不倫の復讐!サレ妻の復讐エピソード
「信じていた夫の浮気発覚!」ある日突然、サレ妻になってしまったあなたはどうしますか? 旦那様を許す? 許さない? アンケートにより差はありますが、大体世の中の6割ぐらいの妻が「許さない」と回答するのが一般的な傾向といえます。専業主婦として夫の収入で暮らす人が多かった昭和の時代は、どんなに最低の夫でも我慢して耐えるのが平均的な妻の姿でしたが、女性の経済力や社会的地位の向上がぐんと進んだ現代。さらに「離婚」や「バツイチ」に対する世の中のイメージの向上もあって、もはや「泣き寝入り」する妻は少数派です。
徹底的に相手に復讐&離婚という選択肢をとる人もいれば、婚姻関係は続けながらじわじわと復讐を継続する人も。ほとんどの方が、何らかの報復を旦那様や浮気相手におこなっているようです。今回は、そんなサレ妻のリアルな復讐エピソードをご紹介してみましょう。
<目次>
義父母をまきこむ作戦で、高額な補償と絶対的優位性を獲得!
「正直、玉の輿だったんです」と切り出したのはさやさん(40代・仮名)。つやつやとした黒髪のロングヘアはお手入れが行き届き、セレブ感あふれる雰囲気を醸し出しています。旦那様の実家は、その町では知らない人はいない大地主の名家。一族で不動産を始めとするビジネスを展開しており、次男坊である旦那様は、30代からすでにグループ会社の社長に収まっていました。親族には政界に進出した方もいて、まさにその地域の政財界を握るセレブ一族。
そんな旦那様をゲットしたさやさんは、周囲もうらやむ玉の輿婚でした。旦那様を射止めた秘密は、彼のご両親から大いに気に入られたことだったそうです。
「彼の実家みたいな格式のある一族は、年長者の意見は絶対ですからね。彼を落とすために、ご両親へは彼以上に気を使いましたよ。
お酒が好きなお義父さんには、希少価値の高い蔵元の地酒を探し出してプレゼントしたり、フィギュアスケートファンのお義母様には入手しにくいアイスショーのチケットを必死で手配してあげたり。息子の嫁候補として気に入ってもらえるよう、いろいろな工夫をしました」
その甲斐あって、並み居るライバルを退け結婚に至ったものの、金持ち一族の次男坊で若社長の旦那様がモテないわけがない。
新婚当初から合コン参加だのキャバクラ通いなど、いろいろと腹に据えかねることも多かったそうですが、決定的だったのはさやさんの妊娠中に発覚した、お気に入りの社長秘書の女性とのお忍びハワイ不倫旅行でした。
ハワイへの夫の不倫旅行が発覚
「もともと、浮気性のヤツだとわかっていたのですが、今度ばかりはちょっと締めておかないと、って思いました。もちろん、今の自分の立場や暮らしを手放すつもりはありませんから、離婚とならないようにしつつ、彼を自分のコントロール下において、さらに自分が一族の中で有利に立てるような作戦を考えました。
夫には浮気に気付いたそぶりは見せず、こっそり探偵をやとって、浮気の証拠を集めました。ハワイに一緒に行った証拠も取れましたし、日中、会議出席と称して2人で外出してホテルに入るところの写真など、いいカットもそろえることができました」とさやさん。
攻撃材料を揃えた上で、狙いを定めたのは、旦那様の義父母。
「ラッキーだったのは、当時妊娠中だった初めての赤ちゃんが男の子だった点。長男夫婦のところは娘3人でしたから、無事に生まれてくれば一族で初の男子の孫だったんです。40歳の大台に乗ってた私はおそらくこれが最初で最後の出産。男の子が生まれるラストチャンス到来で、性別が分かった瞬間から『でかした! 〇〇家を継いでくれる孫ができた』と義父母は大喜び。当時の私は一族の期待を担う大切な存在だったわけです」 勝負に出たのは恒例の年末の帰省。このときはいつもと違い、わざと顔色が悪そうなメイクで、暗い顔でずっと過ごすようにしていたそうです。明らかに様子の違う彼女にいろいろと質問をしてくる義父母には、「毎日がとても辛い」「私なんて、存在している価値がない」「死んでしまいたくなるんです」と落ち込んだ演技で不幸アピール。
「正直、おなかの中の子のことが心配な彼らにとって、『死にたい』という発言が気にならないわけないですから(笑)、一族の関心は私に集中しました」
おめでたいお正月の宴席を一瞬で修羅場に
そして迎えた元旦。「お台所を手伝います」と義母と一緒にキッチンにいる際に、「ちょっと立ちくらみが……」と床にうずくまるさやさん(もちろん演技)。心配して駆け寄った義母に「部屋に置いてあるバッグの中にある薬をとってきてほしい」と頼んだそうです。部屋に駆け込んでさやさんのバッグの中で義母が見つけたのは、大量の睡眠薬と探偵事務所に集めてもらった旦那様の浮気証拠写真。部屋の中で義母が凍りつく様子を台所で想像しながら、さやさんは自分の計画の成功を確信していたそうです。 ここからの義父母の対応の素早さには、仕掛け人のさやさん自身が驚いたほど。大量の睡眠薬と証拠写真を握りしめた義母はその足で親族の集まる広間に直行。談笑する次男の目の前に写真をぶちまけました。
おめでたい正月の宴会は一瞬にして悪夢のような修羅場に。親族一同の前で母親に恥ずかしい写真とともに浮気の事実をさらされた旦那様は、その場で父親からの罵倒と鉄拳の雨。さらにはキッチンでうずくまったまま悲しみに浸っている(ように見えて実はほくそえんでいた)さやさんに土下座をさせられるという公開処刑に処せられたそうです。
その後、さまざまな浮気対策も義父母から旦那様に発動。旦那様の仕事ぶりを監視する新たな男性秘書の設置、浮気相手の秘書への慰謝料請求と懲戒免職、クレジットカードの没収、スマホのGPSでの監視など、さやさんが「やりたい」と思っていたことは、ほぼ義父母が実現してくれたそうです。
「さらによかったのは、『このことは世間には内密に』と義父母から口止め料がしっかりもらえたことですね。額はちょっと言えませんが、数百万円レベルでで。そりゃ、名門一族の不祥事ですからね、口止め料もハンパないですよ。
で、これはもっと強気でも行けるなと思ったので、心の傷を理由に、家事ができないと主張して家政婦さんもつけてもらい、家事からも解放されました。
さらには『心を癒やし、安心して出産がしたい』とさっさと里帰り出産もしました。今は無事に男の子を出産して、『お世継ぎの母』として旦那よりよっぽど権力があります!(笑)
お小遣いがほしいときは「浮気のPTSD」と称して、ときどき演技をして小金をゲットしてます。義父母が生きている限りはこの作戦、有効そうです」
SNSで拡散プライベートな人間関係を破壊!
学生時代から付き合っていた彼と、20代前半で早めに結婚。結婚後もフルタイムで働いているりなさん(20代・仮名)は、友達のようなフラットな夫婦関係。旦那様の趣味は学生時代からサーフィン。自分ではサーフィンをしないりなさんも、結婚前は一緒に海に行って、吹きさらしの砂浜で紫外線と戦いながら彼のライディングを眺めていたこともよくあったそうです。しかし結婚後は、週末は休息と家事に使い、海への同行は卒業。
一方で彼のほうは社会人になった後も定期的に週末に仲間と出かけることが多く、千葉や茨城など、比較的遠いスポットにも「湘南より空いているからいい」と足を延ばすことも。泊りがけでの外出はあまりないのですが、「明け方の波に乗りたい」と前日の晩からでかけることはよくあったそうです。
りなさんが旦那様の行動に疑いを持つようになったのが彼のインスタ。明け方には波に乗れるように前の日の夜にでかけているのに、アップされる写真はどう見ても日中の海。そこにつけているコメントが「よさげな波!(ハート)」など、どうみても海に入った後とは思えない発言。 「渋滞のある時間帯でもないし、ビーチまでの距離と車での移動時間を考えても、絶対にどこかに寄り道をしているはず。どこかで仮眠をとって、遅くなっているのかもしれないけど、『もしかして、誰かとラブホ?』って思いました」
その後旦那様のインスタやTwitter、友人や仲間の同様なSNSを芋づる式に調べていったりなさん。学生時代からの交際が功を奏し、共通の友人が多かっため、捜索は思っていたより簡単に進んだそうです。
SNSで不倫をにおわす奴にはSNSで報復
そして調査した結果が、サーフィン仲間の女性と旦那様の浮気。相手のインスタやTwitterのアカウントも特定し、旦那様のアップしている写真と背景がシンクロしている投稿などを探し出し、疑惑は確信にかわりました。旦那様は、海で波に乗って楽しむ前に、ラブホで浮気相手のカラダに乗って楽しんでいたのです。
「LINEのメールは『万が一の場合にヤバイ』と思って極力やり取りをせず、履歴も削除していたみたいですが、インスタの写真に写りこんでる背景までには気を配っていなかったようですね。不倫外出中の写真を堂々とSNSにアップする神経は意味がわかりませんが、その鈍感さと無防備さは、証拠探しをする立場としてはラッキーでした」 その後、旦那様を問いつめ、インスタDMでの2人のエロいやり取りもゲット。そのスクショを各種SNSで本名付きで晒して、友人関係に2人の不倫をネット上で大暴露。旦那様及び浮気相手のプライベートの人間関係や信頼を粉々に破壊した後、離婚したそうです。
「会社は転職すれば人間関係をチャラにできますが、学生時代から築いた友人関係や自分の信頼は、一度失ったら取り戻せないですからね。彼が失ったものは大きいと思いますよ。おまけにネットに晒された情報はどこかで永遠に残り続けますから、これから元夫の名前を検索するだけで、永遠にあのエロいDMが世界中で出てきますからね。今後の人生、いろいろ大変でしょうねえ」
サレ妻、サレ夫にならないために
「サレ妻」という言葉、悲しい響きです。この言葉が出てきたとき、被害者は妻なのに、よけいに妻を貶めるような響きだな、と思ってしまいました。夫婦仲相談所で被害者妻たちのリベンジの数々を聞くと、あっぱれ!の感情だけではありません。愛し合って結婚した2人が、ここまで傷つけ合うようになるのか……と。
ガイドには『モンスターワイフ』という著書があります。夫をちょっとずつ苦しめる妻分類です。サレ妻にならないためにモンスターワイフになってはいけないと感じます。
そして、夫たちよ! なぜに非公式恋愛に走る? なぜわが妻をサレ妻にする?
サレ妻やサレ夫が増加しないよう、恋愛とセックスについて考えてゆきましょう。
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