体調を崩して51歳で退職。今ある貯蓄で老後は大丈夫?
皆さんから寄せられた家計の悩みにお答えする、その名も「マネープランクリニック」。今回の相談者は、体調を崩して昨年、勤務先を退職した52歳の女性。まとまった貯蓄もあり、このままフルリタイアできればと考えていたが、にわかにニュース等で取り上げられ話題となった年金問題。急に不安になってきたという。ファイナンシャル・プランナーの平野泰嗣さんがアドバイスします。※マネープランクリニックに相談したい方はコチラのリンクからご応募ください(相談は無料です)★マネープランクリニック編集部では貯蓄達人からのメッセージを募集中です★
体調を崩して昨年、勤務先を退職しました
■相談者
ささらさん(仮名)
女性/無職/52歳
千葉県/持ち家・マンション
■家族構成
なし
■相談内容
昨年体調を崩して退職しました。年齢的にも、できればこのまま働かずに暮らしていけたら、と思っています。お金のかかる趣味などはなく、生活も質素な方だと思います。自分で計算してみて大丈夫と思って、体調を優先させて退職しましたが、年金問題などのニュースを見聞きすると不安になっています。
■家計収支データ
■家計収支データ補足
(1)住居費について
住宅ローンは完済。住宅費の内訳は、管理費(2万1000円)と、固定資産税(年約10万円)を月割りにして計上。
(2)年金について
直近の定期便では、65歳から受給開始163万/年。現在、貯金から国民年金と付加保険料を納付。
(3)家族について
両親(70代)、弟(40代)。相続がある可能性はないとのこと。
(4)体調について
現在、月1回通院。
(5)加入保険について
・がん保険:年払い2万8000円
・共済:月2500円(入院5000円)
※共済は解約を検討中
(6)貯蓄を増やしてきた方法について
相談者コメント「会社員の時は財形や、昔は郵便局の定額貯金も今より利率が良かったので、そういった手堅いものでコツコツ貯蓄していました。先取り貯金をして残ったお金でやりくりすることに慣れていったのが大きいかと思います。少しゆとりの資金ができたところで株や投資信託を始めたことで、大きく増えてくれました。それが住宅資金に大きく寄与してくれたと思います」
■FP平野泰嗣の3つのアドバイス
アドバイス1 このままリタイアしても問題はない
アドバイス2 懸念されているのは「目減り」というリスク
アドバイス3 今後は「お金の使い方」も考えてみる
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