最も適しているのは、筆ペンタイプのコンシーラー。ハイライターの要素を持っているものなら、よりほうれん線カバーにぴったりです。私が愛用しているのは、ゲランの「プレシャス ライト」。
凹凸がある部分に塗っても、ヨレたりひび割れたりすることがないほどストレッチ力があります。そして、さりげないゴールドの煌めきで気になる影を自然にカモフラージュし、若々しい印象の肌に仕上げてくれるんです。
私は「01 Light Golden」を愛用中。適度な明るさと黄みを帯びたなじみやすいベージュで、肌に溶け込むような仕上がりになります。のびがいいのでムラになりにくいのも高ポイントです。
【おすすめの使い方】
1.小鼻の脇の影を消す。
2.ほうれい線に対して垂直に小さな線を入れる。
3.それぞれ指かスポンジで軽く叩き込むようにしてなじませる。
DATA
GUERLAIN┃プレシャス ライト
カラー:00、1、1.5
ニキビ
赤みが気になるニキビは、それを消せるだけのカバー力が必要です。さらに、ニキビをコンシーラーで塞ぐことになるので、ケア効果があるものを選ぶのがベスト。そういう意味でおすすめなのが、DHCの「薬用アクネケア コンシーラー」。「薬用アクネケア コンシーラー」には、気になるニキビやニキビ跡、色ムラをカバーしながら、ニキビの原因菌であるアクネ菌にアプローチする薬用成分(※1)が配合されているんです。
※1:イソプロピルメチルフェノール
クリーミーなテクスチャーでのびがよく、広範囲にも塗りやすい。また、肌への密着力が高く、モチがいいのでつけたての仕上がりが続きます。色は2色展開で、私は「ナチュラルオークル01」というやや明るい肌色用を使用中です。
DATA
DHC┃薬用アクネケア コンシーラー
カラー:01、02
内容量:10g
小鼻や頬などの赤み
赤みを消すには、グリーンのコンシーラーを使いましょう。また、小鼻など動きが出る部分に使う場合には、ストレッチ力に優れたものを選ぶのがポイントになります。そうすることでヨレたり、ひび割れたりするのを避けることができるんですよね。このお悩みにおすすめなのは、CANMAKEの「カバー&ストレッチコンシーラー UV」。チップタイプなのですが、先端が斜めにカットされていて、細かい部分にも広い部分にも塗りやすくて便利です。色によって異なりますが、「C01 ライトグリーン」は、SPF50+/PA++とUVカット効果が高いのも頼もしい! しっとりとした仕上がりになるうえ、ウォータープルーフタイプで水や汗に強いのも◎。
【自然に仕上げるためのコツ】
コンシーラーをよくのばしてしまうと赤みをうまくカバーできないので、最初に数カ所点で置いて指やスポンジで軽く叩き込むようになじませるのが、自然にカバーするためのコツです。
DATA
CANMAKE┃カバー&ストレッチコンシーラー UV
カラー:C01、01、02
敏感肌
敏感肌の人は、メイクでもできるだけ刺激を避けることが大切です。自然由来成分で作られた低刺激の商品を使い、石けんでオフできるものだとなおよし。そういう意味でおすすめなのが、エトヴォスの「ミネラルコンシーラーパレット」。3色入りのパレットタイプ。自分の肌色に合わせて混ぜて使うことも、それぞれの肌悩みに適した色を使い分けることもできます。しっとりとして密着力が高いので、狙った部分に留まりやすく、ヨレることもありません。 それでいて天然ミネラルと植物由来オイルで作られており、低刺激なので敏感肌の人でも安心して使えます。片側にブラシ、もう片側にチップが付いた2WAYブラシは超便利! ニキビ跡やシミのカバーにはチップを、目の下のクマや小鼻の赤みなどにはブラシを使うのがおすすめです。
DATA
ETVOS┃ミネラルコンシーラーパレット
内容量:3.1g
今回は、40代にありがちな肌悩みをうまくカモフラージュできる、イチオシの最強コンシーラーをご紹介しました。記事を参考に、ご自身のお悩みにあったコンシーラーを探してみてくださいね!