ヘビーユーズしている布バッグ。落ち着いた色で、意外とどんな服にでも合わせやすい
シルクの商品と同じように、デザインの種類やアイテム数が豊富で、価格がお手ごろというのもうれしい! アジアの高級ブランド品を気兼ねせずにどんどん日常使いできちゃいます。
タイを代表するブランド「ジムトンプソン」とは?
少し大ぶりなバッグは短期間の旅行時にも。絵画のようなデザインもお気に入りポイント
アメリカ生まれのジム・トンプソンさんは、実はCIAの前身であるOSSの一員だった人。そう、スパイです。第二次世界大戦後、タイに永住することを決意した彼は、現地のタイシルクを大きく繁栄させていきます。
ですが、1967年にマレーシアで謎の失踪を遂げ、現在もその真相は闇の中という、すごくドラマチックな人生を送った人なんです。松本清張の『熱い絹』という本のモデルにもなっているので興味のある人は読んでみてくださいね。
ミステリアスなサイドストーリーも、私が「ジム・トンプソン」に興味を持つきっかけになりました。
デザインが魅力的で実用性も抜群
「ジム・トンプソン」のシルク製品が大発展を遂げたのは、そのデザインの斬新さにあるとも言われています。ゾウや南国の花々など、タイを連想させるモチーフを中心とした、上品な色遣いのテキスタイルはまさに芸術品。見ているだけで楽しくなります。シーズンごとに新しいデザインが出るのですが、私はどうしてもゾウのモチーフのバッグを買ってしまいます。ゾウと言ってもいろんなデザインがあり、そこはかとなくアジアのテイストが入っているところにも心をくすぐられてしまうのです。
また、縫製もかなりしっかりしているので丈夫。私も、取材時に使用するなど、かなりガンガンに使いまくっていますが、いつまでも型崩れしません。大きさや形もさまざまなので、用途に合わせて使い分けています。
シルク製品ももちろん素敵なのですが、やはりちょっとお高め。でも、布のバッグなら1万円以下で手に入ります。アウトレットショップなら5,000円以下でも購入できますよ。
アウトレットで購入するのもおすすめ
ひとつでも多く「ジム・トンプソン」の布バッグが欲しい私は、バンコクを旅すると必ずアウトレットショップ「ジム・トンプソン ファクトリーアウトレット」へ行きます。BTSのバーンチャーク駅から徒歩5分ほどの場所にあるのですが、バッグや小物はもちろん、衣類や寝具、カーテンなど、ありとあらゆる商品がすごく安く購入できます。最新のデザインのものではないですが、「ジム・トンプソン」のデザインは色あせないので、全然気になりません! むしろ、掘り出し物が見つかるので、個人的には街中のショップに行くよりおすすめです。
まずは布バッグから、「ジム・トンプソン」の世界に触れてみてはいかがでしょうか。
DATA
JIM THOMPSON