南向きで本当にいいの? 実際に住んでみると方角で暮らし方が180度変わる!

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日本の夏がどんどん暑くなっています。今から40年前の東京の8月の最高気温は32.2度なのに対し、2019年になるとなんと35.6度!

しかも、これはあくまでも風通しのいい芝生の上で測った時の話。アスファルトやビルのガラスの照り返しにあふれる街中では、体感温度はゆうに40度を超えているといわれています。

夏の東京はもはや生活の場ではない!なんて言われるようになり久しいのですが、それでもマンションで人気になるのは南向きの部屋。価格も他の方角に比べて、若干高い傾向があります。

南向きは明るくて日当たりがいいですから住みやすそうと思う人が多いのは分かるのですが、実際に住んでみるとそうとばかりも言えません。しかも性格によって、方角には向き不向きがある!

筆者Yuuは、これまで建築士としてあらゆる方角の部屋のリフォームを手掛けつつ、自分自身も様々な方角のマンションで暮らしてきた経験があります。

そんな中で分かったのが、人気の方角でも生活スタイルや性格によって合わないことがあったり、方角によって暮らし方が変化したりすることが、結構あるということ。

今回は窓の向きと性格の深い関係、選んだ方角で変わる生活スタイルについてご紹介しましょう。

 

外に出るのが好きな人は北向き、家に居るのが好きな人は東向き

北向きの窓の部屋は、室内に直射日光が入らないため、四季を通じて優しく均一な光が部屋の中に拡散します。紫外線によるインテリアの色褪せや、本や美術品の焼けを気にする必要がなく、安定した環境を保ちやすいので、オフィスや書斎、勉強部屋にはぴったりです。

しかし生活空間となると話は別です。冬になると、断熱性能が高いマンションでも、北向きの部屋はやっぱり寒い! 築年数が古く断熱性能が低いマンションでは、10月から暖房をつけているケースもあります。また昼間でも薄暗いため、休みの日にずっと家にいると気分が滅入ってしまうことも。

そこで休日はキャンプに出て太陽の光を浴びたり、ハイキングに行ったり、アウトドアを楽しんでいるという声を結構聞きます。自然と、家の外に明るさや楽しみを求めるようになるのかも。

私が北向きの部屋に住んでいる時は、朝に近くのオープンテラスのカフェでモーニングを食べることが増えました。これは他の方角の家に住んでいた時はなかった習慣です。

北向きの部屋は、家に居るのが好きな人に向いているというイメージがありますが、実は表に出るのが苦にならない人に向いているようです。

では家に居るのが好きな人に向いている窓の方角は?といえば東向きです。

東向きの窓がある家は、朝から家の中に日差しが入ってとても明るく、夕方の西日は入りません。とにかく朝が気持ちがいいので、自然と早起きをするようになって、朝いちばんに掃除をする習慣が生まれた人もいます。

現在、私のアトリエは東向きなんですが、朝から爽やかな気分になれるので自然と朝食が豪華になり、表に出る機会が減って、家の中で過ごす時間が長くなっています。

朝日を浴びながら、家でとる朝食がまた美味しいんですね。そうなると自然と料理に力が入るようになるなど、家時間を大事にしたい人は東向きがおすすめです。

 

夜型になりやすい西向き、実は可もなく不可もなくが南向き

夜型の生活スタイルになりがちなのが、西向きです。朝に太陽光が入らないため、午前中が暗く、洗濯物をベランダに干しても夕方にならないと乾きません。そうなると朝から元気よく活動する気が湧かず、夜になると元気が出るという声を聞きます。

実は私も、長く西向きの部屋に住んでいたのですが、洗濯物は外に干さなくなりました。代わりにドラム式洗濯機を購入、仕事は日が落ちてから夜にするようになり、朝起きる時間が遅くなり、昼夜逆転の生活が長く続きました。

夜中になぜかパンやお菓子を焼いたり、掃除機の音を響かせないよう掃除はモップでするようになったり。それもまた楽しいものですが、朝から元気に活動したい人には向いていないかも。西向きの部屋は夜に元気な人に向いています。

さて、一番人気の南向き。南向きは朝から夕方までまんべんなく明るい暮らしができますが、北向きとは逆で夏に暑い! 5月からエアコンが必須です。でも冬は暖かいので、床暖房を一度もつけたことがないという声もあります。

現在、私の住居は南向きなんですが、可もなく不可もなくといったところ。割高である価値があるかといえばちょっと疑問です。私の生活スタイルと性格、そして健康のためには東向きが合っているようです。価格も南向きより安いことが多いですしね。

窓の向きによって生活スタイルは大きく変わり、性格の向き不向きもあります。皆さんも自分にぴったりの方角を見つけて、快適な暮らしを送ってくださいね。

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