31歳からの恋愛相談室:今回の回答者は藤本シゲユキさん
オトナ女子の恋活・婚活にまつわる悩みにお答えする、その名も「31歳からの恋愛相談室」。今回の回答者は「藤本シゲユキさん」が担当します。■藤本シゲユキさんプロフィール “モテる男の心理” をふまえた、超・本質的な恋愛&人生指南が大好評!
ホストクラブオーナーを経て、女性向けの恋愛カウンセラーになるという異色の経歴の持ち主。2014年からアドバイザー業に専念。男性心理を知りつくした立場から、人生と恋愛の成功率を上げるための的確なアドバイスを行う。累計相談件数5000件以上、HPは月間100万PV超。
HP:だまされない女のつくり方
twitter:@hamshigesan
お悩み:彼に「マザコン!」と指摘したら、音信不通になってしまいました……
■りぷ(31歳・医療事務)のお悩み結婚直前までいった彼氏と、音信不通状態です。
彼とは街コンで出会い、好きなアーティストが同じだったので仲良くなり、交際に至りました。付き合って1年半くらいで結婚の話が出て、お互いの両親に挨拶に行きました。その後、彼と結婚式場を見に行き、1カ所仮予約をしました。
本予約をするかどうかを決める前に、いったん彼が実家で直接、母親に式場のことなどを話すということに。すると、実家にいる彼から「父親は賛成だが、母親は式場を見ていないから反対。決定するのは、結納をしてからでもいいのではないか?と言っている。それに実は、りぷの家庭の事情が気になっていたらしい」という内容のLINEが来ました。
私はついカッとなって、彼にすぐ電話をし、「マザコン!」と言ってしまいました。するとその後、「きみのことは好きだけど、頑張る糸が切れた」というLINEが来て、それ以来3カ月以上、連絡がありません。
先日、私の誕生日だったので、久々に彼に謝罪と様子伺いのLINEをしましたが、既読スルー。その後、LINEはブロックされたようです。Facebookも友達から外されていました。なぜかInstagramだけは、フォローされています。
彼とはもう、復縁は難しいでしょうか。なにより、私は結婚ができるのか、それが一番不安です。彼に連絡を絶たれてから婚活イベントに積極的に参加していますが、なかなかうまくいきません。
アドバイス1:人間の本性が現れるのは「離れるとき」「調子にのっているとき」「怒っているとき」
結論から申しますと、この人と結婚しなくてよかったですね。「別れ話ができない人はろくでもない」とよく言われますが、これは本当です。人間は「離れるとき」「調子にのっているとき」「怒っているとき」に本性が現れます。ちゃんとした別れ話もせず、謝罪のメッセージを無視してブロックしたということは、都合の悪いことからは「逃げる」のがこの人の本性なんですよ。もし復縁して結婚したとしても、彼はお母さんが何か言ってきたときに守ってくれないでしょうし、何か都合の悪いことが起こるたびに向き合わずに逃げるのではないでしょうか。
Instagramだけフォローされているのは、とくに深い意味はなく、おそらくフォローを外すのを忘れていただけの可能性が高いです。
りぷさんは、彼に「マザコン」という言葉をぶつけたことを後悔されているかもしれませんが、そうやって怒ったからこそ、彼の本性がわかったので、むしろ良かったと僕は思います。
もしこの一件がなかったとしても、あとから高確率で母親がどうのこうの言ってきて、それを理由に結婚時期が先延ばしになっていたのではないでしょうか。
アドバイス2:結婚して幸せになりたいなら、長期戦は覚悟の上で!
今後結婚できるかどうかを不安視されているようですが、結婚は生涯のパートナーを選ぶ一大イベントです。僕たちがもし家を買うとなったら、その家に一生住めるかどうか、内覧に内覧を重ねるはずなんですよ。結婚相手を選ぶ際も同様で、念入りな事前確認が必要です。それなのに、ただ「結婚したいから」という理由で結婚を焦る女性が、ものすごく多いような気がします。
なぜ、そういった女性が世の中に多いかというと、「女友達が次々に結婚している」という環境や、「結婚する=女性としてまともだと思ってもらえる」という固定観念が元になっていることが傾向として高いです。
厳しいようですが、結婚したところで幸せになれるわけではありませんし、何者かになれるわけでもありません。
結婚して得られるものは、妻という肩書きと、結婚できたという安心感だけです。幸せになるには、双方の努力が必要不可欠ですし、お互いがしっかりと向き合って困難を乗り越えていけるかどうかにかかっています。
彼のように、別れ話もせずブロックするような男性を選んだら、もし結婚できたとしても、幸せになれないと思ったほうがいいでしょう。
ただ結婚したいだけなら、より好みしなければすぐに見つかると思います。
しかし、「結婚して幸せになりたい」のが目標なのであれば、「この人となら結婚したい」と思えるような男性で、かつ向き合ってくれる人を選ばないといけないので、そんなにすぐ見つからないと思っておいたほうがいいです。
つまり、長期戦覚悟じゃないと難しいということです。
アドバイス3:恋愛と結婚をうまくいかせる秘訣は「最初の人選」
りぷさんがどのような家庭環境なのかは分かりかねますが、家庭環境が似ていたり、類似点が多かったりする人を選んだほうが、うまくいきやすいですね。僕自身、一般的に見ると特殊な環境で生まれ育ったこともあり、その点を理解してくれない女性やその家族とはことごとくうまくいきませんでした。
なので、僕の場合は最初の段階で、自分の家庭の事情を打ち明けるようにしていますね。それで離れていくようなら、あとで仲良くなってから打ち明けても離れていきます。
言いにくいことこそ最初に伝えるべきということは、別記事「貯金がないどころか、借金が200万円。隠して婚活すべき?」でも詳しくお話しました。よろしければあわせてご一読ください。
ちなみに、僕のクライアントさんの中には「結婚がしたかったから」「付き合いが長かったからなんとなく」という理由で結婚した女性がたくさんいらっしゃいますが、多くの方が、その相手との離婚を経験されています。
恋愛と結婚をうまくいかせる秘訣は何かと言うと、身も蓋もないですが、「最初の人選」なんですよ。
この人選をミスしたら、うまくいく確率が格段に下がることを忘れないでください。
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Q.「重い女」じゃだめですか?そもそも重いってなんですか?
Q.結婚もしたい、ときめく恋もしたい。何をどこまで妥協すべき?
Q.マッチングアプリは怖いです。他に良い出会いスポットはありませんか?