マンション購入とともに早期退職も実現したいのですが……
皆さんから寄せられた家計の悩みにお答えする、その名も「マネープランクリニック」。今回の相談者は、老後を過ごすためのマンション購入を計画している50歳、独身の会社員女性。加えて、早期退職の希望もあり、資金的に同時に実現できるか悩んでいるとのこと。ファイナンシャル・プランナーの深野康彦さんがアドバイスします。※マネープランクリニックに相談したい方はコチラのリンクからご応募ください。(相談は無料になります)【編集部からのお知らせ】
オールアバウトでは住宅・教育に絞った家計のシミュレーション診断を行っております(相談は無料です)。診断希望の方は以下のフォームからご応募ください。
・住宅購入や住宅ローンの試算はこちら→『住宅のお金シミュレーション診断』
・教育のお金に関する試算はこちら→『教育のお金シミュレーション診断』
■相談者
マルチーズさん(仮名)
女性/会社員(事務職)/50歳
大阪/親族所有の住居
■家族構成
一人暮らし
■相談内容(原文まま)
現金でマンション購入を5、6年後に実現したいです。年間300万円程度貯蓄継続中です。マンション購入及びつつましやかで、時々贅沢する老後のために、今の仕事は頑張っています。現在の住まいは親族所有のもので、家賃はかかっていません。相続できるかもアテにできませんし、老齢年金も期待しないくらいで考えて、余裕を持って生活をしていくために、貯蓄をしていきたいと思っています。
マンション価格は中古で2000万円から2700万円が購入できる価格だと思っています(妥当でしょうか?)。友人達などとの交流のため食費は高めかなと思いますがそこは削れません。
今後結婚はしないと思いますが、別居パートナーはいます。お互い自立して生きていきます。65歳までは働けますが、可能ならば早期退職希望です。何歳まで働くべきでしょうか? 保険は今のもので大丈夫しょうか? 先進医療に対応するものなど検討するほうがいいのでしょうか? 持病もあり、健康の面で不安をもっています。
また、生命保険についてですが子ども等残すべきものがいませんので、解約したほうがいいのでしようか? 保険料は27年ほどかけております。
■家計収支データ
■家計収支データ補足
(1)退職金制度について
受け取れる退職金の予想額200万円
(2)公的年金について
現時点で、65歳からの見込み額は140万円/年
(3)加入保険について
・本人/終身保険(60歳払込み終了、死亡保障1000万円、他に80歳まで医療特約)=毎月の保険料8860円
※60歳から80歳までの保険料2万円
・本人/共済保険1(終身保障終身払い、入院5000円)=毎月の保険料5000円 ※持病があり保険料は高め
・本人/共済保険2(保障は85歳まで。入院65歳まで1万円、80歳まで5000円、80歳から85歳まで2000円。他に死亡保障あり)=毎月の保険料4000円
(4)ボーナスの主な使いみちについて
全額定期預金
(5)家賃収入について
投資不動産を4万円/月で賃貸中。500万円ほどの物件、ローンは完済済み。
■FP深野康彦の3つのアドバイス
アドバイス1 この貯蓄ペースなら望む老後は十分に可能
アドバイス2 退職後はセミリタイアで選択肢を増やす
アドバイス3 死亡保障も医療保障もあえて確保する必要はない
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