洗濯表示(洗濯マーク)とは?

洗濯表示とは、衣類の内側についているラベルに描かれたマークのこと

洗濯表示とは、衣類の内側についているラベルに描かれたマークのこと 

■洗濯表示でわかること
洗濯表示とは、衣類の内側についているラベルに描かれたマークのこと。その衣類にふさわしい扱い方(洗い方、干し方、アイロンのかけ方)が、記号で表示されています。ただし、あくまで「目安」としての情報、という捉え方がおすすめです。洗い方は、素材や、大切にしている度合いなども含めて、総合的に判断していきましょう。

■洗濯表示の変更で変わること
この洗濯表示が、2016年から新しい表示に変わりました。変更に関するポイントは以下の3つです。
 
  1. 記号のデザインが新しくなった
  2. 世界で共通に使用されている記号(ISO/国際規格)と同じになった
  3. 新しい記号が増え、より細かい表示になった
 
現状、みなさんがお持ちの衣類のなかには、新表示、旧表示、両方が混在していることと思います。そこで、新表示・旧表示どちらも簡単に読み取れるよう、洗濯のプロ・神崎健輔さん監修のもと、わかりやすく解説していきます。
 

新・洗濯表示:5つの基本マーク

新しい洗濯表示には、5つの基本となるマークがあります。まずこれを覚えたら、あとは線や点などで表示される「強弱」「温度」を確認すれば、すぐに意味が読み取れるようになります。これをふまえて、以降の新表示・旧表示の比較を確認していきましょう。
 
■5つの基本となるマーク
「家庭洗濯」「漂白」「乾燥」「アイロン」「クリーニング」の5つ、まずこれを覚えましょう。
新・洗濯表示:5つの基本となるマーク

新・洗濯表示:5つの基本となるマーク 


■「温度」を示す「・(点)」と、「強弱」を示す「―(線)」
「・(点)」は、数が増えるほど、温度は高くなることを示します。「ー(線)」は、数が増えるほど、作用は弱くなることを示します。
新・洗濯表示:点と線の意味

新・洗濯表示:点と線の意味

 

「家庭洗濯」のマークの読み方と、おすすめの洗濯方法

「家庭洗濯」の洗濯表示について、新旧を比較。桶マークの中の数字は、液温の限度を示しています

「家庭洗濯」の洗濯表示について、新旧を比較。桶マークの中の数字は、液温の限度を示しています

先ほどもお伝えしたとおり、これらの取り扱い方はあくまで目安です。たとえば、同じ表示がついていたとしても、綿と麻であれば麻の方をデリケートに洗ったほうがいい、というようなケースもありえるので、注意しましょう。
  

「漂白剤」のマークの読み方と、おすすめの洗濯方法

「漂白剤」の洗濯表示について、新旧を比較

「漂白剤」の洗濯表示について、新旧を比較

新・洗濯表示では、酸素系漂白剤(洗濯で一般的に使用されるもの)が使えるかどうかを示すマークが加わりました。「×」がついている洗濯表示の場合は、酸素系漂白剤も塩素系漂白剤も、どちらも使用できません。
 
「還元系漂白剤」については触れられていないので、ハイドロハイターなどの還元系漂白剤を使う場合は、「塩素系」を使用できるか否かを参考にしましょう。基本的に、家庭で塩素系や還元系を使う場合は、「真っ白の綿のシャツ」以外はおすすめできません。
 

「乾燥」のマークの読み方と、おすすめの洗濯方法

新・洗濯表示では、旧・洗濯表示にはなかった「タンブル乾燥(タンブラー乾燥)」ができるかどうかを示すマークが加わりました。タンブル乾燥(タンブラー乾燥)とは、ドラム式の洗濯乾燥機で、洗濯物を回転させながら熱風を当てて乾燥させる方法のことです。
 
■タンブル乾燥(タンブラー乾燥)についての表示
「タンブル乾燥」の洗濯表示

「タンブル乾燥」の洗濯表示

タンブル乾燥の場合、温度表示がない機体もあると思います。その場合、高温設定が80℃、低音設定が60℃と考えれば問題ありません。ただし、コインランドリーによっては、オーナーさんのチューニングで、10℃ずつ本来の設定から上げられている場合もあるので注意しましょう。初めてコインランドリーを利用する場合は、様子を見ながら乾燥したほうがいいです。
 
■自然乾燥についての表示
「自然乾燥」の洗濯表示について、新旧を比較

「自然乾燥」の洗濯表示について、新旧を比較 

  • つり干し:洗濯物を物干し竿などにかけて干すこと。
  • 平干し:平らな場所に広げて干すこと。
  • ぬれ干し:洗濯してすすいだあと、洗濯機で脱水したり、手でねじり絞りをしたりせずに干すこと。
  • 陰干し:日光による日焼け・色あせが心配なものを、直射日光を避けて、日陰で干すこと。
 

「アイロン」のマークの読み方と、おすすめの洗濯方法

「アイロン」の洗濯表示について、新旧を比較 

「アイロン」の洗濯表示について、新旧を比較 

「今、アイロンの温度が何度であるか」は、確認しながらやるのは難しいところ。衣類の色や素材をよく見て判断し、アイロンがけの手法を変更したほうがいいでしょう。たとえば、色の濃い物やウール、化繊系は、アイロンネットを使ってアイロンがけをするのが好ましいです。
 

「クリーニング」のマークの読み方

「クリーニング」の洗濯表示について、新旧を比較

「クリーニング」の洗濯表示について、新旧を比較


旧・洗濯表示では「ドライクリーニングができるか、できないか」の表示でしたが、新・洗濯表示ではさらに「ドライクリーニングの種類」までわかるようになりました。丸の中の「P」「F」は、クリ-ニング時に使用する有機溶剤の種類を表しています。
 
さらに追加になったのが、丸の中に「W」があるマークで、「ウエットクリーニングができるか、できないか」の表示です。ウエットクリーニングとは、クリーニング店が特殊な技術でもって水洗いから仕上げまで行う洗濯のことです。

ただ、基本的にこのマークは覚える必要はありません。クリーニングの方法は、クリーニング屋が見て考えるものだからです。

このマークで「×」(クリーニング禁止)とされていたとしても、絶対にクリーニングできないのではなく、何かしらの方法で洗うことはできる可能性があるので、どうしても洗いたいものがあれば、クリーニング店に相談して見ましょう。
  

洗濯表示に指示がなくても、洗濯時に気をつけるべきこと

洗濯表示さえ守っておけば万全!というわけではありません。他にも気をつけるべきことがあるので、合わせて知識を身に着けておきましょう。
 
■色移りに注意
衣類メーカーによっては、文字で「洗濯ネットを使用すること」「裏返して洗うこと」「色移りしやすいので注意」などの表記を加えるところもあります。特に「色移り」に関しては、見逃すとたいへんなことに。しっかり確認しましょう。
 
■特殊な素材は注意
素材によっては、洗濯表示に指示がなくとも、注意しなくてはなりません。たとえば「合皮」「レーヨン」「ウール」「シルク」などは、要注意。たとえば、以下のような心がけが必要です。
 
  • 合皮:乾燥機を使わない。温度によるストレスを与えると劣化して剥がれたりするので乾燥する場所も注意。
  • レーヨン:濃い色の物は他の衣類に移染しやすいので注意する
  • ウール・シルク:家庭洗濯可のマークがついていても、ウォッシャブル加工の効果が切れると縮む可能性があるので注意する(大切なものなら、クリーニングに出す)
 

洗濯表示の読み方・まとめ 

基本的には、桶のマークがどうなってるかが、家庭洗い可能かどうかの見極めのポイントです。特にファストファッションに多くなってるレーヨン素材は、洗濯表示だけで安易に洗うことが難しい場合もあります。洗って大丈夫かな?と判断に迷ったら、大切な衣類の場合は、積極的にクリーニング店に相談してみましょう。

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