通常よりも少ないマイルで移動でき、それまで知らなかった土地の魅力に気づけるイチオシのサービスです。
予約が完了するまで行先がわからない
「どこかにマイル」を利用するためには、飛行で搭乗やショッピングで貯めたマイルが必要です。また、出発地の空港、出発日時、帰着日時をあらかじめ決めておきます。出発地として選べるのは、東京・羽田空港、大阪・伊丹空港、関西空港、鹿児島空港、那覇空港からひとつです。専用のWebサイトで必要情報を入力すると、複数の空港が行先候補として示されます。行先候補の組み合わせを確認してから予約すると、行先候補のなかからひとつが選ばれ、2~3日以内に行先と往復の航空券を予約完了した旨のメールが届きます。旅には出たいけど、特に行先が決まっていないときに重宝します。
申し込みに必要なマイル数は6000マイル。通常の2区間の国内特典航空券申し込みには最低12000マイルが必要ですが、その半分のマイルで飛行機が利用できます。
羽田、伊丹、関西から出発する場合、就航する空港すべてのなかから4つ、鹿児島と那覇からは鹿児島県内と沖縄県内の離島の空港から3つが候補として表示されます。行先候補は何度も検索可能(空席状況により候補の組み合わせには制限あり)なので、組み合わせを選ぶのも楽しいです。
行先が決まってから旅プランを考える楽しみ
行先が決まって往復航空券の予約連絡が来たら、あとは行先の空港から先の旅程を考えるだけです。私が実際に「どこかにマイル」を活用したときの事例をご紹介します。ある程度マイルが貯まって、時間も取れそうなので「どこかにマイル」を申し込みました。羽田空港を出発地に指定し、候補として表示された空港は松山、宮崎、小松、秋田。申し込み後、小松空港へのフライトが決まりましました。
当日、小松空港から向かったのは、個人的に11年ぶりとなる能登半島です。レンタカーの営業所で勧められた電気自動車を借りて、能登半島を一周。美しい能登の風景を堪能するとともに、取材でたくさんの情報を得ることできました。
家族での申し込みも可能!
「どこかにマイル」は、マイレージ会員本人のマイルを人数分充てることで、家族分の申し込みも可能です。配偶者または2親等以内の家族が対象で、会員本人と同時に申し込みむことが条件となります(本人を含めて大人・子どもで最大4人と大人が同伴する幼児2人まで)。私も2018年の結婚記念日のお祝い(+取材)として、2人分の12000マイルを使って「どこかにマイル」を申し込みました。羽田出発で行先候補は釧路、青森、徳島、北九州。翌日には北九州に行先が決まりましたので、旅程を考えて大分まで足を伸ばすことに決定。
別府温泉に泊まってのんびりすることにし、豊後高田や宇佐のマチュピチュ、原尻の滝、ラムネ温泉などに立ち寄りました。
飛行機代はマイル支払いなので、旅の費用は羽田までの交通費、現地でのレンタカーと宿泊費、飲食などの費用のみ。充実した旅になりました。
「どこかにマイル」で今まで知らなかった旅の魅力に出会う
旅に出たいけど、特に行先が決まっていないときに重宝する「どこかにマイル」。提案してもらった行先で、今まで知らなかった旅の魅力に気づくことができるおもしろいサービスです。今、JALでマイルを貯めている方はぜひ利用してみてはいかがでしょうか。DATA
日本航空株式会社(JAL)┃どこかにマイル
※往復6000マイルで飛行機に搭乗可能なサービス。JALグループ国内線の東京(羽田)、大阪(伊丹・関西)発着の直行便全路線、沖縄(那覇)、鹿児島発着の直行便離島路線が対象となります。