夫婦のセックスへの不満の解消法は?

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夫とのセックスに不満があったらどうしますか?

「夫とのセックスが気持ちよくない」「夫は独りよがりなセックスをするから、求められてもやりたくない」「もはや義務でしかない」など、夫婦間のセックスに不満を持つ方の相談は、私の主宰する恋人・夫婦仲相談所にもたくさん寄せられます。

「夫がダメなら、他の男性で楽しめたら……」などと甘い願望を持っている方には、いつも私は「まずはその考え方を変えてみませんか」とアドバイスをしています。

では実際、湧き上がる浮気願望に、自分自身でどのように対応したらよいか、について考えてみます。
 

夫婦のセックスの不満への対処法1:冷静にリスクを考えてみる

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浮気にリスクはつきもの

浮気には大きな代償を伴うことを、まずは冷静に考えてみましょう。

まずは自分の浮気が元でパートナーとの離婚になるリスクがあります。離婚自体のマイナスイメージは近年解消されてきつつありますが、自身の浮気による離婚となると、自身の交友関係や、会社などにおける社会的地位に影響が出ることも考えられます。

また、子供がいる場合、親権をパートナーに取られてしまえば、子供と離れ離れになります。もし自分が親権を得ても、現在の日本では、シングルマザーの多くが経済的に「貧困レベル」にある、という現実も知っておかなくてはなりません。

たとえ離婚に至らないとしても、パートナーが精神的な苦痛などを訴え、慰謝料などを請求してくることも考えられます。慰謝料については、ダブル不倫の場合、浮気相手のパートナーから請求されるリスクもあります。

いずれにしても、浮気による社会的、経済的なダメージは少なくありません。浮気による性的快楽で得られる価値とそれらのリスクを天秤にかけてみれば、浮気が「リスクに見合うもの」であるかどうかの判断は簡単ではないでしょうか。

かつて、お笑い芸人の土田晃之さんがおっしゃった「2億の価値のあるセックスって何?」という言葉が話題になったことがあります。浮気がばれて離婚になれば養育費や慰謝料を全部合わせたら総額で2億円くらいになるのではないかという推測を踏まえて、「その(浮気での)セックスは2億の価値があるの?」という意味の発言でした。夫婦のセックスへの不満を浮気で満たすことを妄想している方は、この言葉を自らに問いてみるといいかもしれません。
 

夫婦のセックスの不満への対処法2:自分の性欲が満足できる方法を探る

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自分開発グッズはおしゃれに進化中

「夫とのセックスでは、満足できない」と相談を寄せられる方に、私が必ず伺っているのが、「では、あなたにとって『満足できるセックス』ってどんなものですか?」ということです。

「自分がオーガズムに達することです」「パートナーが『最高だった』とほめてくれることです」「挿入よりも、とにかく優しく抱きしめられて肌と肌がずっと触れ合っていることです」など、「満足」の価値観や意味づけは人によって違います。

そして、注目すべきは、この質問に答えられない人も実は結構いるということです。自分にとっての「満足」が何かがわからなければ、そこに向かっての改善もできません。

不満解消への最初の一歩は、「何が自分にとって満足か」を探ることです。けっして、オーガズムだけがすべてではないはずです。
 
もちろん「オーガズムに達すること=満足」という考え方を否定するつもりはありません。ですから、「満足=オーガズム」と答えた方にはさらに質問をします。「では、あなたはオーガズムに達したことがありますか?」「もし、達したことがあるとしたら、それはどのようなとき?」

これらの質問に対しても、明確に答えることができない人が少なくありません。「実際にはオーガズムに達したことはありません。だから不満なんです」「イケるときとイケないときの違いは良くわかりません」などと答える方も多いのです。

「満足のいくセックス=素晴らしいセックス=男性に導かれてオーガズムに達するセックス」と、男性向けのイージーなエロ情報によくある「オーガズム神話」を鵜呑みにしていると、「夫が下手だから、うちのセックスは素晴らしいセックスではなく、私もイケないのだ」という考えに凝り固まってしまいます。

しかし、実際にオーガズムに達するには、自分の身体や性的な嗜好についてよく理解し、自分の性的な才能を開発しておくことも必要なのです。

オーガズムは、受け身でいるだけではやってきません。妻を喜ばそうと一生懸命乳首を愛撫する旦那様に対し、「違うの、そうじゃないの」「痛いし」と思いながらも、「どうしてほしいか」は自分でもわかっていない。そんな状態では、旦那様は、あなたを気持ちよくする方法がわかるわけがありません。ただでさえ、旦那様は女性の肉体を持っていないのです。
 
オーガズムが満足だ、と思うなら、まずは自分の身体を良く知り、自己開発をしてみましょう。幸い、さまざまなセルフプレジャーグッズが世の中にはあふれています。ひとりエッチ大賛成。
「え?これが?」と思うような可愛らしいデザインのものもたくさんあります。まずはそれを使って、自分で自分を満足できる方法を見つけておきましょう。

開発できたポイントやコツは旦那様に上手に伝えてあげることで、旦那様とのセックスが満足いくものになる可能性が高まります。それに最悪、旦那様が不器用でも、自分で自分を満足させることができれば、気持ちのゆとりも出てきます。
 

夫婦のセックスの不満への対処法3:セックスの定義は2人で作る

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素直な気持ちで、勇気を持って向き合ってみて

根本的な課題の改善は、なんといってもこれです。浮気のリスクを考えて自制心を取り戻し、自分の身体の開発をしたら、いよいよ問題の根本部分に対応しましょう。

まずは、セックスについて旦那様と話し合う機会、雰囲気を作りましょう。大事なことは「あなたのセックスの〇〇が嫌」など、不満をぶつける場にはしないということです。

「こんなことが好き」「こんなことが気持ちいい」「こんなことがしてみたい」など、あくまでもポジティブな表現で、自分の希望を伝え、改善が必要な点を理解してもらいましょう。

もちろん、場合によっては「言葉にするには抵抗がある」「自分からセクシャルな話題はしたくない」「相手からはぐらかされる」など、さまざまなハードルがあるかもしれませんが、そこは勇気と誠実な気持ちで思い切ってぶつかってみましょう。

食後でリラックスしているとき、お酒を飲んでいるとき、家の外に出かけているときなど、それぞれの夫婦ごとに、話を切り出しやすいタイミングがあると思います。

また、話し合う際は、できるだけ正面に相対して座らず、ソファーなどに横に並んで座りましょう。話す際には、軽く手や肩に触れるなど、スキンシップもうまくとり入れながら、上手に切り出してみましょう。

「あなたと幸せな時間を過ごしたい」という愛情が伝われば、旦那様も必ず耳を傾けてくださるはずです。何事も、言葉にして言わなければ伝わりませんよ。
 
そして、前述のように「満足」には多様な価値観があることを前提に、旦那様にとっての「満足」は何かも理解し、受け入れることも大事です。

セックスに「こうあるべき」「これが正しい」「何歳までする」はありません。ガイドの持論は「セックスの定義は2人で作る」です。挿入がすべてという概念を捨てましょう。2人らしい「満足」を共有して、夫婦のセックスに一緒に向き合うことを目指してください。
 
繰り返しになりますが、「夫に不満=誰かで解消」という考えはストップ。それは単に、問題に向き合わずに逃げているだけであり、リスクが大きいだけでなく、得るものも何もありません。いや、オーガズムは得ることができますが、非公式なオーガズムです。やはり公式認定のオーガズムを求めるのが正解です。

夫婦の関係を変えたいと思ったら、解決へのアクションをパートナーに求めるのではなく、勇気を出して自分で動きだしてみましょう。

まずは、自分自身、次に旦那様にきちんと向き合ってみる。そこから始めてみましょう。その一歩が、大きな変化につながる扉を開くのです。

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