「一途さ」と「しつこさ」の違い
「一途さ」と「しつこさ」の違いは、「相手がその行為に対して、どう感じるのか?」に尽きます。例えば、相手があなたのまっすぐな思い、言動に対して、相手が「うれしい」と受け取れば、“一途な人”ということになりますが、「うざったい」と思うようであれば、それは“しつこい人”です。
それは、男性が恋人でもない女性をギュッと抱き締めたとき、相手が「うれしい」と思えば、愛の抱擁ですが、「なにするのよ!」と思えば、セクハラになるのと同じです。
つまり、「相手もそれを望んでいるのか」「独りよがりになっていないか」で、その違いは出てきます。
それは、あなたの行動の一番の目的が、「相手を喜ばせたい」のか(=他者愛)、「自分が満足したい」のか(=自己愛)の違いでもあります。もし相手を喜ばせることが目的なら、相手が喜ばなかったときには、すぐにやめなくてはいけません。それができない場合は、単に「自分が満足したい(=自己愛)」だけなのです。
似たようなものに、「ありがた迷惑」というものもあります。本人は親切心でよかれと思ってやっていることでも、相手が望んでいなければ、その行為は「迷惑な行為」になります。例えば、相手が1人でやりたいことを、「大変そうだから」と言って無理に手伝おうとしたら、それは、ありがた迷惑です。
相手のことをよく理解していなければ、時にありがた迷惑なことをしてしまうこともあるでしょう。でも、そのときに大切なのが、その都度、相手の様子をよく観察することです。うれしそうなのか、迷惑そうなのかを、相手の表情と言動で判断するのです。このとき、“希望的観測”で見てしまったら、判断を誤るので注意をした方がいいでしょう。
「一途さとしつこさの違い」についても同じで、相手が迷惑そうな顔をしているときは、相手に構わないで、距離を空けることも大切です。「前は喜んでくれたから」ではなく、「その都度、相手の反応を見る」ことは大切なのです。
相手が望んでいなくても、べったり傍にいようとする人は、相手のためではなく、自分のためにそうしたいだけなので、そこにあるのは、愛ではなく、自己愛です。更に言えば、相手に依存している可能性が高いです。つまり、本当に「人を愛する」ためには、まずは自分自身が、きちんと自立していないと難しいんですよね。
“一途な人”が求める相手とは?
ここまで「恋人に一途になりやすい人」のタイプを紹介してきました。最後に、一番大切なことがあります。そんな“恋人に一途になる男性”が現れても、あなたが好かれなくては意味がありません。では、どうしたら好かれるのでしょうか?一途な人は、相手にも「一途であることを望む」ものです。つまり、あなた自身が、他の異性によそ見ばかりしないで、恋人だけをただただ思い続けられるような人でなければ、そもそも好かれる可能性は低いし、付き合えたとしても、2人の関係はうまくいきにくいでしょう。
あなた自身も“恋人に一途な女性”になることを心がけましょうね。
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