31歳からの恋愛相談室:今回の回答者は島田佳奈さん
「31歳からの恋愛相談室」今回の回答者は、島田佳奈さんです
■島田佳奈さんプロフィール
今回の回答者:島田佳奈さん
モデル・OL・キャバ嬢・バイヤー・広告代理店・SE等多彩な経歴ののち、作家に転身。『人のオトコを奪る方法』『アラフォー独女の生きる道』他著作多数。奔放な恋愛経験と独自の恋愛観が好評。
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twitter:@shimadakana
お悩み:付き合ってもいないのに「結婚したら◯◯して」と言われると気が重いです
お悩み:付き合ってもいないのに「結婚したら◯◯して」と言われると気が重いです
結婚相談所に入って婚活しています。お見合い後、仮交際(お見合い後、真剣交際に入る前段階。何度か食事などをして相性を確かめる期間)の段階で、「結婚後は仕事を辞めてほしい」と言ってきたり、「結婚後は趣味も辞めて家庭第一にしてほしい」と言ってきたりする人がいます。まだ交際もしていないのにそんなことを言われると、なんだか気が重くなってしまいます。
お見合いとはそういうもの、男性はそういうものだと、諦めないといけないのでしょうか。
アドバイス1:結婚相手に求める要素は、世代によって差がある
アドバイス1:結婚相手に求める要素は、世代によって差がある
20代から30代は「子作りを含めての結婚」になるけれど、40代以降の結婚は、子供が前提ではなくなります。40代以降は「誰かといっしょに暮らしたい」「家族がほしい」という目的のもと、結婚相談所を利用することが多いのです。
とくに男性は「家事をやってほしい」「将来的に要介護になったときに支えてほしい」などが結婚の目的に含まれがち。それらが念頭にあっての結婚となるので、相手に望む条件が細かくなる訳です。
「女性が家庭に入ったほうが男性は働きやすい」という日本人にありがちな意識や社会制度が変わらない限り、若い世代が40代、50代になっても、この問題は発生するでしょう。
アドバイス2:「愛」と「条件」どちらを選ぶかで出会いの場も違う
結婚相談所は、基本的に「愛よりも条件」から入ります。条件の話題が出てきやすいのも、仕方のないことです。「私はもっと、愛や相性を重視して結婚したい!」と思うなら、メインの出会いの場として、マッチングアプリを活用してみるのもおすすめです。
その代わり、マッチングアプリで出会う相手は、「条件よりも愛」という人が多くなるからこそ、スピーディーに結婚!というのは難しいかもしれません。重要なのは、Emikoさんが、どちらを選びたいかです。
アドバイス3:相手の言いなりはNG! 本音をぶつけて
ただ、いくら「条件」が大切なお見合いとはいえ、そんな話ばかりされたらモヤッとするのは当然です。ずっと仕事を頑張ってきたのに、「結婚後は仕事を辞めてほしい」だとか「結婚後は趣味も辞めて家庭第一にしてほしい」なんて言われたら「え、なんで?」と思ってしまいますよね。もしそういう話を振られたら、冗談っぽく、こう言ってみてください。「私も仕事を続けたいんです。あなたが仕事をやめて、家に入る、っていうのはいかがですか?」。
あくまでも冗談っぽく、がポイントですよ。それで相手が「えっ」という表情になったら、すかさず「今『えっ?』って思いましたよね。私も同じように、『えっ?』って思ったんですよ」と伝えるのです。
それから「家のことは2人で一緒に考えていきたいです」と、希望をやんわりと伝えてみればいいと思います。
もしかしたら「男にとって仕事とは……」なんて話をされるかもしれません。でもそれは、女だって同じですから。この年齢まで一生懸命頑張ってきたという自負があるなら、それを隠す必要はまったくありません。
とりあえず正直な気持ちを話してみて、Emikoさんの本心に気づいてくれる方なら、柔軟性はあるので大丈夫。ここで足切りせず、もう少しお話ししてみましょう。
ただ、仮交際の段階での発言については、外せない条件という可能性もあります。だからこそ、それを見極めるためにも、黙っていないでこちらもジャブを打ってみるべきです。
もちろん、お互いが我を通してばかりでは、衝突するだけです。相手との違いを受け入れなかったら、カップリングは期待できません。お互い納得いくポイントを一緒に見つけるために、まずは自分の率直な思いを伝える、ということです。
こういうことは、話してみないとわからないこと。だからこそ、一度ジャブを打ってみることが大切なのです。そうすることで、今後の方向性がいろいろ見えてくるはずです。
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