2019年の経済動向を知る
2020年は東京でオリンピックが開催されるため、それに向けた投資が活発になります。それゆえ2019年は首都圏を中心に経済活動が活発になり、多くのビジネスチャンスがあるといわれているのです。しかし、本当にそうなのでしょうか?そもそもオリンピックの開催日程は6年前から決定されていますので、大きなプロジェクトはすでに決まっています。企業単位では、それに向けた投資はすでに終わっているといっても過言ではありません。投資を済ませて利益を確定するタイミングを迎えるのが2019年でもあるのです。
つまり、「オリンピックが開催される今がチャンス」というのは、若干タイムラグがある情報ということになります。
不動産売買はタイミングを確認
マイホームを含めた不動産も、投資と同じような経済動向のもと価格が変動しています。これからマイホームや不動産を購入する場合には、価格の動向を確認してみましょう。その中で特に注目すべきは、近々2年間の動き。価格はどれくらい上昇しているのか? ここ数カ月の動きはどうなのか? まだ値上がりしているのか? 下がり始めているのか? を確認します。不動産価格の値動きは、オリンピックやイベントだけでなく、税制や日本全体の経済情勢などが影響を与えますが、大まかな動きは分かるハズ。必ずチェックしましょう。オリンピックにフォーカスした不動産の動向は海外の動きも参考になります。
2010年に冬季オリンピックが開催されたバンクーバーでは、日本のマンションに相当するコンドミニアムがプロジェクトとして複数販売されましたが、オリンピック終了後2年経っても約半数が残っていました。
2012年に夏季オリンピックが開催されたロンドンではオリンピック終了後に不動産価格が下落しましたが、早めに物件価格が戻ったと話す人は少なくありません。とはいえロンドンの場合、日本の定期借地権に似た土地のリース形態のものが多く、単純に比較できませんので注意しましょう。
不動産の価格は高額になるため、売買のタイミングが難しいと考える人は少なくありません。でもそこで考えるべきことは、本当に今必要なのか? 必要な投資なのかを考えることなのです。周りの意見に振り回されずに、自分にとってどうなのか? を考えていきましょう。
本当に必要な投資なのかを考える
2019年に限らず、投資の誘いはいろいろありますし、マイホームを購入する機会も訪れることでしょう。そのときに考えて欲しいのは、今、自分がするべき投資なのか? 買うべきものなのか? を考えることです。セレブといわれているお金持ちの人たちは情報が早く、私たちよりも先に投資の機会を得て利益を確定しています。まだまだ「オリンピック」という言葉を絡めた投資のお誘いが続き、チャンスだと思える商品に出会うことがあるでしょう。
投資の場合、スピードが求められることもあり決断を焦ってしまうかもしれません。その場合には必ず止まって考え、実行するというアクションを取り、今すべき投資、コトなのか? 他の商品ではダメなのかを考えることも大切なのです。