アラフォー世代の唇事情と、選ぶポイント
年齢が出やすいパーツといえば、目元や首、手などが筆頭にあがりますが、唇もまた年齢が出やすいパーツのひとつです。皮脂腺や汗腺がほとんどない唇は、乾燥しやすく、トラブルやエイジングサインが現れやすい傾向があります。
なかでも40代のエイジングサインの筆頭はくすみと縦じわ。現在42歳の私自身も以前はその2つのお悩みを抱えてメイクの仕上がりがイマイチに感じていました。口紅を塗ればくすみは目立たなくなりますが、縦じわは口紅でカバーすることが難しいと感じていたからです。
ところが、口紅の上からグロスを重ねたら、縦じわは見事にカモフラージュ! それどころかボリュームとツヤも出るので、より生き生きとした表情に。乾燥から唇を守る効果もあるので、アラフォー世代こそグロスをおすすめしたいのです。
とはいえ、塗り過ぎるとギトギトして残念な印象を与える危険もありますから、大人でも「アリ」なグロスは、いくつかのポイントを意識して選んでみましょう。
まずは、自然な仕上がりになるものを選ぶこと。パールやラメが含まれる場合、粒子が細かく、ムラにならないものを選びましょう。
1. 5色のラメ入りでさり気ない輝きを放つ
プチプラコスメ界の絶対女王とも呼べる存在のキャンメイク。そのリップオイル「フルーティーピュアオイルリップ」(全3色/税抜700円)は、グロス感覚で使うことができる商品です。ジュレのようにとろけるようなテクスチャーで保湿力も高く、乾燥しやすい唇もうるおいで満たしてふっくらと見せてくれます。唇の縦じわをカモフラージュする効果は、今回ご紹介する商品の中で最も高いです。
「03 ライチソーダ」(写真下)は、白いグロス液の中に非常に粒子が細かい5種類のラメが含まれていて、光の加減で煌めくのでいつもの口紅の表情を変えるのに役立ちます。唇にのせると透明なので、重ねる口紅の色を選ぶこともありません。唇全体に塗るより、中心部分にポイント使いがおすすめです。
2. 口紅の赤みを抑えたい、透明感を出したい時に
ケイトの「カラーエナメルグロス」(全6色/税抜450円)は、チューブタイプになっていて、斜めにカットされた先端部分を直接唇に当てて塗ります。量の調整がしやすく出過ぎないのはチューブタイプならでは。ギトギト・ベタベタ感がないテクスチャーは価格の割に優秀です。
「BU-1」(写真下)は、淡いブルー。手持ちの赤リップやオレンジリップの発色を抑えたい時や、いつもの口紅に透明感を与えたい時に重ね使いするのがおすすめ。繊細なブルーのラメは変にギラつくこともなく、年齢を問わずに使える商品です。こちらも唇全体に塗るより、中心部分にポイント使いがおすすめです。
3. 色モチがよく、美容液成分90%配合でうるおいが続く
ボンボンの「ティントグロス」(全9色/税抜819円)。グロスでは珍しいティントタイプで、単品使いする商品です。塗ってしばらくすると発色が強まり、色モチがいいのが特徴です。コラーゲン、ヒアルロン酸などの美容液成分を90%も配合しているので、うるおいが長続き。
「14 コーラルピンク」(写真下)は、黄みがあまり強くないものの肌への馴染みはよく、顔色を明るく見せてくすみも払拭してくれます。粒子の細かいパール入りで透明感のある発色。ピュアな唇に仕上がります。
4. ミルキーな発色で鮮やかなカラーもやわらかく纏える
NYX PROFESSIONAL MAKEUPの「バターグロス」(全20色/税抜900円 )。バターのようなクリーミーでとろけるようなテクスチャーのグロス。ミルキーな発色なので、鮮やかなカラーもやわらかく纏うことができます。また、唇がふっくらとして立体感も出ます。
「10 カラー・チェリー チーズケーキ」は、子どもっぽくならずに快活な雰囲気に仕上がるミルキーオレンジ。パールやラメは入っていないので煌めきはありませんが、ツヤは出ます。
今回は、大人でも「アリ」なグロスの選び方とおすすめ商品をご紹介しました。気になる商品があればこの機会にぜひお試しください。