部屋の暖気や冷気はぼぼ窓などの開口部から失われる。部屋の快適性を保つには、開口部の対策が実は大事
一般的にマンションは、戸建てに比べ寒暖差に強いと言われています。
ただそのようなマンションでも、弱点は窓を中心とした開口部。ここ最近の新築マンションなどでは性能が大幅に改善されていますが、築10数年のマンションなどでは、一般的なサッシの性能も今より低いうえ、経年によるガタツキや緩みなども発生し、すきま風の原因となります。
とはいえ、分譲マンションなどでは、サッシは全体の共有物にあたるので、個人で勝手に性能のいい最新のものに変更することはできません。できるとすると、せいぜいサッシの内側に、後付けのインナーサッシをプラスするくらいですが、それも取り付けられる場所はかなり限定されてしまいます。
そこで、活用してみたのが、セリアで購入したすきまテープ。作業時間はどうなのか、女性一人でも手軽に貼れるのか、そしてその効果はどうなのか、実際に検証してみました。
貼ったりはがしたり、手軽に貼る位置を調整できる
幅や長さなどいくつか種類がある
サッシを開け閉めしなから、ベストな貼り位置を模索し、脚立を使って、女手ひとつで貼ってみたところ、作業時間は6か所で40分程度。
思っていたより、手軽でした。貼ったりはがしたりしやすいので、貼る位置も自在に調整できました。
効果は実際どうなの？
サッシのどこに付けるかいろいろ試した結果、外側に取り付け
体感で室温が大きく変わったか、と言われると、体感ではよくわからないなー、というのが正直なところです（スミマセン）。
体感できた効果は、暖房を消して外出して、数時間後に戻っても以前より部屋がやや暖かい、という程度です。
効果として一番大きかったのは、サッシの緩みがあったのか、強い風が吹くと、サッシ同士が触れ合ってカタカタ音が鳴ることがありましたが、すきまテープを設置してからこの音がピタッと止まったことです。
台風などが今後増加する予測もあるので、強風時のサッシ振動対策には効果があったようです（あくまで我が家の場合ですが）。
これからの季節気になるのは、花粉や黄砂などが風に乗って、家の中に入り込んでくることです。黄砂や花粉の季節に向けてすきまをブロックしておくのにもいいかもしれません。安価で手軽にできるので、気軽な気持ちでやってみる、もありかもです。
DATA
セリア┃すきまテープ
