貯蓄

プロ考案!お金が足りない人が子育て費用を確保する2つの方法

子どものいる家庭では、「子育てのお金や学費をどうやって確保しよう?」とお悩みの方も多いでしょう。そこで今回は、お金のプロとして、養育費をどうやって確保すべきか考えました。

中原 良太

執筆者:中原 良太

エビデンスに基づく資産活用&マネープランガイド

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YouTubeで生放送を配信していると、「子育てをしながらお金を増やそうと思っています」という方からも、コメントを頂きます。中でも、子どものいる家庭では、「子どもの養育費をどうやって確保しよう?」とお悩みの方も多いでしょう。そこで今回は、お金のプロとして、養育費をどうやって確保すべきか考えました。
 

復習:節約で削ってはいけない3つの出費 

以前、『科学が解明した「節約で削ってはいけない」3つの出費』という記事を書きました。この記事では、「交際費」と「教育費」と「健康維持費」だけは、削らない方がよいという話をしました。
 
これらの出費を削ると、今は出費を減らせても、将来にしっぺ返しがきます。だから、削らない方がよいです。よって、養育費を確保するには、これら以外の支出を削ることを優先しましょう。
 

方法その1:借金をしない

養育費を確保する、一番てっとり早い方法は「借金をしない」ことです。資産運用の観点から見ると、借金ほど効率の悪い投資はありません。なぜなら、借金は、「ノーリスクで出費が増える」からです。そして、まともなお金のプロであれば、「借金返済に勝る資産運用はない!」と言います。
 
借金をしてから「勤め先の会社が潰れた」とか、「会社をクビになった」といったことがあれば、目も当てられません。借金をしなければ、余計な保険に入る必要もなくなり、返済費用も払わずに済みます。
 
子どもの誕生を機に、「借金をして家を買おう!」とか、「借金をして自動車を買おう!」と決める方も多いかもしれません。しかし、ちょっと待った。借金をしてまで、家や自動車を買う必要があるか、考え直してみましょう。
 

方法その2:固定費を削る

養育費を確保する、次にてっとり早い方法は、「固定費を削る」ことです。できれば、保険料、通信費、光熱費あたりを中心に削りたいところです。
 
まず、不要な保険には入らないでください。不要な保険に1つ入るたびに、それだけ損をします。一見、保険料は月額に直すと、大した金額には見えません。しかし、長年の間、積み立てていくと、数十万円~数百万円の規模の出費になるものです。
 
保険では安心を買えますが、完璧を目指すとキリがありません。事実、「保険貧乏」という言葉もあります。不要なものには入らず、ほどほどのところで満足する姿勢が大切です。
 
次に、通信費を節約しましょう。契約期間が満了していない方は、プランの見直しをしましょう。不要なデータ通信の料金や不要な通話料を払っていた場合は、プランを見直すだけでも大きな節約につながるハズです。
 
契約期間が満了したら、有名キャリアから格安SIMに乗り換えることで、大きな節約になるでしょう。9割近くの人が、格安SIMを利用していません(1)。仮に乗り換えて月々4000円を節約できれば、年間5万円の節約になります。
 
さいごに、光熱費を節約しましょう。近年は、「電力自由化」や「ガス自由化」によって、格安SIMと同様に、電力やガスを安価で販売している業者も増えてきました(2)。
 
通信費ほど節約できませんが、電力会社とガス会社の両方を乗り換えれば、月々1000円ほどは節約できると思います。
 
「たったの1000円?」と思うかもしれませんが、「買いたいモノを我慢して貯める1000円」と、「今まで通りの生活を続けるだけで勝手に貯まっていく1000円」では、性質が全くちがいます。
 
苦労しないでお金を貯められるなら、どんどん貯めた方がよいでしょう?
 
 

まとめ 

子育てのお金は重要です。あなたが子どもに養育費をかけるか、かけないか。特に、「どれだけ学費を確保できるか?」によって、子どもの人生は大きく変わります。
 
「自分の頑張り次第で子どもの未来が変わる」と考えたら、本記事でご紹介したテクニックを、試してみたくなりますよね。
 
 
●参考文献
  1. 資料:電気通信サービスの契約数及びシェアに関する四半期データの公表(総務省)
  2. 資料:電力小売全面自由化の進捗状況について(資源エネルギー庁)
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