家事

昼に換気ができない人必見の湿気取りは「大判」シリカゲル

収納の専門家・すはらさんが、共働きや一人暮らしで昼間に部屋の換気ができない暮らしの人にイチオシしてくれた収納グッズは、大判シリカゲルシート。クローゼット以外の便利な使い方もご紹介します。

すはら ひろこ

執筆者:すはら ひろこ

収納ガイド

床置きの湿気取りだけではまかなえない


共働きや一人暮らしだと、昼間の時間帯に室内に風を通すことができません。私にも経験があり、革のコートにカビが生えたり、特殊な加工が施されたブランド服が傷んでしまったり……。その原因は湿気です。床置きの除湿剤を使っていても防げなかったのです。
 
そんな苦い経験をしたので、とりわけ収納スペースの湿気に気を配るようになりました。梅雨時はもちろんのこと冬場でも加湿器を使うと、その影響がクローゼットの中にまでおよぶことも。
 
そこで使い始めたのが、暮らしのベースづくりに欠かせない“収納”を専門分野とするメーカー、テンネットの「大判シリカゲルシート」です。50×80cmでハンガー掛けの衣類とほぼ同じサイズなのが魅力。そのままスカートハンガーや洗濯バサミでハンガーに留めて、クローゼットに吊り下げておきます。雨の日に着た上着は、帰宅後すぐにシリカゲルシートと一緒に室内でハンガー掛けにすると、乾きが早くて助かります。
 
シートが大きいので季節外の寝具と一緒に収納内の壁面に押しピン止めするという使い方も

シートが大きいので季節外の寝具と一緒に収納内の壁面に押しピン止めするという使い方も

 

大判だから寝るときにも使える

 
長さ80cmなので、体の下に敷ける

長さ80cmなので、体の下に敷ける


さらにクローゼットにしまうほか、意外な使い方もあります。それは、寝ているときに汗をかきやすい背中から腰に当たるように、ベッドの敷きマットとシーツの間に敷いておくというもの。横になるときに、粒状のシリカゲルがシャリっと小さな音を立てますが、寝心地が悪くなるというほどではありません。
 
また、大判シートが40コマに分かれているので、引き出しや下駄箱など小さなところで使いたいときは、ハサミで必要なサイズに切り分けられて便利。このように、ピン留めしたり寝汗を吸ったりとにかく万能な大判シリカゲルシートですが、天気が良い日にシートを外干しして、吸着した湿気と臭いを飛ばせば、くりかえし使えます。
 

DATA
10 NET|大判シリカゲルシート 2枚入

サイズ:幅50×長さ80cm
素材:ポリプロピレン不織布(外装)/シリカゲル(中部)
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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