夫が大好き!40代、50代になっても愛される妻
何年たってもラブラブなカップルはたしかに存在するもの
「愛は4年で終わる」と、著書『愛はなぜ終わるのか』で書いたのは人類学者ヘレン・フィッシャー博士。博士は、様々な国の統計を調査した結果、結婚して4年後に離婚する傾向が高いことを発表しました。
たしかに脳科学の世界でも、恋愛ホルモンとして名高いドーパミンは3年たつと分泌されなくなるといわれています。3年たって恋が冷め、そこで何もしないとそのまま4年目に離婚になるのだろうという推測は、フィッシャー博士の研究結果と一致しています。
もちろん、すべてのカップルが4年目で離婚という大胆な選択肢を取るわけではありません。でも、「夫は単なる家族」「結婚は、もはや惰性」という段階で「現状維持」に落ち着いてしまっている夫婦が多いのが現実です。
でも、なかには何年たってもラブラブなカップルは存在しています。40代、50代になっても夫に愛され続ける妻とはどんな妻なのでしょうか? 今回は、愛され続ける妻でいるための5カ条を考えてみましょう。
愛され続ける妻の条件その1:優しいほほえみ
優しいほほえみに勝る武器はなし
だんな様から声をかけられて返事をする時、あるいは自分から話しかける時、ご自身がどんな顔をしているか、見たことはありますか? ぜひ一度鏡を近くにおいて、その時の自分の顔を横目でちらりと見てください。口角が下がっていたり、眉の間に縦じわが寄っていたりしませんか?
思い出してみてください。結婚前に付き合っていたころや、新婚当時「〇〇ちゃん」と呼びかけられて「なぁに?」と返事をしたときのことを。口元はにっこり、目はキラキラしていたはずです。好きな人と一緒にいる、名前を呼ばれるだけで嬉しかったあのころ、だんな様を見る顔はいつも、優しいほほえみに満ちていたはずです。
ところが結婚後10年もたてば、「〇〇ちゃん」と呼ばれても「は? 何? 今忙しいんだけど」的な、不機嫌でぶっきらぼうな妻に変化。こんな姿で夫に「変わらずに愛して」と要求しても、そりゃ無理ってもんです。
もちろん10年もたてば、夫に対していろいろ言いたいことも出てくるでしょう。仕事や育児で疲れ、更年期で気持ちもイライラしがちかもしれません。でも、普段から口角を意識して5mm上げておくことで、「ほほえむ妻」は戻ってきます。これだけでも、だんな様にとっては嬉しいはず。まずは形からでもいいので、優しいほほえみを取り戻せるよう、日々心掛けましょう。
愛され続ける妻の条件その2:かわいい相づち
だんな様だって話を聞いてもらいたい
「なーんだ、そんなこと?」と思われる方も多いでしょうが、実は思っているより、これができていない妻が多いのです。
疑う方は試しに、昨日の夫婦で交わした会話を思い返してみてください。「あれ? 昨日、一言も話をしていないかも?」というカップルは論外としても、実は「おはよう」「お弁当持った?」「今日は夕飯いらない」「明日振込しておいて」など、挨拶、確認、伝達、依頼といった「事務連絡」しかしていないというカップルが多いのではないでしょうか? 実はこれも「話を聞いてあげていない」状況の1つです。
「話を聞いてあげない」という状態は、だんな様から話しかけられたときに無視したり、「あとで!」と断ったりする状態だけを指すのではありません。前述のような「ゆっくり話をする時間を作っていない」のも「話したくても話せない、聞いてもらえない」という不満につながります。
共働きで、子育て中でどんなに忙しくても、夫婦でちょっとした事務連絡ではない「会話を楽しむ会話」「気持ちを共有するための会話」の時間を取ることが、愛される妻の秘訣です。
ぜひ、夫婦それぞれが自分のスマホ画面と向き合ってる時間を少し減らしてみませんか? 15分でもいいので、スマホを置いて、おいしいお茶でも入れて夫婦で会話を楽しむこと。これなら誰にでもできるはずです。夫の話の端々に「へえ」「それでそれで?」「うわー!」「ふんふん」というかわいい相づちを入れるのが会話上手な妻です。
愛され続ける妻の条件その3:褒める、認める、味方になる、感謝する
妻が最強の味方なら、だんな様は幸せ
男女の精神年齢に差があることは、皆さんの過去の経験からも頷けるところでしょう。何歳差があるかについては、本によって5歳から10歳ぐらいまで、いろいろ説があります。
しかし、とにかく同じ年齢なら女性の方が精神年齢が高く「中身は年上」であることは確かで、夫婦の実年齢差が2~3歳程度だとしたら、間違いなく妻の方が精神的に「大人」でしょう。
そんな大人な妻が心掛けたいのが、だんな様への声かけ。だんな様が喜ぶ声かけは「褒める」「認める」「味方になる」「感謝する」の4つにつきます。
子育て経験のある方ならピンときたかもしれませんが、これは子供を伸ばす声がけと一緒です。「すごいわ、上手ねー」とほめる。「さすが!あなたならできると思ってたの」と認める。「絶対、あなたが正しいと思う」と味方になる。「おかげで助かったわ、ありがとう」と感謝する。
精神年齢は低いけど、プライドは高く、結構単純でガッツがあるけど実は繊細という「男性」に、「自分にはこの人が必要」「この人に一緒にいてほしい」と思わせる声かけがこの4つなのです。場面や状況に合わせてこれらを上手に使うことで、だんな様の愛情をしっかりつかむことができます。
愛され続ける妻の条件その4:夫の趣味や一人の時間を尊重する
たまには夫に自由な時間をあげましょう
「いい妻は夫にいつも寄り添っていること」「夫と常に時間や価値観を共有すること」が理想の夫婦の姿だと思っている方には、この条件は意外に感じるかもしれません。
男性は、実は「自分だけの世界」や「一人の時間」を大切にしており、逆にそれがないことにストレスを感じます。例えば悩みを解決しようとするとき、女性は誰かに話を聞いてもらって、共感してもらったりアドバイスをもらったりなど相手とのコミュニケーションのプロセスを経たうえで、自分の気持ちや頭の中を整理することが多いです。一方で、男性は悩み事を誰かに打ち明けるより、一人の時間を作ってそこで考え、あるいは気持ちを切り替えて解決しようとします。
実際に、夫の力になりたいと思って「私に相談してよ」といろいろ聞こうとしたら、夫が逆に怒り出した、という経験をしたことがある方もいらっしゃるかもしれません。
大切なのは「無関心」や「放ったらかし」ではなく「さりげなく距離を置いてあげる」「遠くから見守る」という、程よい距離感を保てる気配りと思いやりです。そんな「一人にしてくれる」妻への感謝の思いが、妻への信頼と愛情に変わるのです。
愛され続ける妻の条件その5:キレイでいる
キレイでいるために努力する姿がキレイ
「あー、結局は容姿なわけ?」「若くて美人が愛されるってことなの?」とちょっとがっかりした方。たしかに美人であることに越したことはないですが、美人だから「キレイ」なのかというと、必ずしもイコールではありません。年相応の小じわやウエストのくびれの減少はあっても大丈夫。大事なことは「キレイでいたい」と意識して努力することです。
おばさん化は、背中の丸まった立ち姿だけからでも現れます。自分への意識の低さは、ガサガサにひび割れたかかと、ボーボーのムダ毛、白髪が目立ってきても放置な髪型といった見た目からもわかります。張りのない日常は「日曜日はすっぴん、ジャージで一日中ごろごろしている」という暮らし方からも見えてきます。こういう人は、たとえどんな絶世の美女でも「キレイでない」と感じてしまいます。
今の自分を大切にしながら、さらに自分磨きを忘れず、毎日を積極的に楽しむこと。これをできるのが、夫に愛される「キレイ」な妻なのです。美魔女になりきることや、いきすぎたアンチエイジングは必要ありません。自然体で「きれい」「愛らしい」「可憐」を意識する気持ちを持つだけで、5年後の姿は違ってきます。
今回ご紹介した5カ条は、誰でもいつでも簡単に始められることばかり。長く夫に愛される勝ち組妻を目指して、まずは「口角5mmアップ」から始めてみましょう!
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