実は人によって違う「セックスの常識」

あなたの常識は相手の非常識かも?

あなたの常識は相手の非常識かも?

「セックス」という言葉を聞いて、一体どんなことをイメージしますか? 実は性やセックスに関するイメージや理解には、男女によって、個人によってかなり差があります。

その原因の1つは、日本の学校教育にあります。日本では、欧米と比べ、学校教育や家庭での教育の中で、セックスに関する話題を避けたり、扱ったとしてもあいまいな教え方にとどまる傾向があります。

たとえば日本の学校では保険の授業などで、性病や妊娠、出産のしくみについて学ぶ機会はありますが、「どうやったら妊娠をするのか」の「行為」については一切触れられません。

一方で、家庭では娘が初潮を迎えた際に、生理や排卵、妊娠について母親から娘に話をする機会があるかもしれません。しかし思春期になった娘、息子にセックスについてきちんとした教育を施す家庭は、そう多くないでしょう。

学校でも家庭でも医学的・生物学的な性に関する情報提供がないのに、性に関する情報はネットを中心に、各種の媒体であふれています。若年層では、口コミによる情報のやり取りも多いです。それら中には正しい情報もありますが、間違った情報もあります。

つまり、一言で「セックス」と言っても、それに関して接してきた情報は人それぞれ。したがって性に対するイメージや知識、印象も人それぞれ。夫婦の間でも大きく異なることが少なくありません。そこで今回は「それ、違いますよ!」というセックスの常識について考えてみましょう。
 

1:「挿入しないとセックスではない」という常識は間違い

セクシャルコンタクトもセックスの一種

セクシャルコンタクトもセックスの一種

確かに陰茎の膣への挿入がセックスのスタンダードではありますが、セックスはその行為だけを指すわけではありません。口や手を使って行うオーラルセックスもセックスの1つ。

日本性科学会による「セックスレス」の定義でも、「特殊な事情が認められないのにもかかわらず、カップルの合意した性交あるいはセクシュアル・コンタクトが1カ月以上もなく、その後も長期にわたることが予想される場合」とされており、「性交=挿入」だけでなく、「セクシャル・コンタクト」もセックスの一部と定義されていることがわかります。
 

2:「セックスは、就寝前にベッドでするもの」という常識は間違い

セックスの場所や時間に対して、意味のない固定観念にとらわれていませんか? それによってセックスができる機会や幸せな時間を失ってしまっていることもあります。

たとえば時間の概念を変えて、朝セックスをしてみてはいかが? その効果やメリットはぜひ「朝、寝起きのセックスが断然いい!試すべき5つの理由」の記事を参照してみてください。もちろんお昼でも夕方でも問題ありません。自由に時間を使うという意識に変えてみてください。
 

3:「女性からセックスを誘うのは品がない」という常識は間違い

女性から誘われたら男性はむしろ「嬉しい」

女性から誘われたら男性はむしろ「嬉しい」

「今日はなんだかセックスしたいな」と思う日に限って、旦那様はゲームに夢中。そんなとき、妻から誘ったらドン引きされるかも……。と思っている妻の皆様も多いかもしれません。

過去に雑誌「AneCan」がアラサー男子に行ったアンケートでは「女性からセックスを誘うこと」に対しては8割強の人が「大歓迎!」と回答。「セックスは男性から誘うもの」という考え方はもはや過去の遺物といえるでしょう。
 

4:「激しく攻めると女性は喜ぶ」という常識は間違い

アダルトビデオなど、男性目線のセックスシーンでは必ず出てくるのが、女性が「もっと強く」とか「もっと激しく」とか、強い刺激を求めるシーン。実際にこのようなシーンがないとは言えませんが、ほとんどの場合、男性が「普通」と思っている刺激でも女性にとっては「強すぎる」のです。

多くの女性は「激しく、早く」より「ソフトに、ゆっくりとじらしながら」の方が断然燃え上がります。
 

5:「男性はいつでもセックスしたいと思っている」という常識は間違い

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男性はいつも「ムラムラ、ビンビン」とは限らない

思春期の男子高校生ならともかく、いい年をしたオトナの男性は一律に「いつもムラムラ・ビンビン」しているわけではありません。むしろ最近は性欲なし男子、生身の女性に無関心な男子も増えています。

また、「最新版!夫の「性欲」と「カラダ」のリアル」の記事で詳しく説明しましたが、年齢を重ねるにつれ、性欲があっても機能的にできなくなる男性も増えます。「男なんだから、いつでもOKでしょ」と迫る妻を恐怖に感じる旦那様もいることを覚えておきましょう。
 

6:「女性は男性より性欲が少ない」という常識は間違い

女性の性欲については何度か触れていますが、「40代からのセックス 二極化する妻達の性に対する本音」の記事で書きましたように、特に中高年になると、夫婦間でも男女の性欲の逆転現象が起こり、夫よりも妻の方が性欲が強いことも少なくありません。

「自分が性欲が減退してきたから、妻もそうだろう」と一方的に思い込んでいる旦那様は、妻の不満やイライラの原因を見つけることができない危険があります。
 

7:「夫婦のセックスに避妊は不要」という常識は間違い

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夫婦であっても計画的な妊娠は必要


妊娠・出産は夫婦のライフイベントの中でも最も大きなものの1つ。特に女性は身体的にも社会的にも大きな負担や変化を伴いますので、「天からの授かりもの」と他人事な対応ではなく、計画的に取り組みたい事柄です。

実際、40~44歳女性の人口妊娠中絶件数が14,876件という数値が、厚生労働省発表の統計(2017年)の中で発表されています。すなわち、夫婦間であっても、バースコントロール、避妊は必須と言えるでしょう。

そこでよく持ち出されるのが日本での避妊の最もメジャーな方法である「コンドーム」。たしかに、かつてのコンドームの品質では、「つけないほうが気持ちいい」と感じる男性が多かったこともありました。

しかし今やコンドームも大きく進化。厚さ0.01ミリという「つけている感覚がない」ものや「つぶつぶ感」「温熱感」など、むしろ「つけた方が気持ちよくなる」ものもあります。

ガイドは職業柄、さまざまな新製品をいただきますが、いちご味、チョコ風味、ネットリ系、まさに遊園地気分のワンダフルな製品が続々登場。ベッドの上での話題にもなります。時代遅れの「ナマ信仰」は捨てて、適切な避妊をしましょう。
 
セックスには「常識」なんて不要。夫婦の間で愛情を深める機会を増やせるなら、どんどん「非常識」にも挑戦してみましょう。あ!危ないことはだめです。そこは大人のルール内で。今までの習慣を打ち破る。それが有効なものなら、2人の「常識」になっていくはずです。

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