シンガポール初の世界遺産、シンガポール植物園
シンガポール植物園(Singapore Botanic Gardens)は、2019年で160周年を迎えた、シンガポーリアンの憩いの場所。2005年には、シンガポールで初めてユネスコの世界遺産にも登録されました。広大な敷地に、南洋ならではの植物が咲き誇るこの植物園を大紹介いたします!シンガポールの発展にも影響を与えた歴史ある植物園
シンガポール植物園は地元では「ボタニック・ガーデン」と呼ばれ、シンガポーリアンの憩いの場所として愛されています。入場料が無料なので、休日になるとピクニックをしている人やジョギングをする人、結婚式の記念写真を撮影している人、朝から太極拳をしている人など、いろんな人がいてみているだけでも楽しいです! ガイドも、ホーカー(屋台街)でご飯を買い込んで、休日に友達とおしゃべりしに行ってました。さて、このボタニックガーデンですが、2019年で160周年を迎えたということでもわかるように歴史がかなり古く、開園は1859年。1874年からは国営となり、ここでゴムの木の研究がされていました。東南アジアのゴム産業の発展にも影響を与えた場所なんです。
さらに、1928年からはランの交配や繁殖に力を入れ始めます。ボタニックガーデンで育まれたランは世界的にも評価されるようになり、現在ではランの切花の世界市場の15%はシンガポールが占めているのだとか。国の花もランです。
植物園内には、世界最大規模のラン園でもある「ナショナルオーキッドガーデン」があります。ボタニックガーデンが誇る貴重なランが見学できますので、ぜひ訪れてみてください。植物園は入場無料ですが、こちらの施設は大人ひとり5シンガポールドルの入場料が必要です。
無料ツアーに参加すればシンガポール植物園をもっと楽しめる
シンガポール植物園では、無料のガイドツアーがいくつも用意されています。ツアーは英語で行なわれますが、広大な敷地内を効率よく案内してもらえるのでおすすめですよ。中でも私がおすすめしたいのが「Heritage Tour」です。植物園内に点在する彫刻や歴史ある南国の大木ヘリテージツリー、プランテーションハウスを思わせる雰囲気満点のガゼボなどがあり、昔々のシンガポールに迷い込んだような気分になれます。
このツアーは毎月第4土曜日に開催されます。参加希望者はツアー開始15分前までに受付を。
その他のツアーも含め詳細はホームページで確認してくださいね。
ボタニックガーデン内には、その他素敵なレストランもたくさんありますが、どこも人気で高級店なので、利用時はそれぞれのレストランに予約をするのがベター。ランチやディナーで利用してみてはいかがでしょうか。
また、夜は24時まで開いていますので、夜のお散歩も涼しくて気持ちがいいですよ。シンガポーリアンも、仕事かえりにランニングをしたりデートをしたりしています!
園内が広大なため、入り口は、タングリン、ティエルサル、ナッシム、ブキティマの4カ所あります。MRTでアクセスするなら、サークルラインのボタニックガーデン駅を利用するのがわかりやすいと思います。
■Singapore Botanic Gardens(シンガポールボタニックガーデン/シンガポール植物園)
住所:1Cluny Road
電話:6471-7361(+65)
時間:5:00~24:00(ナショナルオーキッドガーデンは8:30~18:00入場締切)
休み:なし
料金:入場無料(ナショナルオーキッドガーデンは大人5シンガポールドル)
アクセス:MRTボタニックガーデン駅下車すぐ