妻の色気を夫が感じなくなる? 「五感」で感じることが大切
「色気」を辞書で調べてみると「異性の心を引きつける性的魅力」と定義されています(うーむ……「異性の心」だけとは限りませんね。私は女装家のブルボンヌさんに性的魅力を感じます)。
人が異性であれ同性であれ、誰かに惹かれる理由はさまざまです。顔やスタイルなどの見た目の好み、または性格や人柄、才能やセンス、他には知力、体力、持っているスキルなどの場合もあるかもしれません。あるいはその人の家柄や職業、知名度や社会的地位、権力、財力などの場合もあるかもしれません。
そして、それらに勝るとも劣らない強烈な要素が色気です。理屈や計算ではなく、ヒトに残っている動物的な本能で、私たちは「色気」を敏感に感じとります。
そしてこの、相手から発せられている見えないオーラに反応して男性の下半身は奮い立ち、女性の下半身は潤いを増すのです。人が誰かを好きになる最も根源的な理由がこの「色気」かもしれません。
しかし、残念なことに、さまざまな理由で、パートナーの色気を感じられなくなってしまう瞬間があります。そして色気が消えてしまったとたんに、愛からセクシー要素が消えてしまいます。これは夫婦にとって一大事。夫婦の関係が男女関係から家族関係になってしまう、大きな危機です。
では、どんなときに人は色気を感じたり、感じなくなったりするのでしょうか。今回は男性目線で感じる女性の色気に絞って考えてみましょう。
動物やヒトが外界を感知するための感覚機能は、視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚の五感と言われています。この中で味覚を除く4つは、色気を感じるポイントでもあります。そこで視覚、聴覚、触覚、嗅覚の4つに絞って、それぞれで「色気を感じるポイント、感じられなくなるポイント」を見てみましょう。
<目次>
「視覚」で感じる、女性の色気
視覚、聴覚、触覚、嗅覚の中で、一番色気を感じやすいのが「視覚」でしょう。特に男性は視覚情報を重視する傾向があるといわれています。
例えば女性がセックスの最中は目を閉じているのに対して、男性は目を開けて、相手の表情や反応を見たり、鏡などに映る行為中の姿を見たりしがち。それによって、さらに興奮が高まるようです。
男性が視覚で女性の色気を感じる部分といえば、まずは顔や体のパーツでしょう。潤んだような瞳と長いまつげ、ぼってりとしたつやつやの唇、柔らかくボリュームのある胸元、白いうなじと後れ毛、ほっそりとした手首や足首、しなやかにくびれたウエスト、きゅっと持ち上がったお尻などは万国共通のセクシーアイコンです。
しかしこれらは、きちんと手入れをされ、しっとりとつややかで適切なサイズであることが大事です。がさがさとひび割れた唇や三段腹のウエスト、骨ばったデコルテでは色気は感じられません。
男性が色気を感じなくなるポイントの1つが、きちんとボディマネジメントがされていない体です。ただし、間違えてはいけないのは、年齢相応の体型で色気を醸し出すということです。アラフィフで20代ボディを目指すのではありません。それなりの熟女の色気を意識しましょう。垂れ乳、崩れ尻に燃える男性もたくさんいるという現実を知りましょう。
視覚で感じる色気の2つ目はその人のしぐさや立ち居振る舞いです。一般的に静かに落ち着いてゆっくり動く仕草と、バタバタとあわただしい、ガサツな動きの仕草とでは、前者の方が色っぽいと感じます。
例えば「汗を拭く」とき、たたんだハンカチの角でそっと額や首筋を押さえる拭き方と、袖で額の汗をグイっとぬぐったり、タオルでゴシゴシこすったりする拭き方を比べれば、どちらが色っぽいかは一目瞭然でしょう。
また、恥じらいの表情や仕草が色っぽい一方で、周囲への気配りにかける図々しい態度、がさつな行動が色気を感じさせないことは言うまでもありません。
視覚で感じる色気の3つ目は服装です。勘違いされやすいのは、露出が多いほど色気があるわけではないという点です。人は全部見えるよりも、一部しか見えない、ときどきしか見えないというチラ見えに色気を感じます。
たとえば、全身を覆われた着物姿の女性の白いうなじ。裾捌きの一瞬にちらりと見えるひきしまった足首やふくらはぎの生々しさ。これらが醸し出す色気は、一部しか見えない、一瞬しか見えないからこそ隠されている部分の妄想がふくらみ、生まれてくるものです。
つまり、お風呂上りに全裸でうろうろすることは、色気を感じさせるどころか、旦那様をがっかりさせる効果しかありません。裸に限らず、プライベートは秘密があるくらいの方が魅力的。なにごとも「見せすぎ」には要注意です。
「聴覚」で感じる、女性の色気
一般的には、少しかすれたハスキーな声はセクシーだとよく言われます。キンキンと尖った高音の声よりも、ハスキーで少し低めな声は耳にやさしく、話し手の息遣いが伝わってくるような感覚があります。まるで自分に向かってささやかれているように感じられることが色っぽく感じる理由ではないでしょうか。
そして、声だけではなく、話し方や言葉遣いも、色気と密接な関係があります。舞妓さんの京都弁が色っぽく聞こえるのは、独特の柔らかな言葉遣いと、ゆっくりとした話し方に秘密があります。同じ京都弁でも早口でまくしたてれば色気は感じられないでしょう。
また、言葉遣いそのものが乱暴であったり汚い場合は、どんな美人がしゃべってもイメージはガタ落ちです。たとえハスキーボイスでなくても、言葉遣いと話すスピードに注意をして、ささやくようなイメージで旦那様に話しかければ、誰でもセクシーボイスに近づくことができます。
「触覚」で感じる、女性の色気
つるつる、すべすべ、むちむち、さらさらなど、女性の肌に触れたときの心地よさを表す言葉はたくさんあります。触覚で感じる色気のメインは、やはり相手の肌に触れたときの肌触りではないでしょうか。女性のやわらかでしっとり、もっちりとした肌は触れていて心地よく、裸にして抱きしめたくなる色っぽさを持っています。
一方で、肌が荒れてがさがさしていたり、手足のムダ毛処理の影響でざらざら、チクチクしていたら色っぽい気分も台無しです。露出の少ない冬も、お手入れの手を抜かないことがセクシーな肌作りには必要といえるでしょう。ベッドの上で、旦那様が妻のヒップを撫でたらブツブツしていて萎えてしまったという話を聞きました。「妻の手触り」は夫にとっては重要案件です。
「嗅覚」で感じる、女性の色気
人間の脳の中で「大脳辺縁系」と呼ばれる部分は、食欲や性欲などの本能に基づく行動を司っているといわれています。人間の五感のうち、嗅覚が唯一、嗅神経からダイレクトに大脳辺縁系へ入ります。つまり、五感のうちで嗅覚が最もダイレクトに性欲と結びついており、色気とも深い関わりがあると考えられます。
一方で、色気を感じさせなくなる香りの代表がタバコ臭さです。妻を抱きしめたとたんにふんわりと甘い香り、ではなくヤニ臭いタバコの香りがしてしまったら、たとえ、妻がスモーカーであると理解していたとしても、やはり色気は感じることができないでしょう。
妻の皆様は、旦那様が視覚、聴覚、触覚、嗅覚のそれぞれでどんな点に色気を感じるかをしっかり認識した上で、しっかりそのメカニズムを活用していきましょう。
【関連記事】