50代は老後資金を貯める「ラストスパートの時期」

50代にもなると、老後の生活がそろそろ間近に感じられる世代です。子どもの独立に合わせて教育費が浮いた分を貯蓄に回したり、老後生活をイメージして生活費を切り詰めるなどで、老後資金への準備を行うべき時期といえます。

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50代のサラリーマンにおすすめの副業とは?

こうした工夫に加えて、少しでも収入を増やすことが、老後資金を作る近道になります。ただし、働き方改革の影響で残業自体が減っていたり、管理職になり、残業代自体が支給されないというサラリーマンも多いものです。一方でランチや飲み会などで部下にご馳走する機会も多くなり、なかなか貯蓄にお金を回せないという人もいるでしょう。

2018年1月に厚生労働省が「副業・兼業の促進に関するガイドライン」を作成し、モデル就業規則で副業を容認したことで、最近では兼業・副業を認める企業も増えてきています。勤務先で許可されているなら、副業で収入を増やすことも考えてみましょう。そこで、50代のサラリーマンにおすすめの副業をご紹介します。
 

自分で働いて稼ぐ

まずは、空いた時間を活用して、働いて稼ぐ副業をご紹介します。
 

1. 時短・休日限定のアルバイトで働く

会社で副業がOKならば仕事を探しやすいのが、時短または休日限定のアルバイトです。人手不足の影響もあり、「タウンワーク 副業・WワークOKバイト」のように、サラリーマン向けのアルバイト情報が掲載されているサイトも増えています。

通常のアルバイト情報サイトでも、短時間勤務や休日限定の勤務条件を選ぶことで、サラリーマンでも働けるアルバイトを探すことができます。職種は、コンビニやスーパーのレジ、ファミレスの店員、データ入力、工場スタッフ、引っ越し作業など、未経験でも働けるものが多くなっています。特別なスキルを必要としないので、条件が合えばすぐに働けるのが利点といえるでしょう。  

2. 代行業に登録して働く

代行業を直接行っている会社に登録したり、アルバイト情報サイトなどで、時給または日給で働ける代行業を探すことができます。最近では、共働きで忙しい家庭や、一人暮らしの高齢者も増えていることから、生活まわりのこまごましたことを代行してほしいというニーズが高まっています。

仕事内容は、家事・料理代行や運転代行、ベビーシッター、ペットシッター、珍しいもので結婚式の代理出席、お墓参りの代行というものもあります。最近話題のUber Eatsの配達も代行業のひとつです。

報酬はアルバイトと比べて少し高めですが、移動時間があり、単発の仕事も多くなっています。移動時間をできるだけ短時間にすること、定期的に勤務できることが、高収入を得られるポイントとなります。  

3. クラウドソーシングで働く

企業や個人がクラウドソーシングサービスを通じて依頼する仕事を引き受けるという仕組みです。在宅ワークが中心なので、空いている時間に得意なことで収入を得たいという人に向いています。

仕事内容は、ライティングやアプリ開発、ロゴデザインなどのクリエイティブ系や、翻訳・通訳、コンサルティングなどの専門職、モニター・アンケート、テープ起こし、データ入力などとさまざまです。仕事内容やジャンルは各サービスによって異なるので、自分に向いている仕事が多いサービスに登録するといいでしょう。

個人に外注するスタイルなので、誰でもできる仕事ほど報酬が低めになっていますが、まずは実績を積み上げることが重要なポイント。スキルや実績に応じて条件のいい仕事が受けられる可能性が高くなります。  

4. 講師で働く

得意分野を人に教えることができるなら、講師の仕事もおすすめです。本業で培った知識や趣味の分野で講義を行うことは、サラリーマン経験が豊富な人には向いている仕事だといえます。講師と生徒をマッチングするサービスを利用すれば、生徒を集めたり、集金を行う手間がありません。

マーケティングやプログラミング、エクセル、語学など仕事に役立つものから、写真撮影の方法、料理、スポーツといった趣味のジャンルに至るまで、講義の内容もさまざまです。

収入は講義内容やジャンルによって異なりますが、アルバイトと比較すると時給は高めです。講座が開かれると売上から手数料を引かれ、その差額分が収益になります。  

趣味感覚で稼ぐ

つぎに、ちょっとしたお小遣い感覚で収入を得る方法を紹介します。
 

5. 転売(せどり)で稼ぐ

ものを安く仕入れて高値で売る転売(せどり)で稼ぐこともできます。リサイクルショップやワゴンセール、古本屋、古着屋などで商品を仕入れたり、身の回りでいらなくなったものを高値で売ることで収益を得られます。何が高く売れるかなどの情報収集が必要ですが、比較的時間に融通がきくところが利点といえます。不用品を売る場合は断捨離に役立ちますし、捨てる際のコストも節約できます。

一方で、仕入れ資金が必要になり、梱包や発送などの手間がかかります。注文を受けたら早急に発送手続きを行う必要があるので、こちらも注意しましょう。  

6. 写真販売で稼ぐ

写真撮影が好きな人におすすめなのが、写真を撮影して、ストックフォトサービスで販売する方法です。ストックフォトサービスとは、主に出版や広告などのメディアで、使用料を払って写真を使用できる写真販売サイトのことです。

ストックフォトサービスにはテーマごとにさまざまな写真素材が掲載されていて、利用者はその中から使いたい写真を購入するので、写真が気に入られれば撮影者がアマチュアでも関係なく、販売して稼ぐことができます。

何十万点という作品の中から選ばれるには、「この写真を使いたい!」というニーズを得ることがもっとも重要です。類似した写真の多いジャンルだと審査に通らないこともあります。稼げるようになるには、どんな写真が売れるのかという研究が必要になります。「好きな写真でお小遣いがもらえれば」という感覚で始めるといいでしょう。  

7. スキル販売サイトで稼ぐ

自分のスキルや知識をオンラインマーケットに出品し、利用者に買ってもらうというシステムです。出品されている商品は、似顔絵やイラスト、名刺のデザイン、占い、キャッチコピー、プロモーションビデオの製作などとさまざまで、趣味を収入に繋げることができる点が魅力です。オンラインマーケットへの登録料は無料で、商品代金から手数料が引かれ、差額分が収益になります。

8. スペースを貸して収入を得る

自宅に空いているスペースがあるなら、それを貸し出すスペース貸しで収入を得ることができます。民泊を始めるにはハードルが高くても、自宅の軒先や駐車場を時間貸しするのなら、忙しいサラリーマンでも手間なく始められます。

「軒先.com」は、空きスペースを貸したい人と借りたい人を繋ぐマッチングサービスです。自宅のガレージやビルの軒先、営業中の店舗の空きスペースなどを貸し出す「軒下ビジネス」と、駐車場が空いている時間だけ貸し出す「軒先パーキング」というサービスを展開しています。サイトに空きスペースを登録して、利用されれば手数料を除いた分が収益として得られます。軒先.com以外にもさまざまなスペースレンタルのマッチングサイトがあるので、自分に合ったサービスを探してみるといいでしょう。  

9. 覆面調査員で収入を得る

レストランや美容室などのお店に顧客として行き、サービス内容を報告する仕事です。調査員は実際にお店を利用して、事前に知らされた調査項目に沿ってチェックし、報告書を作成して提出します。

覆面調査員に応募できるサイトも多く、空き時間を利用して手軽に始められるのが魅力です。報酬は支払った金額の50%程度が戻ってくるなど、割引価格でサービスを利用できるものから、プラスアルファの謝礼がもらえるものもあります。  

10. 人材紹介で収入を得る

人脈を武器に収入を得られるのが、転職希望者を企業に紹介する人材紹介の仕事です。「WARAJIN(ワラジン)」は、周りにいる転職希望者を転職エージェント「オープンキャリア」に紹介し、紹介者がオープンキャリアを通じて転職相談をすると、面談報酬が1万円×紹介人数分受け取れます。さらに紹介者が転職して入社後3カ月勤務すると、入社年収の最大10%を報酬として受け取ることができます。

転職先はオープンキャリアに登録されている企業に限られますが、転職したい人を紹介するだけなので、時間に縛られることなく高収入を得られる可能性があります。  

副業をするときの注意点

サラリーマンが副業で働くときは、ワークバランスに注意が必要です。副業と本業の掛け持ちになるため、勤務時間によっては両立が困難になりがちです。身体が資本になるので無理はせず、時間に余裕を持って副業を行うようにしましょう。

また、副業がOKでも、会社への申請が義務付けられている場合もあります。会社の本業と競合する副業はNGということもあるので、どういった副業なら大丈夫か、事前に確認しておくと安心でしょう。
 

所得が20万円を超えたら確定申告を行う

サラリーマンの場合、副業で得た収入から経費を差し引いた所得が年間20万円を超えたら、確定申告が必要になります。収入から経費を差し引くことができるので、副業の年間収入が50万円でも、経費が35万円かかった場合は、所得は15万円となり確定申告は不要です。

経費と認められるのは仕事をするために実際にかかった費用で、パソコンやカメラ(10万円未満)、通信費、商品の発送代、仕事に必要な書籍、文房具代などです。なお、サラリーマンの副業で経費が認められるのは、事業所得、不動産所得、雑所得の3つです。副業がアルバイトやパートの場合は、もらった給料は「給与所得」になり、経費は認められないので注意しましょう。

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