亀山早苗の恋愛コラム

不倫が先か、離婚が先か?籍を抜く前に恋に落ちることもある

女優・歌手の神田沙也加さん(33)が、俳優の村田充さんとすでに離婚していることを発表した。離婚理由は、子どもをもつことについての意見の不一致だったと村田さんが公にしているにもかかわらず、不倫が先か離婚が先かが話題になっている。

亀山 早苗

執筆者:亀山 早苗

恋愛ガイド

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不倫が先か? それとも離婚が先なのか

離婚が先か

女優・歌手の神田沙也加さん(33)が、俳優の村田充さん(42)とすでに離婚していることを発表した。一方で、彼女に新たな恋人の存在が浮上、実は不倫だったのではないかという疑惑も起こり始めた。離婚理由は、子どもをもつことについての意見の不一致だったと村田さんが公にしているにもかかわらず、不倫が先か離婚が先かが話題になっている。

 

好きになって恋に落ちたら、不倫状態の期間も起こり得る

たとえば、夫婦の関係がいまひとつうまくいっていないとする。将来設計も不安定だ。このままでいいのかなと思ったときに「いい人」が現れる。最初は相談しているだけかもしれない。だが気づいたら、かけがえのない、好きな人になっていた。
 

夫よりこの人と一緒にいたい。そう思った女性は夫と話し合う。その間だって好きな人に会う時間くらいとりたいだろう。

離婚が成立、晴れて公に恋ができる。今回の神田さんの件はそういうことではないのだろうか。

「私も同じような経験があります。ただ、私の場合、離婚がなかなか成立せず、不倫だということで私の相手が夫から訴えられてしまいました」

そう言うのは、メグミさん(36歳)だ。29歳で3歳年上の男性と結婚したものの、結婚直後に仕事でキャリアアップするチャンスに恵まれた。国内外への出張が続き、すぐにでも子どもがほしかった夫との間に溝ができていく。

「自分がしたかった仕事ですから、チャンスを逃したくない。最初は夫も応援してくれていたけど、さすがに3年くらいたつと、『ずっとこのままなわけ? 最近、ふたりきりで過ごす時間が少なすぎる。このままじゃ子どもにも恵まれない』と文句を言うようになりました。あと2年待ってほしいと言ったけど、夫は私の顔を見れば愚痴る。悶々として、社内の後輩にぽろりとやってられないと言ってしまい、そこから彼に相談に乗ってもらって」

後輩の彼は、メグミさんの仕事ぶりに惚れていたと告白した。どんどん駆け上ってください、かっこいいと思うと背中を押してくれた。

そんな彼に彼女も心を惹かれていった。

 

 

“結婚”が重荷になって

そのうち、彼女にとって「結婚している状態」そのものが重荷になっていく。週末も仕事がらみのイベントやセミナーに出席したい。だが夫はふたりの時間を過ごそうと言う。夏や冬の休暇には、仕事を忘れて旅行したいが、夫は自分の実家へ行くことをさりげなく強制してくる。

「親戚づきあいなんてしたくない。自分のために時間を使いたい。わがままだとわかっているけど、結婚という制度に乗ったことを後悔しました」

年下彼とは、仕事を通してさらに親密になっていった。そして彼女は、結婚4年半で夫に離婚を切り出した。何も気にかけずに全力で仕事をしたい、と。だが夫は承諾しなかった。

「自分が育てるから、きみは子どもさえ産んでくれればいいとまで言い出して。でもそれは現実的ではないんです。彼だって会社員なのだから」

彼女は家を飛び出し、古いワンルームマンションを借りた。ときには後輩彼が訪ねてきたこともある。彼女は彼と一線を越えたが、それは夫のこととはまったく関係がないという。

「夫婦関係は、私が家を飛び出した時点で、すでに破綻していたと思います。後輩彼と再婚したいわけでもないしね。結果として期間がダブったと思われるんですが、気持ちはとっくに夫から離れていました」

だが、夫は夫婦関係の調停を申し立て、同時に後輩彼に対して損害賠償を請求した。双方、弁護士を立てての泥沼離婚劇となってしまったのだ。

「ただ、私の会社は理解があって、そんな状態でも仕事をさせてくれた。後輩彼に対しても、巻き込まれただけとしてお咎めなしでした。もちろん、私は彼とはふたりきりで会わないようにしていました」

2年かかってようやく離婚が成立。後輩彼は元夫に30万円を払って示談になった。なぜ夫が30万円という額で納得したのかわからない。最終的には「闘うことに疲れたみたいだった」とメグミさんは分析する。

「どちらかに好きな人ができて離婚するということは、いくらでもあり得る。そのたびに不倫だなんて第三者から批判されたらたまらないですよね。婚姻届を出していなければ、不倫にはならないのだから、今後、婚姻届を出すのはやめようと思います」

つい最近、後輩彼と復縁した。同じマンションの別の部屋に住んでいる。やはり彼との縁は切れなかった。だが、結婚はしないでおくと彼女は苦い笑いを漏らした。
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