お金の悩みを解決!マネープランクリニック/50代以上の家庭のお金悩み相談

57歳貯金5600万円。前職で人間不信に。元上司の尽力で転職できたがリタイアしたい

皆さんから寄せられた家計の悩みにお答えする、その名も「マネープランクリニック」。今回の相談者は、前職の職場で人間不信に陥ってしまい退職してしまったという57歳の男性会社員。元上司の尽力で転職できたものの、そこでもやる気は回復できず、できれば退職・早期リタイアをしたいが、上司への義理も感じているとのこと。ファイナンシャル・プランナーの深野康彦さんがアドバイスします。

あるじゃん 編集部

執筆者:あるじゃん 編集部

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望ましい退職時期やフルリタイアが可能かどうか教えてください

皆さんから寄せられた家計の悩みにお答えする、その名も「マネープランクリニック」。今回の相談者は、前職の職場で人間不信に陥ってしまい退職してしまったという57歳の男性会社員。元上司の尽力で転職できたものの、そこでもやる気は回復できず、できれば退職・早期リタイアをしたいが、上司への義理も感じているとのこと。ファイナンシャル・プランナーの深野康彦さんがアドバイスします。※マネープランクリニックに相談したい方はコチラのリンクからご応募ください(相談は無料です)

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前職で人間不信になってしまい、今の職場も退職したいが……

前職で人間不信になってしまい、今の職場も退職したいが……



■相談者
ヒゲダルマさん(仮名)
男性/会社員/57歳
東京都/持ち家・一戸建て
 
■家族構成
妻(55歳/パート)
 
■相談内容
学卒で入社した中堅企業に57歳まで勤め、去年退社しました。会社が不祥事を起こし、その結果業績が急降下。銀行から立て直しの人が来た結果、会社のポリシーや社風まで変わってしまい、やりがいを失ったうえ、遂には人間不信に陥り退社に至りました。

退社直前の年収は1000万円強でした。その後元上司に尽力いただき、半年前から今の会社で働き始めましたが、やる気を取り戻せず、早期完全リタイアを考え始めております。尽力してくれた元上司の手前上、何とか60歳までは今の会社で頑張ろうとは思いますが、60歳まで勤めれば、その後は完全リタイアしても大丈夫なのか、極端な話、今すぐリタイアしても大丈夫なのか、診断をお願いします。尚、今後生活のダウンサイジングをはかり、早期に月額25万円(年間300万円程度)で生活できるよう見直していきたいと思います。
 
■家計収支データ
相談者「ヒゲダルマ」さんの家計収支データ

相談者「ヒゲダルマ」さんの家計収支データ



 
■家計収支データ補足
(1)住宅について
自宅の住宅ローンは2010年に繰上返済で完済。自宅の他、数年前に建てた別荘を保有。固定資産税などの管理費は以下。

・自宅=固定資産税/年12万1800円
・別荘=固定資産税/年7万6500円、管理費/年15万1200円(水道料金込み)、別荘地区の住民税/年5500円

住宅のリフォームは10年以内に水回りを中心に300万円ほど、別荘は板壁の再塗装に100万円ほどの予算を考えている。
 
(2)住宅について・続き
別荘について相談者コメント「当初、贅沢かとも思いましたが、もともと子どもに恵まれなかったため思い切って建てました。リタイア後は、ここでくつろぐ時間を増やしたいゆえ、すぐには売却したくありませんが、クルマの運転があやしくなる70歳までには売却を予定しています。評判の良い別荘地にあり、直近の査定では2000万円ほどと査定されました。少なくとも1500万円程度での売却が可能と考えております」
 
(3)車両費について
クルマは1台(現金購入)、3~5年後に買い替え予定。200万円程度の中古車を考えております。
<維持費内訳>
自動車税:年4万5000円、車検:2年12万円、任意保険:年2万3000円、ガソリン代:月1万5000円、高速代:月1万円
 
(4)加入保険について
夫/共済健康保険=月2400円
妻/がん保険=月5000円
共済の災害保険=年4万9000円
 
(5)年金について
●本人:65歳から受給した場合 17万7000円/月
上記は2018年7月時点での「ねんきん定期便」に記載された額。その後、5カ月間無職だったこと、現在の給与が前職より下がったことから、年金額は上記よりも少なくなると予測。

●妻:63歳から受給した場合 4万8000円/月(厚生年金の特別支給分)
65歳から受給した場合 11万円/月(厚生年金+国民年金)
 
(6)ボーナスの使いみちについて(昨年例)
家電品等の買い替えに50万円、旅行10万円、貯蓄40万円
 
(7)退職金について
退職一時金制度がありますが、対象は5年以上の勤務者。他に60歳まで勤務すれば、持株会+企業確定拠出年金(64歳時におりる)合計で230万円となる。前職での退職金1750万円。上記のように定期預金に含まれている。
 
(8)妻のパート勤務について
少なくとも65歳まで、健康であればそれ以上まで続ける可能性あり。
 
■FP深野康彦の2つのアドバイス
アドバイス1 すぐに退職、即リタイアでも資金的に問題なし
アドバイス2 「義理」よりも「自分」を優先させる
 
アドバイスの詳細はこちら>>
 
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