1. 目先のことだけで判断する
たとえば、外出中に雨が降ってきたとしましょう。折りたたみ傘を持っていればよいのですが、そうでない場合には、何らかの対処をすることになります。この場合、傘を買って目的地まで移動する、止むまでどこかのカフェで休む、タクシーで移動する等があるのではないでしょうか。どれを選ぶのかはケースバイケース。どの方法も間違いではないのですが、その時の状況にあわせて行動することが大切です。
一番お金が掛からなそうなのが、傘を買うという選択だと思うのですが、家に帰れば傘はありますし、お金を使ったにもかかわらず雨の中を歩くので、濡れてしまうこともあります。傘の代金が500円で済んだとしても帰宅後の手間は増えますし、その結果、不要な傘も増えてしまうということに。
雨の日の傘に限らず、日常的に急な判断を求められることは多々あります。一見すると一番お得なことが一番面倒だったり、余計な手間が増えたりすることにもなりかねません。何かを判断するときには目先のことだけでなく、もう一歩先を考えるとお金やモノが無駄になりませんし、お金が活きてきます。
2. 手作りし過ぎる
節約のために、食事を手作りしたり小物をDIYしたりする人も多いでしょう。とても立派なことなのですが、何をするにしてもある程度の効率性を考えていかなければなりませんし、材料を使い切らなければ、それは単なる無駄遣いです。食品を購入する際に、消費・賞味期限が近い割引商品を購入する人がいます。この時に買った商品を使い切ることができれば問題はないのですが、このような割引商品は量が多く、足も早いため、使い切りが難しいことがあります。
DIYをする場合も同じです。趣味として楽しむのはよいのですが、節約のための手作りの場合、それを作るためにそれ相当の時間を費やしますし、必要なモノなので完璧な仕上がりが要求されます。仕上がりによっては買い替えなくてはならず、かえって無駄遣いになることも。
3. 節約のやり過ぎ
今まで挙げたことは、誰でもやってしまいがちです。節約できるものはできるだけ取り組む。これはお金を貯めるための鉄則ともいえます。とはいえ、何でも一番安いモノ・コトを選ぶことが、必ずしも正解とはいえません。節約をする場合は思いつきではなく、計画が大事。予定がある時には、その予定に沿った行動が大切です。
時と場合によっては、お金を払って誰かに頼んだ方が効率よく、かつ上手に仕上がっていることもあります。まさに時と場合の使い分けが必要なのです。
常に節約ばかりに気を取られて行動していると、本来、得られるべきことや経験を手放すことにもなり兼ねませんし、ツキまでも手放すことになります。
何もかもを節約するのではなく、何をどのように節約するのか?を明確にして、それ以外のことは「好きにする」ことで気持ちも楽になります。
運を良くするにはどうしたらいい?という人がいますが、焦りやゆとりのない心からは、ポジティブな氣は生まれません。運を良くしたいのなら、節約のし過ぎに注意しましょう。
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