2019年3月、新たに旅客ターミナルがオープン
沖縄・宮古諸島の「下地島空港」に2019年3月30日、新たな旅客ターミナル施設が開業しました。LCCのジェットスター・ジャパンが、成田-下地島線(毎日)、大阪(関西)-下地島線(週4便/繁忙期は毎日)を直行便で運航しています。国際線では香港エクスプレスが香港-下地島線(週3便・2019年7月19日より)に就航するほか、アジアからのチャーター便も運航されています。※2019年7月10日現在
下地島空港に2019年3月、定期便が24年ぶりに就航。新たにみやこ下地島空港ターミナルが開業しました
以前は航空機のパイロットが訓練を行う空港として航空ファンに知られていた下地島空港は、隣接する伊良部島、さらに伊良部島と宮古島が2015年に開通の伊良部大橋で結ばれたことから、アクセスが向上して便利に。美しい青い海と空、手つかずの自然もいまだ多くあり、南国リゾートやご当地グルメも満喫できる宮古諸島の拠点として注目が集まっています。
<目次>
- 南国リゾート感あふれる素敵なターミナル
- 搭乗待合エリアはリゾート&ラグジュアリー感たっぷり
- 空港空港内のカフェ・レストラン【一般エリア】
- 空港内のカフェ・レストラン【制限エリア】
- 空港内ショップ、おすすめの「お土産」10選
- 空港へはLCC「ジェットスター」の直行便が便利!
南国リゾート感あふれる素敵なターミナル
ターミナルでの最大の見どころは、南国リゾートを意識した開放感あふれる空間デザイン。緑や木材をふんだんに使い、自然光を多く取り入れたターミナルでは、到着した瞬間から宮古諸島のリゾート気分が感じられます。
旅客エリアは1階。チェックイン棟は、沖縄らしい赤瓦、高い天井と風の通り道があって、開放感抜群。天井を見上げると、木材の美しさが際立つあらわし構造です。
チェックインカウンターが並ぶエリア。自動チェックイン機も設置
チェックインカウンターの近くに、ターミナル内の案内や宮古諸島の観光案内などに対応する「島の情報カウンター」があります。飛行機の発着に合わせて宮古市中心部などへ向かうバス「みやこ下地島エアポートライナー」の予約、また、レンタカーはみやこ下地島空港ターミナルでも借りられます(要事前予約)
みやこ下地島空港ターミナルのインフォメーションカウンター。場所は、チェックイン棟正面入口の左側
インフォメーションカウンター横にある「島時間郵便局」では、美しいビーチやフルーツなど、宮古諸島らしい写真や絵などが描かれたデザインの絵はがきから自分の好きな絵はがきを選び、ポストに投函できます。「島時間ではがきが届く」とのことですが、あくまで島時間、いつ届くかは誰にもわからないとのこと。
絵はがき1枚/宮古島ゆかりの切手/風景スタンプ捺印+投函サービスがセットで500円。
空港ターミナル内にある「島時間郵便局」で、宮古諸島での旅の思い出を投函!
なお、全館でWi-Fiが無料で利用できます。
搭乗待合エリアはリゾート&ラグジュアリー感たっぷり
飛行機に乗る前に保安検査場を通過すると、国内線と国際線で共用の搭乗待合エリア「ラウンジ棟」があります。沖縄で邪気を払うとされる建築様式「ヒンプン」の壁を通った後、両側に水盤が現れます。
まるで海とつながっているような雰囲気は、旅の最後までリゾート感たっぷり。水盤の内側には水上ラウンジも設置され、誰でも利用できます。オープンエアのベンチやソファもあり、のんびり寛げます。
水盤に囲まれたラウンジ棟。水上ラウンジも設置され、空港とは思えないほどラグジュアリー感があります
ラウンジ棟の外には、飛行機が間近に見られる場所があります。ガラス越しにはなりますが、飛行機に乗る前にしか行くことができないので、ぜひチェックを。
飛行機を間近で見ることができるエリア(搭乗客のみ入れる場所)
下地島空港空港内のカフェ・レストラン【一般エリア】
ターミナル内のカフェ「coral port Grab&Go」では、4種類のドレッシングを選んで組み合わせて味わうサンドイッチ、アイスクリームなどのデザート、ドリンクやアルコールなどを販売しています。一般利用、テイクアウトも可。
「coral port Grab&Go」のおすすめメニュー、友利さんのカツオなまり節と海ブドウ(サンドイッチ) 価格:単品800円、ドリンクセット1,050円など
みやこ下地島空港ターミナル限定のアイスキャンディ「17END」はぜひ味わいたい空港スイーツ。下地島の美しい海をイメージした3色のグラデーション仕様で、寒天を使っているのですぐ溶けにくいのも特徴です。
みやこ下地島空港ターミナル限定のアイスキャンディ「17END」 価格:500円
「17(ワンセブン)エンド」は、宮古諸島で最も人気のスポットです。17エンドとは、滑走路の進入角度を示す航空用語。この17エンドは全面車両通行止めなので、近隣から徒歩でのみアクセスできます(所要10~20分程度)
◆coral port Grab&Go
営業時間:9時~19時
定休日:なし
TEL:0980-78-6603
下地島空港内のカフェ・レストラン【制限エリア】
飛行機に乗る前に利用できる「coral port LOUNGE Cafe&Bar」では、地元で人気のドリンクやおつまみ、リゾート感あふれるカクテルなどが味わえます。
「coral port LOUNGE Cafe&Bar」では、沖縄の高級木材「テリハボク」を使用
おすすめは、空港オリジナルカクテル。滑走路の名称を冠した「17END」をはじめ、見た目も鮮やかなカクテルはぜひチェックしてみてください。
空港限定オリジナルカクテル「泡盛サングリア ゴーヤ&パイン」などを提供。画像提供:みやこ下地島空港ターミナル
◆coral port LOUNGE Cafe&Bar(旅客専用)
営業時間:9時~最終便出発まで
TEL:0980-78-6603
同じく、保安検査通過後のエリアにある「coral port LOUNGE the Kitchen」では、宮古そばや定食などガッツリ味わいたい人向け。飛行機に乗る直前まで、宮古諸島ならではの味を楽しむことができます。
搭乗ゲートの前にもくつろげるエリア。Wi-Fi完備、「電源」多めもうれしい
下地島空港内ショップ、おすすめの「お土産」10選
一般エリアにある「coral port the Shop」では、宮古諸島ならではのお土産が手に入ります。みやこ下地島空港限定パッケージの商品をはじめ、特産品のマンゴーを使ったお土産、地元の泡盛まで豊富に揃っています(一部商品は保安検査通過後にあるショップでも販売)
「coral port the Shop」では宮古諸島ならではのお土産を販売しています
お土産1:宮古名産「島のみつ」が空港限定パッケージで登場!
島のみつ(みやこ下地島空港ターミナル限定パッケージ)
宮古諸島で栽培する植物・シロバナセンダングサ等から採れたはちみつを、さわやかな下地島ブルーが印象的な空港限定パッケージで販売。癖がなく、フルーティな味わいが特徴。シロバナセンダングサは抗酸化作用、抗炎症作用が高いと言われています。
【価格】小サイズ972円~
お土産2:宮古土産の定番「宮古島スティック」空港限定パッケージ
宮古島スティック(みやこ下地島空港ターミナル限定パッケージ)
宮古島を代表するお土産で知られるモンテドール「宮古島スティック」が、空港限定パッケージでの販売。バナナ、紅芋黒糖、黒糖の香ばしくやさしい自然の風味が味わえます。個包装でスティック状なので食べやすさも。
【価格】1箱1,080円(6本入り)
お土産3:空港ターミナル限定の泡盛「下地島」
みやこ下地島空港ターミナル限定販売の琉球泡盛「下地島」
みやこ下地島空港ターミナルがある下地島と陸路でつながる伊良部島の酒造「宮の華」とコラボレーションした、空港泡盛「下地島」が2019年7月18日から発売。まるで果実のような香り、スッキリとしたキレのある後味が魅力の、下地島空港ならではの泡盛です。
【価格】2,500円(720ml)
お土産4:下地島空港限定のオリジナルマグネットとステッカー
オリジナルマグネット(みやこ下地島空港ターミナル限定)
4種類のデザインから選べるマグネット。「SHI」は下地島空港の空港コードです。空港限定のステッカーは2種類で、「RW17/35」は滑走路の向きを指す航空用語。
【価格】マグネット各486円/ステッカー各432円
お土産5:ジェットスター「下地島空港」限定グッズ
下地島空港に就航するLCC「ジェットスター」の限定グッズを販売。種類は、リングノート、Tシャツ、フライトタグキーホルダー、ステッカー。すべてオリジナルデザインです。
ジェットスターのみやこ下地島空港ターミナル限定グッズ
【価格】SHIオリジナルリングノート972円/RWY17ステッカー432円/フライトタグキーホルダー756円/SHIオリジナルTシャツ3,132円
お土産6:空港オリジナルデザインの木製「シーサー」グッズ
水上ラウンジに鎮座するシーサーを模した、木製のシーサーのマグネットとピンバッジ、お面を空港オリジナルで販売しています。縁起が良いシーサーを、旅の記念にぜひ。
空港オリジナルシーサーのお面は「雄雌」で2種類あります
【価格】マグネット、ピンバッジ各453円/お面961円
お土産7:伊良部島にある友利かつお加工場の「鰹なまり節」
伊良部島にある「友利かつお加工場」の燻製、鰹なまり節。島の近海で育ったかつおを手間暇かけて燻製にした伝統のなまり節です。食材本来のうま味が凝縮された逸品。
伊良部島で人気が高いお土産「鰹なまり節」も下地島空港で手に入る!
【価格】鰹なまり節(大)831円(小)410円
お土産8:伝統の「宮古みそ」、味付けみその小瓶も人気
昔ながらの「宮古みそ」を、宮古島の天然麹菌から手作りするマルキヨ味噌。戦前からの天然麹菌を守る味噌蔵は日本で数か所しかないほど貴重で、空港では伝統の「宮古みそ」に加え、味付けされた「うめ」「あぶら」「かつお」「くーす(※)」の4種類の瓶詰めみそも販売しています。※くーすは宮古島の方言で唐辛子、泡盛に島唐辛子を漬けたもの
宮古名産で知られる「マルキヨ味噌」製造の宮古みそ各種
【価格】味噌(瓶)各種745円ほか
お土産9:宮古島の雪塩がお菓子になった「雪塩ふわわ」
沖縄土産として人気が高い「宮古島の雪塩」(R)が手がける「雪塩ふわわ」は、黒糖、紅芋、マンゴー、チョコレートの4つの味を空港で販売。口の中でとろける雪塩のほのかな塩味と卵の味わい、甘い香りが絶妙に美味しいお菓子です。
4つの味が楽しめる「雪塩ふわわ」、3袋入りの箱入りも販売
【価格】雪塩ふわわ各種360円(25g)/3袋入り箱1,080円
お土産10:宮古島の名産フルーツ「マンゴー」が年中楽しめるお土産!
宮古島のフルーツといえば、マンゴー。収穫は夏のみ、「宮古島のしあわせマンゴー」は年中、華やかな香りととろける甘みが楽しめます。ヨーグルトで割ってラッシー、リキュールや泡盛でマンゴーカクテル、そのまま凍らせてシャーベットなど楽しみ方はいろいろ。
宮古島マンゴーがいつでも楽しめる「宮古島のしあわせマンゴー」
【価格】小瓶(90ml)432円/パウチ(150g)540円
(店舗情報)
◆coral port the Shop(Landside店・Airside店)
営業時間:(Landside店)9:00~19:00・(Airside店)フライトの運航時間による
TEL:0980-78-6602
下地島空港へはLCC「ジェットスター」の直行便が便利!
下地島空港へは、LCCのジェットスター・ジャパンが、東京(成田)と大阪(関西)から直行便を運航しています。宮古諸島の中でも、伊良部島などの人気エリアに行くには宮古空港よりも近くて便利。お得なセール運賃は不定期で販売されるので、公式ホームページや公式SNS、メールマガジンへの登録がおすすめです。
下地島空港に就航するLCCのジェットスター・ジャパン
【運航スケジュール】(2019年夏スケジュール)
■東京(成田)-下地島
GK323 7:25→10:25(毎日)
■下地島-東京(成田)
GK324 11:10→14:05(毎日)
■大阪(関西)-下地島
GK377 15:50→18:15(月・水・金・日)※7月20日~8月31日は毎日
■下地島-大阪(関西)
GK377 18:55→21:15(月・水・金・日)※7月20日~8月31日は毎日
(参考ページ)
ジェットスター 予約変更・キャンセル方法とお得運賃
ジェットスターの手荷物で注意すべきこと&追加料金について
LCC「ジェットスター」 サービスと使いこなし
※記事の情報は2019年7月現在
※価格はすべて税込です
【関連リンク】
みやこ下地島空港ターミナル
ジェットスター
一般社団法人 宮古島観光協会