ストレート形状のシンプルモデル「D702i」
D702iは、ストレートタイプだが、誤操作防止にも配慮が行き届いている |
D702i(三菱電機製)は、70xシリーズでは初となるストレートタイプ。そのため、薄くコンパクトなサイズが魅力的だ。折りたたみと違い、ストレートタイプはポケットのなかに入れておくと勝手にボタンを押してしまうなど、誤操作が気になるところだが、D702iは一定時間、端末操作がないと自動的にキーロックがかかる仕組みがあるため、そういった心配は問題ない。
テンキー部分はイルミネーション機能が備わっており、カラフルに光るのが楽しい。
D702iでは、文字入力変換ソフトにジャストシステム社の「ATOK+APOT」を採用しているため、メール文書の作成がサクサクと進めることができる。絵文字や記号などの入力履歴が残るので、使用頻度の高い絵文字などをすぐに呼び出して入力することができる。
本体のデザインやキーイルミネーションなどを考慮すると、バリバリと仕事をこなすビジネスマンにウケが良さそうな端末といえる。
プッシュトークに対応した「P702i」
P702iは、デザイン的にはおとなしめだが、細部に渡って使い勝手が良いのが魅力だ |
P702i(パナソニックモバイルコミュニケーションズ製)は、デザイン的には従来の機種に似ているため、目新しさに欠けるのが残念なところ。
しかし、702シリーズでは唯一、トランシーバーのように複数の人間でしゃべることができる「プッシュトーク」に対応する。プッシュトークは、まだサービスが始まったばかりで利用者は少ないが、今後、ドコモの標準機能になっていくので、ぜひともおさえておきたい機能といえる。
パナソニックの端末は、ヒンジ部分にワンプッシュボタンを内蔵しており、従来機種同様に電話の着信があった場合、ワンプッシュボタンを押すことで、すぐに電話に出ることが可能だ。
P702iではさらに進化し、メール着信時にワンプッシュボタンを押すと、受信メールの一覧表示にジャンプするため、どんなメールなのかをすぐに確認できるようになっている。
また、着うたやiアプリのデータをminiSDに保存できる機能があるため、端末内のメモリを効率よく使える。
P702iは、地味ではあるが、細かなところまで、使い勝手に配慮したモデルとなっている。
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