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QRコードをPCで読み取り!ソフトだけでカメラ使用しない方法

QRコードをPCで読み取り!今回は本やPCサイト上で見かけるQRコードをそうやってパソコンでの読み取るのかお話しします。ここで紹介するフリーソフト「Q太郎」を使えば、WEB上で簡単にQRコードを読み取れるだけでなく、作成することもできます。意外なQRコードの楽しみ方も併せてご紹介!

執筆者:吉原 克

QRコードとは?PCでの読み取り方法

フリーソフトでQRコードが読み書き自在!

フリーソフトでQRコードが読み書き自在!

画像のような図形を駅のポスターや雑誌、Webサイト上などで見かけることはありませんか?
この図形、「QRコード」といって、いわばバーコードが進化したもの。この図形のなかに様々な情報を記録することができます。スマホにも、このQRコード読み取り機能を搭載したものが多く市場に出回っており、長いURLやメールアドレスを入力することなくQRコードを読み取るだけでWebやメール送信が可能になることからその利便性に注目が集まっています。

近ごろでは個人ブログをQRコードでアップしたり、SNSサイトの自己紹介欄にメッセージを格納したQRコード画像を掲載するなど、商業やビジネスだけでなく個人のプライベートやエンターテインメントの領域にも応用されてきました。
自分のPCでQRコードを読み書きできる機能は、搭載しておいて損はないといえるでしょう。

そこで今回は、このQRコードを生成するソフト、そして読み取るソフトの両方を紹介し、Web上でQRコードを使うちょっとした面白さにもフォーカスしていきます!

<目次>  

QRコードの基礎知識~サイトの本文や自己紹介にも応用可能~

QRコードは横だけでなく縦にも情報が格納できるなど、バーコードに比べて省スペースで多くの情報を格納できる

QRコードは横だけでなく縦にも情報が格納できるなど、バーコードに比べて省スペースで多くの情報を格納できる

QRコードは、バーコードなどと同じ2次元コードの一種です。「リーダにとって読み取り易いコード」を主眼にデンソーウェーブ社が開発し、1994年に発表しました。2004年にJIS(日本工業規格)により標準化され、市場にも急速な普及が進んでいます。
QRコードは、バーコードに比べて小さいスペースで格納できる情報量が多いことや、日本語のかな・漢字文章にも対応可能なこと、汚れや破損があっても誤り訂正機能により復元して読み取りが可能であるなどの点で優れているとされます。

ビジネスの現場では駅のポスターや雑誌の連絡先にQRコードが使われるのが一般的でした。そのQRコードをスマホで読み取ると、面倒なURLやメールアドレスの手入力作業を省略して、Webサイトにアクセスしたりメールを送信できるというわけです。
 
雑誌のアンケートへの応用例
雑誌のアンケートページに掲載されたQRコード。携帯電話でこのコードを読み取ることにより、Web上のアンケート回答サイトにアクセスすることができる

ところが最近になって、このQRコードで個人ブログを更新したり、SNS(ソーシャルネットワーキングサイト)の自己紹介欄にオリジナルのQRコードを掲載するなど、プライベートな楽しみ方のバリエーションが目立つようになってきています。今後もいろいろな応用が見込める、注目すべき技術といえそうです。
 

QRコード読み取りソフト「Q太郎」

「Q太郎」は、Web上のQRコードを読み取り、内容を解析して表示するフリーソフトです。

あるQRコードを「Q太郎」で解析して表示したのが下の図です。コードを解析するための操作が面倒といえばそれまでですが、直接ストレートに文字で書かれたブログを読むよりも、ヒミツを解く面白さが味わえるともいえるでしょう。
QRコードBlog本文を「Q太郎」で解析した結果
「Q太郎」で解析した結果。
 

QRコード読み取りソフト「Q太郎」のダウンロードとインストール

このアイコンをダブルクリックして「Q太郎」を起動しよう

このアイコンをダブルクリックして「Q太郎」を起動しよう

「Q太郎」は、ベクターのダウンロードサイトからダウンロードすることができます。
「qtarou_v12.lzh」というファイルを任意のフォルダにダウンロードしたら解凍し、解凍してできた「qtarou_v12」フォルダの中にある「QTAROU.exe」ファイルアイコンをダブルクリックすることで起動できます。インストール作業は必要ありません。
「Q太郎」を起動すると、以下のような画面が現れます。
 

QRコード読み取りソフト「Q太郎」の使い方

では実際に「Q太郎」の使い方をみていきましょう。
 
 
 
PC画面をキャプチャする
赤と青のカメラボタンを使い分けて画面をキャプチャしよう

赤と青のカメラボタンを使い分けて画面をキャプチャしよう

まず、「Q太郎」起動画面のツールバーにある赤と青のいずれかのカメラボタンをマウスでクリックし、PC画面を「Q太郎」にキャプチャして取り込みます。PC画面全体を取り込みたい場合は赤ボタンを、複数ウィンドウのうちアクティブになっているウィンドウだけをキャプチャするには青ボタンを押してください。「Q太郎」のウィンドウ内に、PC画面そのままの画像が表示されればOKです。
■キャプチャした画面からQRコード部分を範囲選択する
QRコードのある位置まで画像を移動させるには手カーソルを、QRコード部分を範囲指定するには十字カーソルを選択する

QRコードのある位置まで画像を移動させるには手カーソルを、QRコード部分を範囲指定するには十字カーソルを選択する

「Q太郎」ツールバー部分にある「手カーソル」と「十字カーソル」を使ってQRコード部分を選択します。「手カーソル」を選択した状態では、「Q太郎」ウィンドウ内ではマウスポインタが手の形になります。ここで左クリックしたままマウスを動かすと、手があたかも画像を握って動かしているかのように画像が移動します。こうしてQRコード全体がウィンドウ内に表示されるようにしてください。
次に「十字カーソル」を選び、今度はQRコードに相当する部分を点線の四角で囲みます。選択し終えると自動的にQRコードの解析がはじまり、解析結果が別ウィンドウで表示されます。
QRコード選択部分
十字カーソルでQRコード部分のみを範囲選択しよう
 
QRコード読み取り結果
読み取った結果は、自動的に別ウィンドウが起動して表示される


試しに、この記事の冒頭に表示されているQRコードを読み取ってみてください。
なんと表示されましたか?正解は、

「フリーウェア・シェアウェアのサイトへようこそ!」

でした。これで読み取りの仕方はバッチリですね。
いろいろな応用が利くQRコード。PCでコードを読む機会は滅多にないのが実情ですが、万が一のときのためにこうしたソフトを備えておけば楽しみが広がりますよね。

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※OSやアプリ、ソフトのバージョンによっては画面表示、操作方法が異なる可能性があります。

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