白髪染めは危険? 皮膚科受診で見る症状は頭皮やおでこ・首などの「かぶれ」
「白髪染めは危険」の真偽は? 身体に害はある? 白髪染めのデメリットや危険性について考えてみましょう。
白髪染めで“ハゲる”、髪が薄くなる……よくある俗説の真偽
白髪染めについては、「髪が薄くなる」といった俗説があったり、実際に使用して「気持ち悪くなったことがあるので有害なのではないか」「妊娠中は使うと危険なのではないか」といった不安を抱えたりする方もいるようです。以下でそれらの真偽について解説します。■「白髪染めで“ハゲる”・髪が薄くなる」というのは本当か
白髪染め自体で髪が薄くなることはありません。しかし通常の白髪染めの場合、頭皮や毛髪は痛みます。頭皮にかぶれが出現して皮膚が荒れた状態が続くと、どうしても頭皮をかいてしまうため、毛が抜け落ちやすくなり、若干薄くなることは考えられます。この場合の脱毛は、頭皮の荒れを治すことで改善させることができます。
■白髪染めを使うと気持ち悪くなるのは、有害物質が含まれているから?
国内で正規に市販されている白髪染めに、人体に影響するような有害物質が含まれているとは考えにくいです。白髪染めの匂いで気持ち悪くなっている可能性はあります。
■白髪染めは妊婦や子どもが使うと危険?
妊婦さんや小さなお子さんの場合、白髪染めに関するはっきりした研究報告がありません。そのためリスクがゼロであるという保証はありませんので、使用は控えた方がいいと考えます。