歳を重ねても若々しい人でいたい!
歳を重ねても若々しい人もいれば、年齢以上に老けて見える人もいます。そんななか、大人になっても精神的に成熟していない子供おばさんは、老け込んでしまうことが少なくありません。若々しい女性と子供おばさんの違いは、なんでしょうか?
老けて見える子供おばさんができていないこと
子供おばさんが若々しくないのには、主に3つのことが原因であると言えます。- 「誰も見ないから」と言って、身だしなみが雑
- 年齢を言い訳にして、新しいことに挑戦しない
- 若くなくなったことで、“女としての価値”を見失っている
1つずつ、解説します。
1. 「誰も見ないから」と言って、身だしなみが雑
歳を重ねている女性のなかで、特に恋愛からほど遠くなってしまった人は、自分の手入れをあまりしなくなってくることも少なくありません。例えば、「見えないからいいや」とムダ毛の処理をしなくなったり、髪の手入れを疎かにしたり、体型に無頓着になったり……。
それでも、本人が自分の姿に満足しているのであれば、問題ありません。でも、もし「あぁ、ムダ毛があるけど、長袖着れば分からないし!」「髪がボサボサだけど、結べばいいや」「贅肉が気になるけど、痩せるのは面倒臭いし!」と、今の自分を気に入っていないのに、“怠惰な気持ち”に負けている場合は、考えた方がいいでしょう。
なぜなら、それらは“自分を大切にしていない行為”だからです。
たとえ人に見られなくても、自分は毎日、そんな自分の姿を見ています。人は、“自分が好きな自分”でいないと、どんどん自分のことを大切に思えなくなっていきます。それが、問題なのです。
例えば、人に邪険に扱われることがあっても、自分で自分のことを誇れないと、「あぁ、でも私、イケてないおばさんだしなぁ」なんて諦めてしまうかもしれません。そんなことでは、自分で自分の価値を下げているのと同じです。どんな人であれ、大切にされるべき存在であり、まずそんな自分を大切にしなくてはいけない存在は、“自分自身”なのです。
それに、“身だしなみをきちんとしているご婦人”と、“だらしがないおばさん”とでは、相手の対応が違ってくることは、現実的にあるものです。なぜなら、綺麗でいることは、相手への“礼儀”であり、“思いやり”でもあるからです。
例えば、友達と会うとき、自分は前の日から準備をしていたオシャレな服を着て出かけたのに、友達のほうはパジャマのようなだらしがない格好で来たら、がっかりしませんか? それは、「相手にとって自分と会うことは、“その程度のこと”なんだ」と、どこか自分を軽んじられた気分になるからなんですよね。
だからこそ、自分のためにも、関わる相手のためにも、ある程度、身だしなみを整えることは大切なのです。
2. 年齢を言い訳にして、新しいことに挑戦しない
いくつになっても若々しい人は、いつもワクワクしながら新たなことに挑戦していることが多いものです。「やってみたい!」という好奇心を持っていると、脳が活性化され、新しいことに柔軟に対応できるようになるものです。
逆に、歳をとって、色々なことに興味がなくなり、新しいことをやることが億劫になってくると、成長しないどころか、どんどん退行していってしまいます。なぜなら、時代はどんどん進化しているので、たとえ「現状維持をする」にしても、新しいものを取り入れたりする努力が必要だからです。そうしないと、時代に取り残されてしまうことも多いのです。
それだけでなく、生きていく上でも、新たなことに挑戦している方が楽しいはずです。いつでも「これ、面白そうだから、やってみたい!」と思える好奇心は持っていたいものですね。
3. 若くなくなったことで、“女としての価値”を見失っている
日本では特に、「若い女性のほうが魅力」だと思われがちなので、歳を重ねれば重ねるほど、「“女としての価値”が下がっている」と思ってしまう人がいます。でも、そんなことを思っているうちは、まだまだ表面的な魅力しか見ることのできない“お子ちゃま”かもしれません。
もちろん“物理的な若さ”は魅力ではありますが、努力しなくても、一定期間は誰もが持っているものであり、歳を重ねれば、みんなが失うものです。そんなものが“本当の魅力”なのでしょうか?
“本当の魅力”というのは、色褪せません。いくつになっても、です。むしろ、色々な経験をして、酸いも甘いも知って、自分に対しても人に対しても、優しく大らかになったときに出てくるものでもあります。つまり、人としての“器の大きさ”がポイントとなるのです。
それは、まだ経験が足りず、自分のことでいっぱいいっぱいの状態の若者には持てないものです。
だから、若くなくなったことで、“女としての価値”を見失っている時点で、その人が、まだ“本当の魅力”を分かっていないし、それだけ精神的に成熟していない、ということです。それは“大人ならではの魅力”を持たないまま、歳だけ重ねてしまった証拠でもあるのです。
そういう人は、今からでも遅くありません。いや、今だからこそ、ベストタイミングとも言えます。“本当の魅力”をきちんと理解し、今までの自分の経験を生かした“大人の魅力”が出せる人でありたいものですね。
歳を重ねてきた自分を誇りに思おう!
ここまで「老けて見える子供おばさんができていないこと」を3つ紹介しました。歳を重ねることは、楽しいことであり、素敵なことです。それを「残念なことだ」と感じるようであれば、それは、その人の生き方がつまらないだけです。もちろん歳をとれば、体力が落ちてきますし、記憶力が衰えてくることもあります。でも、その分、経験によって得られていることもたくさんあるのです。その重ねてきた月日を否定してはいけないし、その間に成長してきたことこそが、自分にとって、“生きるための武器”にもなるのです。
歳を重ねたときの“若々しさ”というのは、「前向きさ」や「柔軟さ」といった“大人ならではの成熟”がなければ出てこないものです。つまり、怠けて、ただただ歳を取っただけでは、ダメなのです。だからこそ、歳を重ねれば重ねるほど、人によって魅力に差が出てくるのです。
だから、「若い女性のほうがいいはず」なんて子供っぽい発想はやめて、歳を重ねてきた自分を誇りに思い、これからさらに魅力的でいられるように、自己を磨いていきたいものですね。