本当の意味でのムダ遣いを知るためには、今よりも少し視野を広げて考えてみることが必要です。
ムダ遣いには2つのパターンがある
ムダ遣いといっても大まかに分けると、最初からムダ遣いとわかっているモノと、結果的にムダ遣いになってしまうモノがあります。これら2つのムダ遣いを防ぐことが、貯蓄額を増やすためには欠かせません。最初からムダだとわかっているモノには、その場の勢いで買ってしまった、本当は欲しくないけど周りの人が買うので(行くので)買ってしまった(参加してしまった)等があります。このようなムダ遣いは誰もが意識しているので対策を立てやすいですし、気を付けやすいのではないでしょうか?
一方、結果的にムダとなってしまうようなモノとは、本来、必要で購入したにもかかわらず使い切れなかった、使うのを忘れて期限が過ぎてしまったモノ。食品等では、安売りだからと購入したが使い切れなかったモノをいいます。なかには、買ったことを忘れてしまったという人もいるのではないでしょうか?
では次に、貯金上手な人がムダ遣いを減らすために、心がけている買い物の仕方をお伝えします。
1. 置き場を決めて、ストックをわかりやすくする
その場の雰囲気でモノを買うことはストレス解消にもなりますので、なかなか止められない人もいます。また、ムダ遣いの罪悪感から、余計なストレスになることも。ストレス解消が買い物という人は、他の趣味を見つける、イラっとした時は自宅で映画を観る、外出する時にはカードを持たずに最小限の現金だけを持って行く等を実践してみてください。
そして節約上手さんにとって無縁なのが、結果的にムダになってしまうようなケースです。このようなムダを防ぐためには、在庫管理をすることです。
特に安売りだからと、本来のストック置き場に入りきらないくらいに購入して使い切れないだけでなく、さらに買い増ししてしまうことも。このようなムダを省くためにも、食材や日用品のストック場所は家族全員がわかるようにしておき、どれくらいの在庫があるのかもわかるようにしておきましょう。
2. ストックは最小限に、必要な分だけを買う
在庫管理やメモに残すことは、想像以上に面倒なこと。初めは張り切って実践していても、面倒になって止めてしまう人も少なくありません。それならば最初から管理しやすいだけの量を持つことを心がけてみてはいかがでしょうか?まずは自分が管理できる量でスタート。管理する習慣が身についたら、徐々に量を増やしていくのも手です。そしてこの時必ず家計簿をつけ、以前と比べてお金の流れを確認してみてください。
ストックしていない分、家計費の支出は少なくなっていますし、使い切れなかった食材をなくすこともできているはずです。
ストックが少ない分、買い物へいく頻度は多くなるかもしれませんが、その日のお得品を買うことができます。必要なのは発想の転換です。常に新鮮な食材が手に入るのですから、悪いことばかりではありませんよね?
一見するとムダに思えることでも、自分にとってはムダではないモノやコトもあるかと思います。このような場合も後付けでムダではないとするのではなく、最初からルールを決めておくことが必要です。
ルールを決めることで、本当に必要なモノやコトを絶好のタイミングで手にすることができますし、ムダ遣い削減に役立ちます。
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