みなさんは「しおり」を使っていますか?
私はドラマガイドとして普段からドラマや映画の原作本を読むことが多いのですが、愛用しているしおりがあります。
ドラマの撮影も多い京都には年に何回か訪れていて、必ず立ち寄るのは京雑貨のお店「井和井」。このお店で見つけた、ゆずの香りがしそうなかわいいしおりについてご紹介します。
ひとつ一つ表情が違う、愛らしいゆずのしおり
京都に何店舗かある京都の和雑貨をあつかう井和井の人気シリーズ「京のアサゴロモ」。麻の生地に水彩画のようなデザインがプリントされていて、小銭入れや巾着袋、うちわなど様々なアイテムが揃っています。特にしおりの場合、紙と違っていつまでもシャリっとしている麻の手触りと明るい黄色のゆずがコロンとかわいく、新幹線の中で読む本にはさむのはいつもこれです。
ゆずの出方がひとつ一つ違うので、店頭では表情豊か。時間をかけてお気に入りを選ぶ楽しさもあります。ミシンの糸も黄色、リボンも黄色、シンプルで素朴で愛らしいしおりです。
京都らしくて京都らしくない 使いやすいしおりはお土産にも
井和井のしおりは、お土産にもおすすめです。京都といえば、阿闍梨餅や茶の菓、よーじやのあぶらとり紙といった定番も魅力ですが、ちょっとオリジナリティがほしい、しかも値段の張らないお土産を探したいという場合にぴったり。
誰でも使えるしおりなら、食べ物と違って好き嫌いのリスクは低いですし、何枚買っても持ち帰りが重くありません。
また、京雑貨といった民芸品は、デザインによっては、いざ持ち帰るとなんだかインテリアに合わなかったり、自分の持ち物に合わなかったりして、出番がなくなってしまうことも少なくありません。
でも、主張しすぎない井和井のしおりなら、どんなシーンにも、どんな本にも合いそうで、何より自分が好きなので、京都に訪れるたびに毎回選んでいます。
京都旅行での新幹線の行き帰り、持ってきた本を開き、窓の向こうを流れる景色を背景に読む物語はそれだけで風情があります。富士山を見ながら読む贅沢も新幹線ならでは(一瞬ですけどね)。
車内の味気ないテーブルの上もコロンと黄色が置かれると、車内の時間が楽しいものになります。新幹線での読書にもぜひどうぞ。
DATA
井和井|「京アサゴロモ」シリーズ
サイズ:3.5㎝(幅)×12cm(長さ)