「コーラが○○に効く」これって都市伝説?
コーラは、1886年に薬剤師のジョン・S・ペンバートンが開発し、ジョージア州アトランタの薬局ジェイコブスファーマシーで販売を開始。以来、何度かの紆余曲折や、ビジネス上の大成功を経て、世界中で130年以上にわたって親しまれてきました。そんなコーラですが、フランスに来てから、特に子育てをするようになってから耳にするようになった都市伝説(?)があります。
民間療法とでも言いましょうか、おばあちゃんの知恵袋的なもので、「コーラを飲むと吐き気や嘔吐がおさまる」というものです。もちろん、医学的、あるいは科学的に証明されているわけではありません。
一般医や小児科のお医者さんから「『よくわからない薬を与えるよりもコーラを飲ませたい。コーラを買う処方箋を書いてもらえないのが残念だ』と言う親がいる」という笑い話を聞いたことがあります。
健康志向ママも「ウチにもコーラを隠している」
まわりのママ友や、友人宅でのパーティーなどで知り合うお母さんたちと、子供の病気の話になることがあります。どの薬が効いたとかどんなものを食べさせたといった情報交換のようなものです。そして、この時に出てくる話のひとつが、このコーラの話です。普段から清涼飲料を常飲させ、おやつには大量のポテトチップスというご家庭ではなく、子供の食べるものに気を付け、おやつはすべて手作りというようなお母さんたちでさえ、「ウチにもコーラを隠して置いてあるわ」と言います。家によって炭酸を抜いたほうが良いとか、抜かなくても大丈夫とか諸説ありますが、健康志向のお母さんたちでさえ、こっそりコーラを用意しているのが面白いところです。
もちろんコーラは薬ではないので、何かの効果を期待して飲むのは正しいとは言えませんが、皆さんもコーラを飲むとき、ふとフランスの意外な風習を思い出すと、違った味わいに思えるかもしれませんね。
もちろん飲みすぎには注意してください。
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