日常的に持ち歩くものに「デジタルガジェット」が増えてきていませんか? スマートフォンにタブレット、モバイルバッテリー、デジタルカメラなどを持ち歩いている人もいるかもしれません。
僕の場合も仕事で使うデジタルガジェットがバッグの中にギッチリと詰まっています。
デジタル一眼レフカメラ、予備バッテリー、SDカード、ボイスレコーダー、タブレット、スマートフォン、USBメモリ、モバイルバッテリー……。
これらのアイテムを持ち歩いていると困るのが、突然の雨です。特に僕の場合は通勤がバイクなので雨が降ってきても、すぐに対応することができません。
そのため僕のバッグ選びの最低条件は「防水性に優れていること」。今回は、僕が使用したことある防水バッグのなかでも、とくに優れていたバイク用バッグメーカー、エンデュリスタンの「ハリケーン」をイチオシしたいと思います。
「ハリケーン」の防水性を実験
実際に雨が降っている日に撮影できればよかったのですが、都合よく雨が降るわけはなく、高圧洗浄機「ケルヒャー」で強烈な水流を「ハリケーン」にかけてみました。優れた防水バッグには、防水素材が使われていることはもちろんですが、縫い目やファスナーにもしっかり対策がなされています。逆に言えば、縫い目やファスナー部分は弱点。水が入ってきやすいポイントです。
そこで、しつこくファスナー部分を重点的に高圧洗浄機でアタックしましたが、中に入れていた物はまったく濡れることがありませんでした。
多機能なのも「ハリケーン」がイチオシな理由
「信頼できる防水性」だけでも全力でイチオシしたい理由になりますが、「ハリケーン」は機能的にも優れています。通常バッグの左右に三脚やペットボトルなどを収納できるポケットをつけると、本体とポケットを縫い合わせなければいけないので、縫い目から浸水する可能性があります。ですが「ハリケーン」は縫うのではなく、生地を溶かして張り合わせることで防水性を担保しています。
そのため、一般的に防水バッグには難しいとされているサイドポケットの設置することを可能にしました。
肩部分と腰部分に調整可能なストラップがついているので、重い荷物を入れたり走ったりしてもショルダーハーネスがずれることがありません。
そのほかにも
・エンデュリスタンのロゴマークはリフレクター仕様
・小物を挟めるバンジーコード
・ハイドレーション対応
・耐久性に優れた1000デニール3層構造
・メイン収納にメッシュポケット
・バッグ上部と下部にもセパレートされた荷室
・カラビナを引っ掛けることができる箇所多数
など、さまざまな機能が採用されています。なかでも珍しいのは、ハイドレーションパックを入れておけるスペースがあること。走行時はヘルメットを装着し気軽に吸水できないので夏場は助かります。
最強の防水バッグにはデメリットも
いろいろな場所のフィット感を調整できるのですが、調整幅が広いので場合によっては赤丸の部分のように紐が余ります。ミリタリーバッグなどもこういった状態になりがちですが、この場合はウェブドミネーターを使えば解決できます。また、防水性に優れているがゆえにファスナーがやや硬いです。これはバッグにグリスが付属品でついているので塗りこむと改善されます。
ガジェット好きにイチオシしたいバッグ
水没したら困るアイテムを持ち歩いているのであれば信頼できる防水バッグを使いたいところ。街で使うよりもバイクは過酷な環境下です。僕が実際にバイクで使って浸水しなかったバッグは文句無しにイチオシできます。これまで「防水性に優れている!」というキャッチコピーに誘われて、何個無駄に購入したことでしょうか……。「ハリケーン」はパソコンやカメラなど大切なデジタルガジェットを持ち歩くあなたには文句なしにオススメです。