キャッシュレス還元を取り逃さない
昨年10月から消費税率が引き上げられました。食料品など、8%のままに据え置かれる軽減税率があろうと、おおむね生活費は2%上がることを意識しておきたいものです。実際、このタイミングで端数を切り上げるような実質値上げが散見され、ケースによっては2%以上のインパクトがあったりします。
当面、家計防衛として見逃せないのは「ポイント還元」です。国が実施する中小店舗におけるキャッシュレス決済のポイント還元事業がそれです。キャッシュレス決済について、中小店舗は5%、フランチャイズ店舗は2%を還元してくれます。
対象店舗は、店頭にステッカーなどが表示されているので、確認してみてください。お店を探す検索アプリもあります。
キャッシュレス還元ゲットでおしまいはもったいない!
とりあえず、キャッシュレス決済のポイントだけ欲しいのなら、「クレジットカード」でOKです。また、電車に乗るとき使っているSuicaやPASMO等の交通系ICカードを、そのままお店で使えばおおむね対応できるでしょう。しかし、今まではキャッシュレス決済をあまりしていなかった人が、せっかくキャッシュレス決済に切り替えをしたのであれば、もう1つやってほしいことがあります。それは「家計管理のデジタル自動入力」です。
というのも、キャッシュレス決済に切り替えたということは、家計簿の自動記帳が可能になったということでもあるからです。最近の家計簿アプリは高機能化が進んでおり、以下の3つのほとんどは、アカウントを登録すると家計簿が自動的に利用履歴を収集し、自動記帳をすることが可能なのです。
- クレジットカード
- 電子マネー
- 銀行のキャッシュカード
家計簿を自動化することで、お金の流れを見える化する
すぐ設定したい自動記帳機能付き家計簿アプリはこれ!
家計簿アプリとして、自動記帳ができるものとしては、以下のものがあります。- Zaim
- マネーフォワードME
- LINE家計簿(アプリ版)
- マネーツリー
- Dr.Wallet
主要な電子マネーで未対応なのはPayPayですが(執筆時点)、これも近いうちに対応していくことになるでしょう。
見えにくいお金の流れを家計簿アプリで見える化する
家計簿アプリがなぜオススメかというと、あなたがラクになるというだけでなく、見えにくいお金の流れを改めて見える化することになるからです。キャッシュレス化すると、なかなかお金の流れが見えなくなります。同じ1万円が消えても、財布から1万円が徐々に少なくなるのと違い、スマホやICカードの重さは変化しないので、「減る」感覚が持ちにくいのです。
財布が重くならないのは、キャッシュレス化のメリットかもしれませんが、そこでもう一度「見える化」をしてみたいと考えるとき、家計簿アプリが役に立つというわけです。
せっかくキャッシュレスの便利を手に入れ、ポイント還元ももらったのに、ムダづかいが増えてしまっては意味がありません。家計簿アプリは、そんなあなたの味方となってくれることでしょう。
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